Crafts

2014.06.04

宇宙時代のガーデニング:アクアポニクス、ハイドロポニクス、エアロポニクス

最先端のDIYを育てる我々としては、最新のガーデニングテクノロジーも気になるところだ。そこで、魚との共生や土のかわりに空気を使う方式など、Maker革命へ向けて機が熟した3つの科学的栽培技術を紹介しよう。

アクアポニクス:植物 + 魚

Kijani Grows

アクアポニクスは、魚と植物の両方を、互いに水を融通し合って育てる方式だ。魚の排泄物が植物の肥料となり、植物が魚の餌になる。この技術はすでにホビイストでも試せるほどに成熟している。

Crafts

2014.06.03

庭がなくても家庭菜園

土地はなくても食物は育つ。

私はいつも、友人や家族や知らない人たちに家庭菜園を始めるよう勧めている。しかし現在のところもっとも多く聞くのは、「やりたいけど庭がない」という言い訳だ。その心配はもうない! ここに、1インチ(2.5センチ)だって土地を使わない家庭菜園のDIYアイデアを紹介しよう。ちょっとの工夫と手間をかければ、引っ越しの際に持って行ける菜園だって作れる。

自動水やりプランター
地下かんがいプランター(SIP)は、植物の下に水を溜めておくところがあるので、1週間に1度だけそこに水を入れるだけで、毎日水やりをしなくて済む。

Other

2014.06.03

3D Roboticsのドローンが見たMaker Faire

しばしリラックスして、3D RoboticsのIRISで空中散歩といこう。彼らはこれによってIRISの安定性を宣伝したいと思っている。しかし、Maker Faireを体験するうえで、これ以上の方法が他にあるだろうか。このビデオは、Maker Faireの素晴らしさを本当によく映し出している。この驚くべき飛行技術をなくしては、絶対に見ることのできなかった視点からの映像だ。

Other

2014.06.02

「Year of the Maker」Maker Faire Bay Area 2014レポート

2014年5月18日、19日の2日間、アメリカ、サンフランシスコのサンマテオにて、世界最大のMaker Faireである、Maker Faire Bay Area 2014が開催され、900組を越えるMakerが出展し、10万人以上の来場者がMakerのためのお祭りを存分に堪能しました。今回は日本からMaker Faire Bayareaに出展した「品モノラボ」の田中章愛さんに、現地からのレポートを寄稿いただきました。

Other

2014.05.30

ミニマリストのためのArduino 8pino

エンジニアの田中章愛さん、デザイナーの高橋良爾さんからなるユニット、VITROが、2014年5月17日、18日に開催されたMaker Faire Bayareaで、世界最小級のArduino「8pino」を発表しました。

これは、指の上に乗るほどの小さいArduinoで、microUSB対応、ブレッドボートとの互換性などにも配慮。8ピン端子で、幅8mm、演算周波数は8MHzと、とことん数字の「8」にこだわった仕様になっています。

8pinoは、もともとは、VITROがその作品を制作する際に必要に迫られて開発されたものです。

Other

2014.05.30

Adam Savageのメイキング十戒

Maker Faire Bay Areaにて、日曜日に姿を現したAdam Savageは、聴衆に対してメイキングの十戒を説いた。勇敢にも、大人気の展示作品、Life-Sized Mousetrap(人間サイズのネズミ捕り)の上の危なっかしいステージに上ったAdamは、彼の体験から生まれた知恵と金言を伝えた。大笑いする聴衆の声から、多くの人の琴線に触れる話であったことがうかがえる。

Adamの十戒を簡単に書いておこう。

Electronics

2014.05.29

ほぼ全部入りマルチ測定・実験ツール

“LabTool Bundle EA-XPR-202″はロジックアナライザ、オシロスコープ、デジタル信号発生器、アナログ発振器といった電子回路の測定と実験に欠かせない機能を1枚の小さなボードにまとめたものです。USBでパソコンと接続し、電源もUSBだけでOK。Windows用の専用ソフトウエアにはSPI、I2C、UARTのプロトコルアナライザ機能もあって、マイコンを使ったプロトタイピングに威力を発揮しそう。

このボードはNXPのARM Cortex-M4マイコン”LPC4370″の12bit高速サンプリング能力を活用しています。

Crafts

2014.05.28

ルーク・スカイウォーカーのバイオニック義手を作る

Dean KamenのDEKA Armの販売をFDA(米国食品医薬品局)が認可した。一般に、親しみを込めて「ルークアーム」と称されるロボット義手だ。『帝国の逆襲』でルーク(・スカイウォーカー)中佐が失った腕にロボットアームを取り付ける有名なシーンにちなんで、そう呼ばれている(手術した医療ドロイドは、私の記憶が正しければアクションフィギュア2-1Bのやつだ)。

FDAによれば、このルークアームは「筋電電極からの電気信号で同時に複数の動力を制御する初めてのロボットアーム」だと言う。

Crafts

2014.05.27

SFCに「Fabspace」オープン。第1号作品はデジタル刺繍ミシンを使った似顔絵トートバッグ

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のメディアセンター(図書館)に、「Fabspace」がオープンした。Fabspaceには、3Dプリンター6台、3Dスキャナー2台、カッティングマシン2台、ベーパーカッター1台、デジタル刺しゅうミシン2台が設置されている。

メディアセンターにこのようなFab機材が導入されたのは昨年度から。昨年は3Dプリンター4台を稼働させてきた。「すべての学生が自由にFabできる」この環境をつくった旗ふり役は、環境情報学部の田中浩也准教授、筧康明准教授、水野大二郎専任講師らだ。

Electronics

2014.05.27

Global Space Balloon Challenge開催 ─ 高高度気球でMakerは宇宙へ

GSBCチームのひとつが撮影した写真(写真提供:Flaig)

今年の初め、Global Space Balloon Challenge(GSBC)の記事を掲載した。世界中から年齢や職業の異なる人たちが集まって、気球を作り、打ち上げ、回収するというイベントだ。

打ち上げは4月18日から21日にかけて行われた。このとき、世界17カ国から集まった52のチームが気球を宇宙の入口まで打ち上げた。参加者の中には、アメリカの小学生、ノルウェーの高校生、ブラジルの大学生、香港とオーストラリアの愛好家などが含まれていた。