2014.09.11
Bre PettisがMakerBotのCEOの座を下りてStratasysの新部門を設立
Bre PettisはMakerBotのCEOを辞めて、親会社であるStratasysでThe Innovation Workshopという新部門を立ち上げることになった。2015年からは、2011年からMakerBotにいるJennifer LawtonがCEOとなる。
これは当初、3dprint.com での無名のタレコミから伝わった話だが、StratasysのCEO、David Reisの発表によって確認された。
StratasysおよびMakerBotは、MakerBotの人事異動を行います。これは、2014年の第三、第四四半期から2015年1月にかけて実施されます。なかでも注目すべきは、Bre Pettisが日々の雑用から離れて、Stratasysの管理部門に入ります。そこで彼は、MakerBotとStratasysの将来を決める仕事ができるようになります。彼はまた、MakerBot役員会のメンバーとなります。現在MakerBot社長のJenny LawtonがMakerBotのCEOとなり、Frank Alfanoが最高収入責任者から社長に昇格します。MakerBot最高執行責任者のAric JenningsはStratasysのグローバル製造副社長として国際的な取り引きの仕事をするようになります。今回の昇進人事を私たちは大変に心強く感じ、これからもMakerBotとStratasysが建設的な関係を深めていくことを期待しています。
最初にタレコミをしてくれた人は、内部メールからの引用としてInnovation Workshop について話してくれた。
Breに関してすごいニュースがあります。社内にMakerBotと共にフルスピードで前に進むためのチームができました。BreはRobert Steiner、Liz Randel、Aljosa Kempeleと共に、新しいInnovation Workshopという構想を(MakerBotとは別に)立ち上げようとしています。MakerBot、Stratasys、Solidscape 3Dのプリンターで何ができるかを示すためのショーケースです。彼らが何を作るのか、すごく楽しみです。……ランチパーティーも!
Stratasys Newsroom にも MakerBot報道資料ページにも、そのワークショップに関する詳細は書かれていない。ワークショップに関する公式な話を聞いているところなので、わかり次第報告する。
更新:Innovation Workshopの情報はもう少し待ってほしいとのこと。現在、発表のための情報をまとめているところだそうだ。その代わり、Jennifer Lawtonの経歴を教えてくれた。
Jennifer Lawtonは2011年よりMakerBotに加わり、会社の戦略と成長に関する全般的な業務を担当してきた。そこには、戦略的提携、製品開発、販売も含まれる。MakerBotでは、彼女は起業家として、技術者として、そして起業家精神の擁護者として尊敬を集めている。
1991年、LawtonはITコンサルティング会社、Net Daemons Associates(NDA)を協同創設。LawtonがCEOを務めるNDAは、1998年、「Inc.」誌が選ぶもっとも成長の早い全米500社のひとつに数えられた。また、デロイト & トウシュ社の1997年と1998年のFast 500リストにも載った。1999年にはNet Daemonsは Interliant Inc.(前Sage Networks)に買収され、Lawtonは上級副社長となった。その後、Softbank Venture CapitalからMobius Venture Capitalにかけて駐在起業家として働いた。
2001年、同社を去ったLawtonは、コネチカット州オールドグリニッジの独立系書店、JustBooksとJustBooks Too、さらにArcadia Caféのオーナーになった。それから10年間、小売りベンチャー業界で成功を収めた彼女は、ビジネスとテクノロジーの世界に戻ってきた。Rockin’ Water and RAM ScientificでCOOを、Mercury Solar Systemsでは執行上級副社長を務めた。現在は、Downtown Brooklyn Partnershipの役員。
– Caleb Kraft
[原文]