Maker Faire Bay Area 2013に登場したAdam Savage。
Maker Faire Detroit 2011の私（写真：James Bastow）
私の名前はAgnes Niewiadomski。Maker Faire中毒です。Maker Faireの世界を知ったのは3年前。それ以来、北アメリカで開かれた9つのFaire（サンフランシスコ湾岸地区［ベイエリア］、ニューヨーク、デトロイト、トロントのMini Faire）に参加しました。デトロイトではMakerとして2回出展し、マスコットヘッドとレーザーカットで作ったテキスタイルの植物を展示しました。私はkwartzlabというオンタリオ州キッチナー（ウォータールー）のメイカースペースのメンバーでもあり、アートプログラムを担当しています。初めてのMini Maker Faire、Maker Faire Waterlooも開催しました。
私がMaker Faireへ行く楽しみは、すごいものを見ることもあるけど、それを作った人たちに会って、作品のことや作り方について話し合い、彼らは励ますこと。みんなすごい人たちばかりだから。いろいろな街を旅してMaker Faireを見学すると、街の観光もできて楽しい。とくにサンフランシスコは何度も来たくなる。そこでは友だちもたくさんできたし、また来年、ここへ来るのがすごく楽しみ。
Maker Faireのゲートをくぐると、どっちへ行けばいいか迷ってしまう。
BanditGuns.comは参加型展示をしていた。ソーダの空き缶を輪ゴム銃で撃ち落とすのだ。
Plotterbot.comは、自分でプロッターロボットを設計して作るためのオープンソースの取り組み。
Cyclecideのペダル式バンブルビーなどの屋外型遊具。
アーティスト、Mauro Fortissimoはハーフムーンベイの海岸にグランドピアノを持ち込み、2週間、夕暮れに演奏を続けて人を集めた。このプロジェクトはSunset Pianoと呼ばれている。ピアノを撤去するとき、彼はそれを燃やしてしまった。ここにはその燃えかすが展示されている。
Mauro FfortissimoのSunset Pianoのクローズアップ。
フェスタホールは光るディスプレイでいっぱいだった。
これもフェスタホールの光るディスプレイ。
日曜日のメインイベントはAdam Savageが潜水艦、Nautilove号に乗って現れて行った、一生懸命、賢くやろうという刺激的なスピーチ。
Maker Faire Bay Areaの聴衆を激励するAdam Savage。
Maker Faire Bay Areaで観客の質問を聞くAdam Savage。
Young Maker（子どもMaker）のテントでは、日用品で作ったオモチャがたくさん。私のお気に入りはモーター式のビー玉転がし。
振り子のオモチャも面白かった。
投石機も。
Fingerprintは、iPadをRaspberry PiとArduinoに接続して、手で描いた画像を粘土で紙の上に3Dプリントするという画期的なもの。
Fingerprintで作られた粘土の3Dプリント。
Kinetic Creaturesは、ボール紙のペットのキットを販売していた。手で折って作れるが、モーターを組み込んで歩かせることも可能。
Kinetic Creaturesは、ペダルを漕ぐと動く巨大なサイも展示していた。
ComposiMoldは、何度でも使えて食品にも対応した型材。電子レンジか湯煎で温めて原型の上に流し込むだけ。室温に戻れば原型を取り出して、キャスティングができる。
ComposiMoldで型どりされている犬のフィギュア。
ComposiMoldはチョコレートのデモを行っていた。
T-Weを見たときは自分を抑えられなかった。たぶん全部のお茶を試したと思う。私はDolores Dayブレンドを買って帰った。
Ralph McCaskeyは、ガラス玉とガラス細工の作り方について、非常に面白いデモンストレーションを見せてくれた。
Ralph McCaskeyがガラスの花を作っているところ。
Shawna Petersonはカリフォルニア州オークランドのネオン作家。ネオン管を曲げる実演をしていた（写真はShawnaのアシスタント）。
Shawna Petersonのネオン作品。
Stilt Factoryのモデルが簡単に身長が3メートルになる方法を披露しているところ。ここでは竹馬の販売もしていた。木製とアルミ製とがある。
Vectric の友人たちは、CNC フライス盤ソフトウエアを披露していた。これでいろいろなものが作れる。
Vectric CNCフライス盤で作った頑丈なビール運搬ケース。
