こんにちは、乙女電芸部(おとめでんげいぶ)略して「おとでん」です!
東京では30度を超える日もでてきて、ついに夏が始まりますね! みなさまいかがお過ごしでしょうか? 今回はちょっと涼し気なアイテムのご紹介もありますので、ぜひこの夏もおうちのなかで工作を楽しみましょう。それでは、おとでん通信第4回スタートです!
記事目次
・おとでんレシピ:光るクラゲストラップ
・おとでんギャラリー:なでなで帽子
・おとでんを支えるツールたち:結束バンド、有孔ボード
・おとでんの日常
おとでんレシピ
今回は夏にぴったりの作品「光るクラゲストラップ」の作り方をご紹介します。簡単に作れるので、お子様にも是非チャレンジしていただきたいです!
材料
①ボタン電池(CR2032)
-主な購入先:100円ショップ、コンビニ
-備考:型番を間違えないように注意。
②LED(3mm砲弾型)
-主な購入先:秋月電子、千石電商などの電子部品店、ホームセンター
-備考:3V(ボルト)で光るものを選んでください。
※LED電球やオーナメント用ではありません。
③チュール(10×10cmが1枚)
-主な購入先:手芸用品店
※ソフトチュールではなく、ハードチュールと呼ばれるハリのあるものがおすすめ
④透明のヘアゴム
-主な購入先:100円ショップ
⑤飾り糸
-主な購入先:100円ショップ、手芸用品店
⑥ストラップ金具(フック付き)
-主な購入先:100円ショップ、手芸用品店
⑦マスキングテープ
-主な購入先:100円ショップ
⑧オーロラフィルム
-主な購入先:シモジマなど、ラッピング用品を取り扱っているお店
マスキングテープ以外の材料が入ったキットを乙女電芸部のキット販売SHOPにて販売中です!
作り方
1. オーロラフィルムをチュールで包み、ヘアゴムで3,4回くくります。
2. てるてる坊主のようになったら、LEDをボタン電池に挟みます。
3. マスキングテープで電池をしっかり留め、くらげの結び目に下から挿します。
4. 結び目に飾り紐を固結びし、ストラップを頭部分につけます。
できあがり!!
動画もあわせてご覧ください。
飾り紐をあえて長めにしたり、オーロラフィルムをすこし引き出して垂らしたりすると、よりリアルなクラゲのようになるので試してみてくださいね。
暗いお部屋で光っているクラゲを見ると、なんだか生きているようで可愛いんです。ぜひ何匹かお友達も作って、お家で水族館気分を味わってみてください♪ 作った作品はInstagramなどにハッシュタグ「#おとでんレシピ」をつけてアップしてみてくださいね。
おとでんギャラリー
これまでの作品をアーカイブするおとでんギャラリー、今回は乙女電芸部結成当初から存在する最古(?)の作品、「なでなで帽子」をご紹介します!この作品は、乙女電芸部発足のきっかけになりました。完成したのは結成当時ですが、今もMaker Faire出展ブースの盛り上げ役として現役で大活躍しています(笑)
まずは動画をご覧ください!
乙女電芸部の名前の通り、乙女の心を表現した作品です。その乙女の心というのは、「誰かに頭をなでなでされたい」というある種普遍的な欲求。当時の私たちは、何を思ったかこの欲求を電子工作の力で実現させようと考えました。
採用した仕組みはシンプルで、サーボモーターに取り付けたウレタンスポンジを動かすというもの。サーボモーターの動作にはランダム関数をまぜることで、まるで人がなでなでしてくれているような、不規則なリズムを実現しています。サーボモーターと電力供給源のモバイルバッテリーは、ベレー帽の内側に取り付けたポケットに収納することで、外からは見えないように工夫しています。
お子さんにかぶってもらうと、いつも「動物が中に入ってるみたい!」とちょっとびっくりされます。大人のみなさんに被ってもらうと、「あ、たしかになでなでされているみたい!」と笑っていただけます。
作品ができた理由は冗談みたいですが、自分の欲求を自分で形にするということを表現できた作品として、乙女電芸部にとって今もとても大切なものです!
おとでんを支えるツールたち
おとでんになくてはならないツールを紹介していくこのコーナー、今回取り上げるのは結束バンドと有孔ボード。この2つ、実はさまざまな使い方ができるスグレモノ。特に2つを組み合わせて使うと、機能的にも、デザイン的にも色々なことができるんです!
