Electronics

2010.12.07

自律型水中ロボットで日本海のカニ探査

東京大学生産技術研究所・浦研究室の「ツナサンド」は1,500m耐深設計の自律型水中ロボット(AUV: Autonomous Underwater Vehicle)。ロボットの自律機能による自動航行と、光ファイバーケーブルを介した遠隔操縦を使い分けることで、効率の良い深海探査が可能です。潜航後の(GPSが使用できない状況での)高精度な位置測定は、ペンシル状の音響ビームを発射するプロファイリングソナーを用いて海底地形をスキャンすることで実現しています。

Electronics

2010.12.07

How-To: 改造カメラでKinectの赤外線出力を見る

レーザーコンテストの勝者、Scanner of booksとノースダコタのMaker、Daniel Reetzは、マイクロソフトのKinectをスキャナナーに使おうと考えた。その第一歩が、キヤノンのPowershot A540を改造して赤外線をキャプチャーすることだった。最初から赤外線カメラを使えば、もっと簡単にいろいろ面白いことができるだろうけど、Danは Kinectが赤外線をどう使っているかを解析したかったのだ。キャプチャー画像を拡大して見える赤外線の小さな斑点(スペックル)のマトリックス(写真)が特に面白い。

Electronics

2010.12.06

Arduino式レコードプレイヤー

ポーランドのMaker、Jakub Koźniewskiは、Culture 2.0カンファレンスのために、Piotr Barszczewski といっしょに行ったプロジェクトを投稿してくれた。「文化の資源と文化のリサイクル」というCulture 2.0のテーマを受けて、私たちはPiotr Szczepanikのポーランドの懐かしのヒット曲 “Goniąc Kormorany”(Chasing Cormorans)を塩化ビニールのレコード盤に刻もうと考えました。

Electronics

2010.12.06

Maker Shedの新製品はMintronicsサバイバルパック

誰だって、いつどこで、マクガイバーみたいな窮地に追い込まれるとも限らない。電子回路を相手にする場合は、輪ゴムとクリップよりも、それなりのちゃんとした電子部品があったほうが助かるよね。Maker Shedの新製品、The Mintronics: Survival Packは、何かを作ったり、ハックしたり、改造したり、直したりするときによく使う60種類以上の電子パーツが入っている。このミント缶の中身ではお口スッキリとはならないが、窮地からの脱出がうんと楽になること請け合い。

Electronics

2010.12.03

レゴのレーザー3Dスキャナー

Phillipe “Philo” Hurbainがレゴで洒落た3Dスキャナーを作ったのは去年のこと。Technicsのリニアアクチュエーターに針を付けて物体の形状を計り、LDrawのパーツを作るというものだった。それが今度はレーザーと Davidレーザースキャナー・ソフトウェアを使ったレーザー版となって生まれ変わった。[The Brothers Brickより]
– John Baichtal
訳者から:LDrawってのはレゴのパーツを作るためのオープン規格の CAD プログラム。

Electronics

2010.12.03

スプーンオルガン!

ときどきこのブログに記事を書いている変な帽子でおなじみのあいつがスプーンでオルガンを作ってMake Tokyo Meeting 06に出展した。

テーブルに並べたスプーンに触るだけでオルガンをプレイできます。おまけにフォークもあります。指が金属に触れたときの圧力によって変化する静電容量をマイクロコントーラーが検知し、MIDIプロトコルでコンピューターに信号を送ります。

回路図とソースコードと詳しい説明は Matt Metsのサイト のサイトにあるよ。

Crafts

2010.12.02

テクノ手芸の本

手芸とエレクトロニクスが交差する未知の領域を開拓中のテクノ手芸部。その活動の記録が本になりました。作品作りのノウハウもたっぷり解説されています。キレイな写真がいっぱいのかわいい本です。

Crafts

2010.12.02

ドアの向う側が見えるドアノブ

外から見られたくない部屋もあるけど、これはすごくきれい。見ての通り、ドアノブにドアの反対側の部屋の様子が映し出される。反対側からも、こちらの様子が見えている。ハーフミラーで作ったらいいかもね。Spoon & TamagoのJohnny Strategyの記事より。
建築家、伊藤豊雄の弟子、中山英之とドアノブメーカーのUNIONがチームを組んで、デザインタイドトーキョーのためにガラス球のドアノブを作りました。このドアノブに近づくと、あなたの到来を待ちかねているもうひとつの世界の様子を見ることができます。

Science

2010.12.01

電子レンジの中のマイクロ波を目で見る

電子レンジに入れた食品が均等に温まらないのはナゼかって気になったことない? サンフランシスコに住むMakerのZeke Kossoverは、電子レンジの庫内のマイクロ波の様子を視角化するために、アクリル板に小さなネオン管を並べるという賢い方法を編み出した。
マイクロ波は目に見えないので、電子レンジの中で何が起きているのかは見てもわかりません。しかし、ネオン管を使えばその分布状態を見ることができます。マイクロ波が電磁場に変化するとき、荷電粒子が動きます。