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2019.10.04

日本のメイカームーブメントの自立と持続可能性を議論する「Mini MakerCon Tokyo 2019」11月2日(土)開催!

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本日、「Mini MakerCon Tokyo 2019」のウェブサイトを公開しました。


8月に開催されたMaker Faire Tokyo 2019には、過去最大の出展申し込みがありました。日本のメイカーコミュニティは、着実な広がりを見せています。しかし、5月に報じられたMaker Faire Bay Areaの当面の開催中止、Maker Faireのライセンス元であるMaker Media社の活動停止など、全世界のメイカームーブメントを先導してきた米国を中心に、Maker Faireに転機が訪れているのも事実です。

本カンファレンスは、8月のMaker Faire Tokyoで行われたパネルディスカッション「Maker Faireを持続可能にするには?」の議論を発展させ、これまで米国を「本家」として、それに追いつこうとしてきた日本のMaker Faireのあり方を見なおし、メイカーコミュニティを持続可能にすること、そのためにコミュニティに新規に参加する人々を増やす方法、可能であれば、独自の文化を持つ日本のコミュニティが、世界のコミュニティに貢献する方法を話し合います。

「Maker Faireを持続可能にするには?」の議論は、今村勇輔さん(@yimamura)によって、鼎談「Maker Faireを持続可能にするには?」 #MMFS2019にまとめられ、その後、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS])によるレポート記事「「Maker Faireを持続可能にするには?」セッションレポート、そして議論の今後の展開について #MMFS2019」も公開されました。今回のカンファレンスにて議論してほしいこと、提案などあればハッシュタグ#MMFS2019にて、ツイートしてください。

作ることの楽しさをホビーとして追求するメイカー、起業を考えるメイカー、そしてSTEAM教育にメイカームーブメントの成果を取り入れたいという方々が共存するコミュニティ作りに、Maker Faireが貢献する方法を話し合うきっかけになることを期待しています。

<開催概要>

名称:Mini MakerCon Tokyo 2019 日本のメイカーコミュニティの自立のために
日時:2019年11月2日(土)14:00〜18:00(受付開始 13:30)
会場:ステーションコンファレンス万世橋 アクセス
定員:130名
料金:一般/1,200円、学生/600円(税込)チケットはPeatixにて発売中です。
  ※学生=大学(大学院)生・専門学校生以下
  入場時には、学生証の提示を求める場合がございます。
主催:株式会社オライリー・ジャパン

<タイムテーブル>

13:30-14:00:開場・受付
14:00-14:05:主催者挨拶(オライリー・ジャパン)

14:10-15:25:セッション(1)未来のメイカーを育てるために
コミュニティを発展させるために重要なことは、新しいメンバーが継続して参加することです。このセッションでは、Young Maker(学生メイカー)をはじめ、あらゆる年代の方々がメイカーとしてのスキルを身に付けるための方法(主に教育)と、メイカーコミュニティが新しい参加者に開かれたコミュニティであり続けるために必要なことをさまざまな角度から議論します。

 登壇者:
 石川大樹(デイリーポータルZ)
 今野恵菜(山口情報芸術センター[YCAM]/乙女電芸部)
 新村彰英(中学校技術科)
 阿部和広(青山学院大学大学院)
 久保田晃弘(多摩美術大学情報デザイン学科)
 城一裕(九州大学大学院芸術工学研究院/山口情報芸術センター[YCAM])

15:35-15:55:ライトニングトーク「Maker Faire Tokyoで起こったこと」
Maker Faire Tokyoに出展して、会期中、または会期終了後に起こったことを共有していただきたいと思います(5分)。申し込みはカンファレンスへの参加申し込み(チケット購入)後にinfo@makejapan.orgにメールにて、「Mini MakerConライトニングトーク希望」という件名にて、お名前、ライトニングトークの概要(100文字未満)をご連絡ください。当日はPCを使用することはできません。また、事前申し込みに余裕があれば、会場でも申し込みを受け付けます。

15:55-16:05:休憩

16:05-17:20:セッション(2)Maker Faire Tokyoを持続可能にするには? #2
8月の「Maker Faire Tokyoを持続可能にするには?」(レポート記事)にて、「Maker Faireの価値は、参加者の人数や利益などの『数字』」では表しにくい」という課題が浮き彫りになりました。8月のセッションの続編とも言うべき本セッションでは、新しい登壇者の方をお招きし、数字で説明できない価値をどう説明するのか、また出展者にとってのMaker Faireの価値とは何かを議論し、Maker Faire Tokyoの持続可能性についての議論をより深めていきます。
 登壇者:
 岡本強(デンソー D’s Maker College)
 林雄司(デイリーポータルZ)
 矢島佳澄(乙女電芸部)
 久保田晃弘(多摩美術大学情報デザイン学科)
 小林茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS])


みなさまのご来場をお待ちしております!