Other

2018.08.05

Maker Faire Tokyo 2018レポート #4|木と鉄で作る原付3輪自動車、ソルダリング・シンセサイザー、黒ひげ危機一発VRなど、見逃せない19のプロジェクトを紹介!

今年もMaker Faire Tokyo 2018の夏がやってきました。今年も世界中から集まってきたMakerが、自慢の作品を持ち寄ってお祭り騒ぎを楽しんでいる。さっそく会場で目に止まった作品を紹介したい。

木と鉄で作る原付3輪自動車

りひと工業自動車部が制作した、木と鉄製のオリジナルフレームに50ccのエンジンとホンダ カブの部品を組み合わせて作った自作原付3輪自動車。材料のほとんどはホームセンターで変えるものばかり。ナンバーも取得しており、実際に日々の通勤に使用しているとのこと。

Fabrication

2018.08.04

Maker Faire Tokyo 2018レポート #3|チェコ生まれの “自己増殖する3Dプリンター” Original Prusa i3 MK3が日本で販売開始

PRUSA RESEARCHはチェコの3Dプリンターメーカーである。自社開発の3Dプリンター「Original Prusa i3 MK3」を来週からAmazon.co.jpで販売するプロモーションを行っている。価格は自作のキットが99,800円、組み立て済みの本体は149,800円である。

Prusa i3は個人向けの機種で一般的なFDM(熱溶解積層)方式の3Dプリンターで、フィラメントと呼ばれるひも状のプラスチックを溶かしながら一筆書きの要領で積み上げていく。

Electronics

2018.08.04

Maker Faire Tokyo 2018レポート #2|ハイレゾオーディオとGPSに対応するマイコンボード「SPRESENSE」

ソニーセミコンダクタソリューションズは7月31日に発売したマイコンボード「SPRESENSE」(スプレッセンス)を展示している。メインボードの大きさは約2センチ×5センチ。0.7ボルト駆動と低消費電力ながら6コアの強力なCPUを搭載しているのが特徴である。またハイレゾオーディオに対応したオーディオ機能、GPSとGLONASSの信号を受信できる測位機能をメインボード内に持つ。開発にはArduino IDEを利用する。

SPRESENSEのメインボードは定価5,500円。

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2018.08.04

Maker Faire Tokyo 2018レポート #1| 親子で楽しめるワークショップや展示がいっぱい

2018年8月4日(土)12:00、Maker Faire Tokyo 2018が開幕しました。開場前には1,000人以上の列が! 今年は約600組もの出展があり、1日かけてすべての展示を見ようという来場者の意気込みを感じることができました。今年の会場は東京ビッグサイトの西1・2ホール。メインエントランスから近く、会場は回遊できるつくりなので、全体をざっくり見たい方も出展者と話をしながらじっくり見たい方も、快適にご覧いただけます。夏休み期間中ということで、今回も親子で楽しめるワークショップや子ども向けの展示が充実しています。

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2018.07.31

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #6|実際にできあがっているかは当日のお楽しみ! 出展申し込み時に未完成だがユニークなアイデアのものたち

Maker Faire Tokyo 2018の開催まで1週間を切った。出展者の多くは最後の追い込みに入っているだろう。ここでは出展応募時に未完成だったり、プロトタイプを出展する中から興味深いものをセレクトした。これらは今回初めて出展される作品ばかりである。コンセプトイラストが当日どのように実現されているか、現地で確かめてみよう。

東海大学の工学部とデザイン学部の学生のグループ「F-Lab Tokai」は「ATAD」という名前の傘のプロトタイプを出展。

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2018.07.30

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #5|移動式栽培ロボットから飼い主の後ろをついていくゴミ箱まで、「動く」ロボットたちを楽しもう

制御されて動くものを見るのは楽しいが、それを作るのはもっと楽しい。Maker Faire Tokyoではさまざまな「動くもの」を見ることができる。

「移動式栽培ロボット ヒボたん」を製作しているのは「チーム ヒボたん」。LEDを明るさセンサーとして使い、明るいところを自分で探して、頭の鉢植えに光を当てようと動き回る。

動きの面白さが際立つのは「全自動メガネ洗浄ロボ『洗っとく子ちゃん_改』」。中央のアームが泡洗浄液からすすぎの水、乾燥ファンと、アタッチメントを次々につけ替えつつ眼鏡をきれいにしていく。

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2018.07.27

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #4|Makerの技術と “思い” が活きるアシスティブテクノロジー

お年寄りなど介護が必要な方や障害を持った人の生活機能を向上させたり改善させたりする技術を「アシスティブテクノロジー」と呼ぶ。今回のMaker Faire Tokyoではアシスティブテクノロジー関連のプロジェクトが、これまでよりも多く出展されている。一人ひとり異なるニーズに合わせた「一点もの」は、Makerが手がけるプロジェクトとしては最適な方向性の1つだ。

交通事故で歩行に障碍を負った倉本義介氏(多摩ファビリティ研究所)は、『FabLife』(田中浩也著・オライリー・ジャパン)に刺激を受けて自分用の電動車椅子を作り始めた。

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2018.07.26

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #3|きゅうりからじゃんけんまで。AIと画像解析で課題を解決する

人工知能の手法やライブラリが充実し、さまざまなアイデアを手軽に試せるようになった。Maker Faire Tokyo 2018での人工知能関連の展示から、画像を解析するものを中心に紹介する。

「workpiles」のきゅうり選別機は2年前のMaker Faire Tokyoに初めて出展された。画像解析の例としてわかりやすく、またきゅうり農家が業務での利用を目指していることもあって大きな話題になった。今年はその試作4号に加え、十分大きくなったきゅうりを生い茂った葉の中から見つける「きゅうり収穫レーダー」も出展する。

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2018.07.25

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #2|誰でも入学できる「ダンボール大学PTS」でダンボール工作を楽しもう。会場内を練り歩くコスプレパレードも

いまダンボールが熱い。ダンボールは簡単に入手でき、丈夫で加工しやすい。工作向きの素材であり、先日発売された家庭用ゲーム機向け体感ゲームのコントローラ素材にも採用されている。そんなダンボールの工作を楽しめるのがMaker Faire Tokyo 2018の特設コーナー「ダンボール大学PTS(パートナーズ)」である。

「ダンボール大学PTS」は誰でも入学できるダンボールの学校だ。「make道場」や「テアタマ〜ズ!」のメンバーがコラボレーションして提供している。

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2018.07.24

Maker Faire Tokyo 2018の見どころ #1|自作キーボードの世界を堪能する

人間とコンピュータをつなぐインターフェースの代表がキーボードである。最近は既製品のキーボードにあきたらず、自分好みのキーボードを作る人々が増えているという。特に左右が分離したキーボードは両手を広げて入力できるため、肩こりになりにくいとされ人気のようだ。

「自作キーボード ゆかりや」が展示する自作キーボード「ゆーかり」は複雑な曲面を持つケースを3Dプリントで作成し、トラックボールも備えている。また一般的なパソコン用キーボードと違い、キーの位置が上下でずれない「格子配列」であることも特徴である。