2014.11.18
イメージの空模様を室内に表現する「Tempescope」―Tempescopeプロジェクト[MFT2014出展者紹介mini]
【出展内容の紹介】
Tempescopeとは、好きな時間、好きな場所の空を切り抜いて部屋の中に置いておくことを可能とするデバイスです。雨、曇り、雷など、様々な空模様を実際に箱の中に再現することで、明日の天気を可視化したり、過去の思い出の中の空を再体験したりすることができます。
Tempescopeプロジェクトの河本さんは、サイパン旅行をしたとき、「サイパンの空を部屋に持って帰りたい」と思ったそうです。それで開発されたのが、「Tempescope」。今回は「100均素材でつくった最初のプロト」「現在のオープンソース版」「来年リリースする製品版のプロト」を展示予定です!
【河本さんに5つの質問!】
Q1. モノをつくることと、あなたのこと、教えてください。
住まいは東京都国分寺市です。
私がつくるものはだいたい、日々の暮らしの中で足りないと感じたことを発端に発案しているものです。例えば「Tempescope」は、「遠い南国の空を日々の暮らしの中で感じられたらいいのにな」と思ってつくり、居間に彩りを与える重要な役割を担っています。
Q2. なぜモノをつくることが好きなんでしょう?
モノをつくる人間にとって、モノをつくるのは息をするようなものなのです。
Q3. お気に入りのツールを、ひとつだけ教えてください。
どこでもソフト開発、図面引きが行える、Macbook Air。
Q4.作品作りで最大の「成功!」または「失敗!」を教えて。
「成功!」
もっとも興奮した瞬間は、最初のプロトを1日でつくり終わり、雨と雲が出た時だと思います。最初は100均の素材で作った雑なプロトタイプでしたが、イメージ通りに滴る雨や湧き上がる雲を生み出すことに成功したときが記憶に残っています。
Q5. 当日、ビックサイトに来るまでの予定はどんな?
展示作品の予定の話になりますが、「Tempescope」は2015年にクラウドファンディングを開始する予定で、Maker Faire Tokyo 2014までに製品版の試作版を完成させたいと思っています。全体的な完成度を向上させ、水漏れしにくい構造に設計変更し、外観がより魅力的になるよう努力します。
(Tempescopeプロジェクトページ/ 河本さんの作品集も見てみてください。 )
Tempescopeプロジェクト・河本さんの作品は、Maker Faire Tokyo 2014で!
– 大川 晶子
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