ここでは、結束バンドと有孔ボードの基本的な情報と、ちょっとした豆知識、実際に組み合わせて使っている様子などをご紹介します。
結束バンド
結束バンド(インシュロックや、インシュロックタイなどと呼ばれることもあります)は、基本的には複数のケーブルを束ね、整えるための配線材料です。
素材別結束バンドの違い
■ナイロンやポリプロピレンなどのプラスチック製
おそらく一番メジャーで、有孔ボードにフックを固定したり、カーテンレールからカーテン以外のものをぶら下げるのに使ったりと、DIYでもよく使うのはこのタイプです! 室内用は白(乳白色)のもの、野外で使用できるのは黒(耐候性)というのが基本ですが、最近では色もサイズも豊富になってきており、色を生かしてデザイン性を出すことも可能になってきました!
■ベルクロ(マジックテープ)製
付けたり外したりが簡易なので、長いケーブルを収納したり持ち運んだりする際の「仮束ね」に使用します。
結束バンドと一緒につかうもの
■ラジオペンチとニッパー
ラジオペンチで締め上げると、手で締めるよりきつくできるし、ハサミを使うより楽に余った部分を切ることができるのでおすすめです!「結束バンドニッパー」というラジオペンチとニッパーの両方の役割ができるちょっとマニアックな工具もあったりします。
■マウントベース
主にケーブルを壁などに這わせて固定するときなどに使います。予めマウントベースを壁などに貼り付け固定しておいて、そこに結束バンドを一度通してからケーブルなどを締める、という使い方が一般的です。
こんなのもある! 結束バンド
■タグ付け・マーキング用
自分の機材には名前を…というのは、色んな人と一緒にものづくりをする時の鉄則ですが、実はケーブル類はすごく名前を書きづらいんです…。そんな時に、タグ部分のある結束バンドはすごく便利でおすすめです。
■繰り返し使える結束バンド(リピートタイ)
通常、結束バンドは一度結束すると、2度と取り外しができません。しかしリピートタイプは爪(ストッパー部分)を押しながら引き抜くことで何回も使用できちゃいます! 余分な部分をカットせずにすむように、それを入れ込む穴が空いているタイプなんかもあったり、作品の仕込みなど、忙しい施工時にぴったりです。
有孔ボード
有孔ボードは、4〜5mmくらいの小さな穴が一定間隔で開けられている板のことです。ペグボードとも呼ばれています。板に空いている穴に専用のフックをつけると、モノをひっかけて保管することができるようになります。
有孔ボードは、モノが取り出しやすくなるし、スペースを有効に利用できるので、業界問わず多くの方に活用されています!お片付けが好きな方はご存知かもしれません。
電子工作やDIYが好きな私たちも、有孔ボードを活用しています。乙女電芸部のメンバー、池澤の自宅のデスク前にも大型の有孔ボードを設置しています。
工具が取り出しやすいのはもちろん、愛用している道具を常に眺めることができるし、結束バンドを使って、きれいにケーブルを配線することもできますよ!
ちなみに今年の1月に札幌のSCARTSで行った、中高生との共同作品制作の展示でも、結束バンドと有孔ボードをたくさん使いました!黄色などのカラフルでかわいいプラスチック製の結束バンドを使って、有孔ボードの自由な位置に展示物を固定しています。
この展示の詳細については、また後日詳しくお伝えします!
おとでんの日常
作品をつくったらみんなに発表したいもの。instagramやYouTubeでどんどん作品発表をしていくために、おうち時間を使って、きれいに撮影するためのスタジオづくりにいそしんでいます!
背景に白いシーツをはり、おうちに眠っていたカメラをかき集めていろんなアングルで撮影できるようにしています。
今回のクラゲの作り方はこんなふうに上から撮影しました。一眼レフカメラにPCをつないでライブビュー表示しながら撮っています。
みなさんもぜひおうちの中のミニスタジオをつくってみてはどうでしょうか?
こんなふうに撮影した動画をYouTubeの乙女電芸部チャンネルで公開しています!
https://www.youtube.com/channel/UCyv6h3OwwVOFqt5EyEoHEgA
ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。次回もお楽しみに。