私が好きなVectricプロジェクトは木の鎖。鎖をつなげる秘密は、木槌と木工用接着剤にあり。
Vectricの木の鎖のクローズアップ。
会場の中央にそびえる迫力の金属の木の彫刻。
Homegrown Villageでは生きた動物が展示され、ステージでは食と農業についてトークが行われてた。
Homegrown Villageのヤギとニワトリ。
Homegrown Villageのステージでのトークの様子。
サンフランシスコのSan Wang RestaurantのWangさんによる麺打ちの実演。
Wangさんが打った麺。
Tanenbaum Fabricationsは、スティームパンクな小物と衣装を展示していた。
Maker Campでは物作りに熱狂する人たちで溢れていた。ダクトテープの財布やLEDピンの作り方教室が開かれ、プロジェクト完了後はＴシャツをお土産にもらえる。10代の子供のためのサマーキャンプの予告が書かれたハガキが配られていた。詳しくはmakercamp.comをどうぞ。
Maker Campは7月8日スタート。
BioLiteは木材を燃料とするキャンプ用ストーブ。料理をしながらUSBデバイスの充電ができる。
BioLiteを点火したところ。
DIY.orgは広い芝生の広場に、家族でくつろいだり、ボール紙で何かを作ったりできる場所を設けていた。この団体は、子供たちに、何かにチャレンジするとバッジがもらえることで、スキルを身につけされるという活動を行っている。子供たちが達成したものを写真やビデオでアップするという形のインターネットコミュニティーだ。
DIY.orgエリアで見つけたロボット風コスチューム。
DIY.orgで作られた大きな投石機。
紙で作られたビー玉転がしタワー。設計図は買うことができるが、paperrollercoasters.comからダウンロードもできる。
SpinBotはすごい模様ができる。Maker Shedで売ってます。
サンタクルーズ大学のOpen Labは、面白い展示をしていた。バキュームフォームで作った顔の「スクリーン」に投影するビデオプロジェクターだ。
地元サンフランシスコのハッカースペース、Noisebridgeは、いろいろな使い方ができる3Dプリントしたオブジェクトを展示していた。
Noisebridgeの3Dプリントによる作品。
Nemo Gouldによるキネティックスカルプチャー。
アメを舐める機械。
オンタリオ州ゲルフのハッカースペース、Diyodeに会えてよかった。彼らのでっかいCode Shieldを見よ。
この人はUltimakerを背負って歩き回っていた。移動3Dプリンターだ。
カリフォルニア美術大学もニートな作品をたくさん展示していた。
素材の違いによる強度と、その使い方を教えるための大きなタマゴ。
さらに、いろいろな素材で作った大きなタマゴ。
中にサーボモーターを仕込んだスパンコール付きの胃袋のソフトスカルプチャー。サーボがキーキー鳴って胃袋が激しく動き回るという楽しいディスプレイ。
光ファイバーとLEDによるインタラクティブな光る彫刻。音や接触に反応する。
これも光ファイバーとLEDの光る彫刻。
スチームで木材を曲げる実演。
Autodeskは、自分の3D画像のキャプチャーを体験できるマルチカメラ装置を展示していた。キャプチャーした画像は体験者に電子メールで送られる。
たまたま、FIRST Tech RoboticsのRing It Up大会の決勝戦に出くわした。これは、幼稚園から高校生までを対象とした楽しくてお金のかからないSTEM教育を推進する非営利団体、Playing At Learningが主催したもの。
Ring It Up大会に出場したロボット。
Ford Movers and Makersテントでは、ファインアーティストのBrandon Regnerが、スピーカーのインスタレーションで音楽を奏でていた。彼は、古いトランシーバーをスピーカーとして使っている。
アップサイクリングというテーマに沿って、こちらでは古いフォード製ドリルプレスがブロックプリントマシンに改造されていた。
足こぎ式自動車のレースは楽しかった。
ダンクタンクもやっていた。
Fun Bike Unicorn Clubが展示していたびっくり自転車。
巨大ロボット。
小さな子どもが巨大な「Hand of Man」を操作しているところ。
Hand of Man
Hand of Man
オークランドのDIYスペース、Nimbyのボランティアが、金属板を切って曲げてスポット溶接して箱を作る方法を子どもに教えている。
Nimbyブースで箱を作る。
シャトルバスに戻る途中で、またNautilove号が航行しているところに遭遇。また来年も会いましょう！
– Agnes Niewiadomski
［原文］
