Other

2018.01.09

Maker Faire Rome 2017 #2:機能性や無骨さよりも重視されるのはデザイン性

Maker Faire Rome 2017の会場にはスタイリッシュなイタリアのローカル電車の先頭車両が丸々一両入っていた。

この「Rock」と名付けられた電車はイタリアの鉄道会社、Trenitalia(もともとは国営で日本で言えばJRに相当する)による出展で、運転席に入って中の機器などを見ることができる。“La Musica Sta Cambiando(音楽は変化している)”というプロジェクトの一環で実際に線路の上を走ってイタリア各地を訪れているが、今回のMaker Faireでは車両脇にステージが設けられ、DJやミュージシャンがパフォーマンスを行っていた。

Other

2018.01.05

Maker Faire Tokyo 2018は過去最大規模で8月4日(土)、5日(日)に開催!

Maker Faire Tokyo 2018は8月4日(土)、5日(日)に東京ビッグサイトにて開催いたします。出展者募集は例年同様に4月上旬から5月上旬まで行う予定です。詳しい情報は、このmakezine.jpやTwitter、Facebookにて今後公開します。すでにいくつかの企画も進んでおり、発表できるのが楽しみです。

Crafts

2018.01.05

Maker Faire Rome 2017 #1:イタリアのMakerたちは食に関して恐ろしく的確で手際が良い

世界中のイベントを訪れて食べ物が美味しかったところはどこか? と問われたら、自分は「ローマのMaker Faireだ」と答えるだろう。これまでパスタの3Dプリンターやステージでパスタを打ちながら食の啓蒙活動を行なうDJなど、Maker Faireのレポート記事で何度かイタリアの食に関連したMakerたちを取り上げたが、イタリアのMakerたちは食に関して恐ろしく的確で手際が良い。

Other

2017.12.26

学生を対象にMaker Faire Bay Area 2018の出展をサポートする「Young Maker ベイエリア遠征チャレンジ」参加者を募集!

株式会社オライリー・ジャパンは、若い世代の方に、国際的なイベント出展で自ら作品を発表する経験を通じて、ものづくりや科学技術、国際交流に対する視野を広げてもらうことを目的に「Young Maker ベイエリア遠征チャレンジ」を開催します。本日から2018年1月22日(月)17時まで、本プログラムの参加者の応募を受け付けます。

「Young Maker ベイエリア遠征チャレンジ」とは?
米国カリフォルニア州で開催される世界最大のメイカーの祭典「Maker Faire Bay Area(メイカーフェアベイエリア、略称:MFBA)」へ出展する学生をサポートするプログラムです。

Kids

2017.11.01

ニューヨーク教育事情#2 大学内のメイカースペースの現状、そしてEdtechビジネスに感じた違和感

今回はニューヨークのメイカースペースを設けている大学、教育プログラムを行っているメイカースペース、教育系テクノロジー関係者が集まったパーティーをそれぞれ訪れた際の様子をレポートしたい。

前回に引き続きNerdy DerbyのTakに紹介してもらったニューヨークのクリエイティブ系教育関係者を訪れた。広いニューヨークでマンハッタンを中心に北に南にと移動してかなりの数の場所を訪れたが、これでも全部見て回ることはできなかった。

Parsonsは美術やデザインを専門とした大学で、有名デザイナーなどをこれまで輩出している。

Other

2017.10.25

Maker Faire New York 2017 #3 アマチュア無線、ビデオシンセ、ベクタースキャン… レガシーメディアを遊び尽くす

アマチュア無線やラジオ、モジュラーシンセサイザー、8mm・16mmフィルムやブラウン管のモニターなど、愛好家を除いて現在ほとんど使われなくなったが、30代以上の世代の多くのメイカーにとっては、それらをバラしたり組み立てたりして電子工作に慣れ親しむきっかけになったのではないだろうか。

今年のMaker Faire New Yorkには、既に多くの人々が使うものではなくなったレガシーメディアの部類を今日の技術でアップデートした作品にいくつか秀逸なものがあったので紹介しよう。

Other

2017.10.24

Maker Faire New York 2017 #2 匂いのシンセサイザー、Edtechシーンが集中するニューヨーク

9月下旬のニューヨークは半袖でも汗ばむ温度で、まだ夏の雰囲気が残っていた。雲ひとつない青空の下で開催されたニューヨークのMaker Faireでは屋外のスペースも活用され、たいていはテントを張っていたが、屋根を設けずに完全に野外で(のびのびと?)3Dプリンターを動している豪快なブースもあった。

ブルックリンにある食べ物と飲み物のための博物館、Museum of food and drinkによって作られた「The Smell Synth」はピアノを弾いて音を出すように匂いを出すというコンセプトで制作された匂いのシンセサイザーだ。

Other

2017.10.23

Maker Faire New York 2017 #1 医療の世界へも広がったMakerムーブメント

世界を代表する意味なのだろう、ニューヨークのMaker Faireには”World Maker Faire”と名付けられている。ローマやサンフランシスコのMaker Faireと比べるとやや規模は小さく会期は1日短いが、Arduino社が新しい製品やニュースを発表したり、アメリカ東海岸エリアを代表するMaker Faireとして少々特別な位置づけになっている。そのMaker Faire New Yorkのため、残暑が残る9月下旬のニューヨークを訪れた。

Crafts

2017.08.29

Maker Faire Tokyo 2017レポート:取材する側からされる側へ。ライターがフード・メイカーとして出展して気づいたこと

私はライターのかたわら、長野県でバーガーカフェ「ペロンタ」を営業している。過去4年間は、makezine.jpなどのプレスとしてMaker Faire Tokyoを取材していたが、今回は“フード・メイカー”として参加した。来年のMaker Faire Tokyoへの応募を考えている人の参考になるかもしれないので、振り返りを共有しよう。

これまでのMaker Faire Tokyoにも、農産物、食品添加物を扱うバイオ系、食品加工機械のメイカーなど、“食べられそう”な展示はあったが、においをかぐ、なめる、といった試食や体験的な展示に限られていた。

Other

2017.08.23

Maker Faire Tokyo 2017レポート:Prototype to Product—プロダクトをつくるということ

これはMaker Faire Tokyo 2017の特別企画として2017年8月6日に行った80分間のセッションを記事として再構成したものです。(モデレーター・原稿執筆:小林茂[情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授])

現在、さまざまな変化が起きている。例えば、人々の好みの多様化が進み、年代や性別、収入などの属性で人々をカテゴリーに分けて捉えるマーケティングやプロモーションの有効性は低下している。その一方で、インターネットや3Dプリント、AIなどさまざまなテクノロジーの「民主化」は進み、誰でも低コストでアクセスできるようになっている。