Kids

2019.06.12

定番のmicro:bit入門書が待望の改訂!『micro:bitではじめるプログラミング第2版』は6月19日発売!

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micro:bitの入門書としてご好評いただいているMake:シリーズの『micro:bitではじめるプログラミング』。このたび、待望の改訂版ができあがりました!

本書は、プログラミングに興味を持ちはじめた小学校高学年~中学生くらいのお子さん、またプログラミング教育やSTEM教育に関心をお持ちの親御さんが、親子でいっしょにプログラミングをはじめて学ぶのに最適な本です。

大きな改訂ポイントは、プログラミングツール「MakeCodeエディター」の新バージョンに対応したことです。紙面全ページにわたって、プログラムはすべて最新版で説明をしています。

そしてもう1つの大きなポイントは、フルカラー化! 第1版は2色刷りだったのですが、全編カラーとなり、ブロックの色分けや作例もより見やすくなりました。

さらに、作例内容もガラッと刷新しています! 3章、4章、5章を中心に、第1版にはない新作が続々登場しています。スイッチエデュケーションさんの新しいモジュールを使った楽しい作品も盛りだくさん。5章では、micro:bitを使ったSTEM教育の実践例を紹介していますので、家庭だけでなく、教育現場で教える立場の方にも参考にしていただけます。もちろん、第1版に引き続き「ブロックリファレンス」もばっちり掲載しています。

それから、表紙の左上のロゴ、いままでのMake:シリーズの本にはなかったロゴになっているのにお気づきでしょうか? 本書の刊行と同時に、「Make:KIDS」というサブブランドを立ち上げました。小・中学生~高校生のみなさんに読んでいただける本や、親子で一緒に楽しんで読んでいただけるような本が、これからも続々予定されていますので、どうぞお楽しみに!

Micro:bit教育財団CEOのギャレス・ストックデイル氏からも、本書にお言葉を寄せていただきました(後述)。2020年度からのプログラミング教育義務化で、ますます注目が集まるmicro:bit。初めての方も、すでに触ったことのある方も、お子さんと一緒に楽しみたい親御さんも、教育にかかわる方も、みなさんにお勧めできる1冊です!

なお、「たのしいmicro:bitコンテスト2019」にも、たくさんの作品をお寄せいただきました(現在応募は締め切っています)。Maker Faire Tokyo 2019会場内で決勝大会が予定されています。ユニークなアイデアあふれる作品たちを、ぜひ会場でご覧ください!

●書籍概要
スイッチエデュケーション編集部 著
2019年06月19日 発売
B5変形判/192ページ カラー
ISBN978-4-87311-876-5
定価2,160円
◎全国の有名書店、Amazon.co.jpにて予約受付中です。
◎目次など詳しい情報は、O’Reilly Japan – micro:bitではじめるプログラミング 第2版――親子で学べるプログラミングとエレクトロニクスを参照してください。

『micro:bitではじめるプログラミング 第2版』で紹介する作例の一部

●本書より(「はじめに」より)
 プログラミングとコンピュテーショナルシンキングは21世紀の基本的なスキルです。Micro:bit教育財団はすべての子どもたちが知るべきものと信じています。BBC micro:bitは子どもたちがテクノロジーを学び、創造性を解き放ち、世界を広げるのに役立つように設計されています。2012年にイギリスで生まれ、研究と開発を重ねて2016年にイギリスのすべての7年生に配布されるにおよび、ついにひとつの頂点に達しました。
 ハードウエアとしてのBBC micro:bit はプログラム可能な小さなデバイスです。簡単にプログラムが作れ、応用範囲も広く、コンピュータを学ぶ子どもたちが思うことを実現してくれます。とくに、はじめてプログラミングを学ぶ子どもたちが扱いやすいように作られています。
 BBCの調査では、micro:bit を手にした子どもたちの89%が、micro:bit を使うことで「だれでもプログラミングを学べると感じた」と言っています。中でも、micro:bit を使った70%の女子が、「科目としてのコンピューティングを選択する」と言っているのは注目に値します。イギリスでのmicro:bitプロジェクトは、非常に大きな成功をおさめたといえるでしょう。
 今や世界中にその波は広がっています。シンガポール、デンマーク、クロアチア、カナダなど、50か国以上の国々で使われるようになりました。
 BBC micro:bit の成功は革新的ハードウェアだけでは成し得ないものです。すばらしいエコシステムの存在がそこにあります。だからこそ、先生や子どもたち、あるいは創造的かつ楽しくテクノロジーを使うことに関心のあるすべての人にとって、micro:bit がたいへんすばらしい道具となっているのです。われわれのエコシステムは、ハードウェアやその周辺機器、アドオンボードなどで構成されています。そこには、熱心な人々が集まる活気に満ちたコミュニティから寄せられた多くの楽しいプロ
ジェクトやレッスン、おもしろいアイデアなどがあり、オンライン上で自由に利用できます。
 しかし、われわれのエコシステムにとって最も重要な構成要素は、ユーザーであるみなさんです。
 この本を手に取ってくれたみなさんに感謝したいと思います。われわれMicro:bit教育財団は、micro:bit でみなさんがすばらしい体験をされることを切に願っています。
――Micro:bit 教育財団 CEO〈最高経営責任者〉ギャレス・ストックデイル