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2016.07.05

プロジェクトにぴったり合った光り方をするLEDを選ぶためのガイド

Text by kanai

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私は子どものころから紙細工で遊んできた。なので、エレクトロニクスを扱うようになってから、すぐに電子回路と紙を組み合わせたいという衝動に駆られた。私は、自分で開発した紙の回路キットを販売し、そのひとつは現在、Kickstarterでキャンペーン中だ。自分のキットに最適なLEDを探すために、私は昔ながらの5ミリLEDから、さまざまな形やサイズのものを試してみた。

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私は多くのLEDを試して、それぞれに長短があることを知った。この記事では、私が紙とLEDの作品作りで学んだことを紹介したい。あなたがどんなプロジェクトに取り組んでいようと、この記事は適切なLED選びに、また次のプロジェクトでのパーフェクトなLEDの選択に役立ってくれることを願う。

* ここではLEDの物理的特性に焦点を当てている。実際に回路で使用するLEDに関しては、必要な電圧や電子的な特性をLEDのデータシートで確認してほしい。


LEDを選ぶときに考えること:

どんな形のLEDがいいか?

・LEDが露出するデザインであるかどうか。
・デザインの見た目にLEDがどのような効果を与えるか。
・LEDの光の形がデザインの中で完全に覆われるのか、デザインの一部となるのか。

光の形はどうしたいのか。
・光の形をどうするかを考える。
・スポットのように特定の場所を照らすのか、広い範囲を照らすのか。
・光の形を横から見せるか。どんな形にするか。

光のサイズはどのくらいにするか。
・ユーザーと作品との間の距離を考える。
・光源の大きさがデザインに影響を与えるか。
・LEDがメインの要素になるのか、または補助的なものか。サイズは関係するか。

拡散させるか、させないか。
・作品に相応しい光の質を考える。
・曇の日のようにソフトにするか、スポットライトのようにハードにするか。
・均一な光にするか、キラキラさせるか。

私が試した LED のいいところと、よくないところ。

5mm LED(オールドスタンドバイ)
いいところ:どこにでもあって安い。プロトタイプで使っておいて、後で別のLEDに置き換えることが可能。
よくないところ:小さな作品では隠しづらい。

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3mm LED
いいところ:紙の間に隠せる。小さくても足が長いので小さな子どもでも扱いやすい。
よくないところ:横の光が弱い。2枚の紙の間にきれいに収まったとしても、透けて見える光のバランスが均等ではない。

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10mm LED
いいところ:電球のようなインパクトがある。ロボットの目や、私の光るペーパーフラワーキットのように花の中央に使うとよい。
よくないところ:LEDを隠しづらい。大きくて目立ってしまう。

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帽子型LED
いいところ:光が広い。帽子型LED広角に光が広がる。大きな範囲を照らしたいときに便利。または、上の写真のルドルフの鼻のように、LEDに近い狭い場所を照らす場合にも使える。
よくないところ:光を集めたいときは向かない。光が横や後ろにも広がるため、そこをうまく考えて使わないといけない。

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角型LED
いいところ:光が集中する。上からまっすぐに、LEDの形と同じように四角く光が伸びる。プロジェクトによっては、とてもモダンに見える(ロウソクの火に使っても面白い)
よくないところ:光が拡散しない。四角い形状がプリズムのような働きをして、光が均等に広がらない。紙に貼り付けて光らせると、明るい部分と暗い部分ができてしまう。

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4ピンLED
いいところ:紙など平らなところにピッタリ置ける。3色(RGB)のバリエーションもある。普通のLEDよりも、銅のテープで配線しやすい。
よくないところ:大きい。幅が5ミリ以上あるため、うんと小さいLEDが欲しいときは、次に紹介する表面実装LEDを使うとよい。

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表面実装LED
よいところ:とても小さい。いろいろな種類があるが、紙と同じぐらい薄いものもある。プロジェクトに合わせて慎重に選ぶこと。
よくないところ:大きなインパクトがない。小さな光源は、角度によっては見えないこともある。とても小さいので、作業中になくしてしまうこともある。

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まだまだある……

以上は、市販されているLEDの形とサイズとタイプで分けた簡単な例だが、これを基準にして、いろいろな可能性を考えアイデアを膨らませてほしい。あなたの好きなLEDがここに入っていなかった場合は、どうか教えてほしい。そのよいところと、よくないところもね。よろしく。

これから、初めてエレクトロニクスで遊ぼうと考えている方は、私のペーパーサーキット・キットを見てほしい。電子回路の世界に踏み込む入口になる。または、私のKickstarterも見てほしい。10個の光るペーパーフラワーが作れるキットだ(Electric Embellishments(電気の飾り)という名前)。お値段は25ドル。友だちを招いて、今すぐいっしょに遊ぼう!

原文