Electronics

2012.06.28

2012 Eyeo Festivalに出展されたRobert Hodginの作品に思う

ひとつハッキリさせておこう。ソフトウェアの中で何かを作ることも物作りだよね(作らない場合は別)。数週間前にWalker Art Centerで開かれたEyeo FestivalのためにRobert Hodginが製作した12 本の作品は、視覚化とアートと「ソフトウェアの中で作る」ことの微妙な中間点に位置している。Vimeoで公開されている12の作品は、すべてが3DシミュレーションのHello World的存在のCornell Box(Joseph Cornellの箱とは別物。

Fabrication

2012.05.16

Arthur Ganson作『コンクリートの中のマシン』

動く機械アーティスト、Arthur Gansonの記事はこれまでにも紹介して大絶賛を贈っているが、今日、コンクリートに関することを調べていたら、この作品が目に飛び込んできた。Machine with Concrete(コンクリートの中のマシン)は、12個のウォームギヤと平歯車を組み合わせたパワートレーンだ。ギヤの各組が回転速度を1/50に落としている。入力軸には常に200rmpの回転が加えられるので、出力軸の回転数は1/50の12乗rmpとなる。

Crafts

2012.05.15

BotSpot ─ オープンソースのアートロボット

アートとロボット工学を合体させてオープンソースにしたら何ができる? 技術畑出身の2人のアーティスト、Carter StokumとWayne Campbellは、ずっとその答を探っている。これに情熱を燃やす2人は、現在、Kickstarterキャンペーンで、その答を探るコミュニティ作りのための資金集めを行っている。
2人の出会ったのは、先生と生徒の関係としてだった。TechShopの講師をしていたCarterのもとで、Wayneはいくつもの授業を受けている。

Electronics

2012.04.24

Doodlr – みんなで遊べるデジタルいたずら描きシステム

マンチェスターのデザイン広告事務所、LOVE Labsは、みんなで遊べるリアルタイムのデジタル落書きゲーム、Doodlrを開発した。
Socket.IOとnode.jsを使って、スマートフォンのウェブブラウザとリアルタイムのマルチユーザ体験の間をつなぐサーバアプリケーション(私たちはMoと呼んでいます)を書きました。Doodlrは、Moを利用した最初のアイデアです。
彼らは、マンチェスターのノースクォーターにあるMakerスペースMadLabの窓にDoodlrを設置してテストを行った。

Electronics

2012.03.22

無限の彼方へビデオ振り子

Jonathan BraininのPendulum Video(ビデオ振り子)は、現在製作中の脅威的なビデオ彫刻だ。ビデオモニタに向けたカメラの映像がモニタに映し出される。そのモニタの前で、振り子に取り付けられた2つめのモニタが揺れる。すると、画面に美しい振り子の連続映像が映し出される。このほかのバージョンのJonathanのビデオもなかなか美しい。

Crafts

2012.02.24

Piccolo – 小さなCNCアートボット

PiccoloはポケットサイズのスタンドアロンCNCプラットフォームです。70ドル以下で、このArduino互換のキットを作って、いじって遊んだり、改良したり、3D出力機能を追加したりしてください。落書きを描かせたり、その場で1枚限りの名刺を書かせたり、またはPiccoloを何台も同期させて壁画を描かせたり、小規模な2Dおよび3Dのデジタル製造の実験用プラットフォームになります。シンプルを信条としたオープンソースハードウェアです。デジタル製造した部品と、普通に市販されているパーツを使って作りました。

Crafts

2012.02.21

ドアについて考える

みんな毎日使っているドアだけど、ドアについて深く考えることはあまりない。オーストラリアの読者、Emily T.がDave Delisleのウェブサイト、Geek Ideasに投稿した、ひとつのノブが裏表に回転して移動するドアのコンセプトが、私たちの生活を大きく変えるようなものなのか、自分にはよくわからない。
でも、面白いよね。見てて楽しい。考えて楽しい。毎日当たり前のように使っている単純な道具が違う形になったら、私たちの日常がどう変わるのかを考えるのも楽しい。

Crafts

2012.02.13

Power of Making – V&A博物館のMaker展

昨年の9月から、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で、Makerムーブメントに関わる素晴らしい展覧会が開かれていた。1月に終了したのだが、この年末休暇でロンドンを訪れていた私は、自分の目で見る機会を得た。この展覧会は、世界中から製品、作り方、道具が集められていた。商業的ではなくアーティスティックな製品が中心で、単に面白いデザインやクラフトやアート作品もあったが、どの作品も、それを製作する作り手の技術がデモンストレーションされていた。

Crafts

2012.02.08

How-To:レーザーカッターで凹版印刷

ハイテクとローテクの素敵な融合。Trammell Hudsonの最新チュートリアルの魅力はそこにある。NYC Resistorのメンバーがアップした、アクリル板でレーザーカッターを使っで(活版印刷ではない)凹版印刷用刷版の作り方は素晴らしいガイドだ。旧来の銅板を使う方法に比べてずっと安上がり。凹版印刷では、印刷する部分を彫り込んで、そこにインクを入れて紙に転写する。彼は活版印刷用の刷版の作り方の公開も計画している。活版は、インクを載せる部分を残して、あとは削り取るという方式だ。

Crafts

2012.02.07

レジンを重ねて描く3D金魚

ColossalのChristopher Jobsonがこう紹介している。

日本人アーティスト、Riusuke Fukahori(深堀隆介)は、レジンを薄く重ねる複雑な方法で立体の金魚を描いている。金魚は、3Dプリンタのように、精細な断面を何層にも何層にも重ね描きされている。その豊かな奥行きと視覚的なイリュージョンが素晴らしく、描画であり彫刻でもある不思議な手法だ。ワンダフル。