Electronics

2013.03.12

MakerBotが卓上3Dスキャナーのプロトタイプを発表

Text by kanai

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MakerBot の CEO、Bre Pettis。

MakerBotは、本日、長い時間をかけてきたデスクトップ3Dスキャナー、Digitizerを開発していることを発表した。これは同社の3Dプリンターラインを補強するものだ。MakerBot の CEO Bre Pettis は、オースティンのSXSW Interactiveにおいてこの発表を行った。

「3Dプリントをさらに簡単にするための製品の開発は、我々にとっては当然の流れでした」とBreは会見で語った。「MakerBot Digitizerを使えば、物理的なアイテムをスキャンして、デジタイズして、3Dでプリントできるようになります。デザインの経験は、ほとんど、あるいはまったく必要なくなります」

今はまだ披露できる段階ではなく、MakerBotはテストを繰り返している。価格や出荷時期については触れなかった。秋に注文を開始するという。

このスキャナーは、スキャンしたいオブジェクトを載せるターンテーブルが備わっている。レーザーとカメラで、オブジェクトをデジタルファイルに変換する仕組みだ。Breによると、アーカイブ、プロトタイピング、複製、そして、プロトタイプ、モデル、パーツ、工芸品、アート作品、ジュエリーなどのデジタイズに最適だという。

「何かが壊れたら、またプリントすればいい」

Image of the Digitizer from Bre's SXSW talk, via Engadget. They're back to lasercut plywood!

SXSWの会見で発表されたスキャナーのイメージ。[Engadgetより]

一般消費者向けの3DおよびCADソフトウェアのライブラリーはどんどん大きくなっているが、一方で、3Dモデリングには技術と経験が必要だ。Digitizerは、3Dプリントで強く求められている「洗濯機と乾燥機」の組み合わせを実現するものだ。

まだDigitizerは目にしていないが、人気のFabbaloo 3Dプリントブログの筆者、Kerry Stevensonは、この知らせに興奮している。

「これはデザインをアップロードするときの問題を解決してくれる。デザインをゲットして、プリンターにそれを押し込むだけだ。家に3Dプリンターを持っている人は、さらに物から物へのプリントが可能になって、利便性はより高まる」

MakerBotの前コミュニティーマネージャーで、現在はAdafruit Industryのコミュニティサポートおよび伝導担当マネージャーのMatt Griffinは、3Dファイルの製作と実物のプリントとの間の「ギャップを埋める」ものなので魅力的だと語っている。

「自分の手を動かして、直感的に使いたいと願っている人たちのためのスキャナーだ」と彼は語っている。

追々、詳しい情報をお知らせしよう。

– Stett Holbrook

原文