Other

2020.11.18

「Maker Faire Tokyo 2020」レポート #7 — いつだってものを作ってきたメイカーが語り合うパネルディスカッション「メイカーに生まれて」

Maker Faire Tokyo 2020のステージプログラムでは、10月3日・4日の両日ともに7本ずつのパネルディスカッションとプレゼンテーションが組まれた。初日の最初のステージは、「メイカーに生まれて」と題したパネルディスカッション(YouTube Liveでも配信)。

登壇者は、今江望さん(今江科学)、原田直樹さん(denha’s channel)、北村満さん(ヒゲキタ)。

Kids

2020.11.17

「Maker Faire Tokyo」ストーリー — 数学好きな小学1年生のビジョンを大学生が形にしたボードゲーム「Museum of Mathematics」

数学が大好きな小学生と大学サークルがタッグを組んで製作した大型の立体ボードゲームが、「Museum of Mathematics」(Ryo×理科大Fabri.)だ。Maker Faire Tokyo2020に出展されて注目を集めた。

このゲームは、レーザーカッターでMDFを加工、複雑な構造に組み上げられている。進路はくねくねとつながって、全体はテーブルいっぱいに広がる。各パート(島)はフシギなかたち。刻まれた模様も呪文のような記号。観覧車があったり、ルーレットがあったり。

Science

2020.11.11

「Maker Faire Tokyo 2020」レポート #6 — 原価300ドルのオープンソースリアルタイムPCRマシン「Ninja qPCR」

バイオテクノロジーに関連した作品は、Maker Faire Tokyoでたびたび見かけるが、Maker Faire Tokyo 2020では、原価300ドル(≒3万円)のリアルタイムPCRマシン「Ninja qPCR」が登場した。

PCRマシンを自作する

作ったのは久川真吾さん(以下、久川さん)、久川まり子さん(以下、まり子さん)。これまでもソフトウェア開発を本業としながらDIYでさまざまなものを作ってきた。二人が最初に作ったPCRマシンは、2018年6月完成の「Ninja PCR」。

Electronics

2020.11.10

「Maker Faire Tokyo 2020」レポート #5 — 量子ビットの操作を可視化した「8bit Quantum Computer」

鉄板の上に砂をかけ、スイッチを入れると独特の絵が浮かびあがる。時間が立つとともに、描かれる絵は移り変わっていく。そんな不思議な装置を作って、Maker Faire Tokyo 2020にやってきたのは、新里祐教さんと今村謙之さん。

これは量子コンピューターのQPU(ノイマン型コンピューターのCPUにあたる)における量子ビット(Qubit)の操作を表現したものだ。量子コンピューターは、量子の状態を使ってビットを表現する。その量子の状態の変化を「砂で描いたクラドニ図が音波により変わる」ことで表している。

Other

2020.11.02

「Ogaki Mini Maker Faire 2020」オンライン部分の出展者募集は11月15日(日)の17時まで

「Ogaki Mini Maker Faire 2020」オンライン部分の出展者募集について、総合ディレクターの小林茂さん(情報科学芸術大学院大学 [IAMAS] )からご案内をいただきました。

岐阜県大垣市の物理会場とのハイブリッドで開催するDIYの祭典「Ogaki Mini Maker Faire 2020」では、オンライン部分に関する出展者募集を開始いたします。

今回募集するのは、以下の3種類です。

Fabrication

2020.10.22

「Maker Faire Tokyo 2020」レポート #3 — 3Dプリンタの生成物をものづくりの工程に利用する「野良雲焼」プロジェクト

今年も、さまざまな作品が登場したMaker Faireだったが、その中から「野良雲焼」プロジェクトを取り上げたい。これは、3Dプリンタの出力物を原型に焼き物を作ろうというtinker.jpさんのプロジェクト。これは、モデリングソフトを使ってデザインしたものを3Dプリンタで出力し、それで磁器を作るというものだ。3D出力したものがベースで、まず、そこからシリコンで型(分割したもの=割型)を取る。最終的にこの部分を石膏にするため、いったん反対側の型を取り、石膏で再度、型を取る。

Fabrication

2020.10.20

「Maker Faire Tokyo 2020」レポート #2 — “着る”モビリティ、交通デザイン研究所の「MOBILE WEAR」がバージョンアップ

新たなパーソナルモビリティとして、交通デザイン研究所の河田法之さんが提案する「MOBILE WEAR」。Maker Faire Tokyo 2019に続き、Ver.2にあたる「MOBILE WEAR Mk-II」がMaker Faire Tokyo 2020に登場した。「立ち姿勢」あるいは「座り姿勢」で移動できるというコンセプトのパーソナルモビリティだ。

Fabrication

2020.10.19

「Maker Faire Tokyo 2020」レポート #1 — 1本の糸から立体を編み上げる「ソリッド編み機」

大学でデジタルファブリケーションを研究していた廣瀬悠一氏が出展したのは、編み物で立体形状を出力する「ソリッド編み機」である。

ソリッド編み機が直方体の形状を編んでいく動画

一般的な編み物は、1本の糸から2次元の面を編んでいく。編み方のデータがあれば現物がなくても複製が可能だ。このことは立体データを送信した先で3Dプリントすれば、立体物を輸送する時間や手間がかからないのに似ている。編み物のデジタル的な側面に気付いた廣瀬氏は、2次元の面を積み上げて3次元の形状を編む「ソリッド編み」を考案した。

Electronics

2020.10.08

「たのしいmicro:bitコンテスト2020」Maker Faire Tokyo 2020にて決勝大会が行われました!

教育用マイコンボード「micro:bit(マイクロビット)」を使った作品コンテスト「たのしいmicro:bitコンテスト2020」の決勝大会が、10月4日(日)にMaker Faire Tokyo 2020の会場内で行われました。

今年で3回目となる本コンテストでは、6~8月に作品を募集し、9月上旬に一次審査通過作品を発表。一次審査を通過した2部門6作品をMaker Faire Tokyo 2020の会場に作品を展示するとともに、会場ステージで最終プレゼンによる決勝大会が行われました。

Other

2020.10.04

Maker Faire Tokyo 2020 Day 1レポート― 話題の外骨格恐竜、自宅粒子加速器から電飾サンバ衣装など驚きの作品がたくさん!

Maker Faire Tokyo 2020が今年も開幕した。初日の会場から目についた作品を写真で紹介する。

外骨格恐竜

会場入口からすぐのところに鎮座しているのはヒゲキタさんによる「外骨格恐竜」。プラ段ボール製で、内部に人間が入って動かすことができる。子どもたちは大人気で、会場を練り歩くときは、いつも子ども達がゾロゾロと後ろをついていく様子が見られた。

手作りバーチャル・ワールド

演劇のセットのようなブースは、ズームス・ラボによる「手作りバーチャル・ワールド」。