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2014.06.20

テスラが特許を公開

Text by kanai

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Tesla Motors(テスラモーターズ) は、CEOであり創設者であるElon Muskのブログ記事を通して、電気自動車を作りたいという人に対して、今後、一切の特許権を主張しないと発表した。

「私たちが高性能な電気自動車の製造に道を拓いたとしても、知的所有権の地雷原が私たちの背後で他の業者を阻んでしまっては、私たちの目的とは正反対の結果を導いてしまう」とMuskは書いている。「私たちは、テスラが、他の電気自動車のメーカーが、そして世界が、共通の急速に発展する技術プラットフォームの恩恵が受けられることを信じている」

Muskのブログ記事は、彼の以前に設立した会社の話からテスラが大手自動車メーカーと渡り合った話、さらに発明家にとっては身近であろう心配事、つまり、大きな企業にスタートアップが潰されてしまうため、オープンソースはダメで特許は必要だという話に及んでいる。だからテスラも、バッテリーパック、効率的なモーターローター、熱制御システムの技術に関する133号特許を申請し取得した。

もちろん、Muskの今回の行動は、正確にはオープンソース化ではないが、彼はブログ記事の最初の段落でオープンソースへの動きに言及している。現に、多くの中小企業がオープンソースによって大成功を収めている。オープンソースは、コミュニティやクラウドソースの力を使って製品の質を高めることができ、それは大手企業には決して真似のできない方法だ。それは、プロトタイプから製品の生産に移ろうとしているMakerが、決断を迫られる問題だ。MakerConでも、大きなテーマになっていた。もし、あなた自身が現在、オープンソース化で悩んでいるならば、Free Software FoundationOpen Source Hardware Associationのサイトを見てほしい。

– Nathan Hurst

原文