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2018.07.27

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #4|Makerの技術と “思い” が活きるアシスティブテクノロジー

お年寄りなど介護が必要な方や障害を持った人の生活機能を向上させたり改善させたりする技術を「アシスティブテクノロジー」と呼ぶ。今回のMaker Faire Tokyoではアシスティブテクノロジー関連のプロジェクトが、これまでよりも多く出展されている。一人ひとり異なるニーズに合わせた「一点もの」は、Makerが手がけるプロジェクトとしては最適な方向性の1つだ。

交通事故で歩行に障碍を負った倉本義介氏(多摩ファビリティ研究所)は、『FabLife』(田中浩也著・オライリー・ジャパン)に刺激を受けて自分用の電動車椅子を作り始めた。

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2018.07.26

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #3|きゅうりからじゃんけんまで。AIと画像解析で課題を解決する

人工知能の手法やライブラリが充実し、さまざまなアイデアを手軽に試せるようになった。Maker Faire Tokyo 2018での人工知能関連の展示から、画像を解析するものを中心に紹介する。

「workpiles」のきゅうり選別機は2年前のMaker Faire Tokyoに初めて出展された。画像解析の例としてわかりやすく、またきゅうり農家が業務での利用を目指していることもあって大きな話題になった。今年はその試作4号に加え、十分大きくなったきゅうりを生い茂った葉の中から見つける「きゅうり収穫レーダー」も出展する。

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2018.07.25

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #2|誰でも入学できる「ダンボール大学PTS」でダンボール工作を楽しもう。会場内を練り歩くコスプレパレードも

いまダンボールが熱い。ダンボールは簡単に入手でき、丈夫で加工しやすい。工作向きの素材であり、先日発売された家庭用ゲーム機向け体感ゲームのコントローラ素材にも採用されている。そんなダンボールの工作を楽しめるのがMaker Faire Tokyo 2018の特設コーナー「ダンボール大学PTS(パートナーズ)」である。

「ダンボール大学PTS」は誰でも入学できるダンボールの学校だ。「make道場」や「テアタマ〜ズ!」のメンバーがコラボレーションして提供している。

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2018.07.24

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #1|自作キーボードの世界を堪能する

人間とコンピュータをつなぐインターフェースの代表がキーボードである。最近は既製品のキーボードにあきたらず、自分好みのキーボードを作る人々が増えているという。特に左右が分離したキーボードは両手を広げて入力できるため、肩こりになりにくいとされ人気のようだ。

「自作キーボード ゆかりや」が展示する自作キーボード「ゆーかり」は複雑な曲面を持つケースを3Dプリントで作成し、トラックボールも備えている。また一般的なパソコン用キーボードと違い、キーの位置が上下でずれない「格子配列」であることも特徴である。

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2018.07.10

Maker Faire Tokyo 2018 ─ 出展者情報公開!

Maker Faire Tokyo 2018の出展者情報ページを公開しました。いつもと同様に、エレクトロニクス、ロボティクス、ミュージック/サウンドなどのカテゴリ別に掲載されていますので、興味のあるカテゴリからチェックしてください。

今年も新しいカテゴリを増やしてみました。その中で(やはり)出展者が増えたのは、AI/画像認識です。他に、アシスティブテクノロジー(障害を持った方や介護のためのプロジェクト)関連の出展がかなり増えたところは興味深いところです。

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2018.07.06

Young Maker ベイエリア遠征チャレンジ ― 慶応大学Fab Nurseチームがメイカーの “聖地” で感じたこと

編集部から:株式会社オライリー・ジャパンのMaker Faire Tokyoチームでは、若い世代の方に、国際的なイベント出展で自ら作品を発表する経験を通じて、ものづくりや科学技術、国際交流に対する視野を広げてもらうことを目的に、世界最大のメイカーの祭典「Maker Faire Bay Area」へ出展する学生をサポートするプログラム「Young Maker ベイエリア遠征チャレンジ」を実施しました(概要はこちら)。今回、出展チームとして選考された慶應義塾大学Fab Nurseチームの淺野義弘さんに、その経験を寄稿していただきました。

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2018.05.22

Maker Faire Tokyo 2018 ポスター/フライヤー配布キャンペーン

Illustration: zuck Design: Nakanishi Yosuke (STUDIO PT.)

「Maker Faire Tokyo 2018」のポスターとフライヤーができあがりました。今回も、学校や店舗、Makerspace、FabLab、ハッカースペースなど、人が集まる場所でポスターの掲示とフライヤーの配布にご協力いただける方にポスター/フライヤーを無料でお送りします。
以下のURLのフォームからお申込みください。

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2018.05.18

Ogaki Mini Maker Faire 2018は、12月1日(土)、2日(日)に開催決定!

Maker Faireは、電子工作やロボット、クラフト、ペーパークラフト、電子楽器、サイエンス工作、リサイクル/アップサイクルなど、様々な分野のつくり手「Maker」(メイカー)たちが全国から集まり、つくったものを見せ、語り、その楽しさを共有するイベントです。大垣での開催は今回で5回目となり、2016年に開催した「Ogaki Mini Maker Faire 2016」は140組以上の出展者と約6,000人の来場者により、驚きと興奮と共感に沸きました。

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2018.04.04

Maker Faire Tokyo 2018の出展者、スポンサー募集を開始します!

お待たせしました。「Maker Faire Tokyo 2018」出展者、スポンサー募集を開始します。締切は5月2日(水)です。イベントの概要や出展要項は、本日公開したMaker Faire Tokyo 2018のウェブサイトにてご確認ください。今年は過去最大規模での開催となり、より多くの出展者の方に参加していただくことが可能です。

ここ2、3年、Maker Faire Tokyoへの出展がきっかけになって起業へとつながった事例がいくつかあります。

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2018.01.10

Maker Faire Rome 2017 #3:いかにイタリアは教育と産業を支援しているか

日本でもプログラミング教育への関心の高まりもありMaker Faireに来る親子連れが年々増えているが、Maker Faire Romeはいつも子どもの参加者でいっぱいだ。今回はその教育関係への充実ぶりを通してMaker Faire Rome 2017をレポートしよう。

上は2015年の時点での画像だが、毎年開催初日である金曜日の午前中は「Educational Day」として開放され、どこを見ても引率の先生に連れられた子どもだらけ。2017年は小・中・高合わせて2万7千人ほどの学生・生徒が集まったという。