2016.05.25
旋盤で削りだした竹製デススターを見よ
このところ、非常に多くの人たちがYouTubeでコンテンツを発表しているのを見ては、とても刺激を受けている。なかには大変に丁寧に作られているものもある。プロジェクトを始めて、最後まで作り上げるのは大変なことだが、その過程を詳細に記録して、結果としてチュートリアルとしてインターネットで公開するのも大変だ。さらに全体を記録して、編集して、そのビデオを公開するのはまた大変なことだ(多くのMakerは、写真付きで詳しい作り方の説明を「Instructables」などで公開している)。
そして、ここにさらに進んだレベルのビデオがある。娯楽性があり、気の利いたFrank Howarthの最新ビデオだ。旋盤で削りだした竹製デススターができるまでの記録が、May the 4th Be with Youフェスティバルのために公開された。このプロジェクト自体すばらしいのだが、ビデオもまたすばらしい。スター・ウォーズにちなんだサウンドや視覚効果が加えられ、ストップモーションやデジタルエフェクトも駆使されている。なんといっても、プロジェクトの楽しさと驚きに満ちているのだ。これを見ると、どうしても笑顔になる。次になにが起きるのかを楽しみにしながら見ることができる(プロジェクトとビデオの両方でね)。
このプロジェクトには、すばらしい点がたくさんあるが、なかでもFrankが材料の繊維や木目などをデススターの外観に応用しているところがすごい。集成材の細かいトーンの変化が、デススターのごちゃごちゃした部分を効果的に表現しているのだ。Frankは次のように解説している。
May the 4th be with you! 私は竹の集成材からDeath Starを削り出しました。これはトレンチの部分で2つに分かれています。それぞれの半分は、9つのリングで構成され、それぞれのリングは13個のセグメントに分かれています(13は悪の数字)。この2つをつなげるために、もうひとつのリングが使われています。スーパーレーザーのディッシュは別に削り出しました。デススターに穴をあけて、ディッシュの断面をCNCルーターで整えて、2つをフィットさせました。
[原文]