Electronics

2010.04.07

ホントに動くチューリングマシン

ほんとに機能する。ほとんどね。Mike Daveyは、アラン・チューリングの初期的コンピューター科学の思考実験をゴージャスに実現したい(Wikipedia)と考えた。しかし、「無限に長いテープ」を買う予算がない。そこで、1000フィート(約30メートル)の35ミリのフィルムリーダーを使うことにした。仕方がないだろう。無限に長いテープって、いくらで売られているか知ってる?
冗談はともかく、これは私が見たなかでも最高に美しいキネティックアートだ。直角座標ロボットがテープに0や1を書いていく。

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2010.04.05

簡単なPythonスクリプトでLED表示フォント

NYC ResistorのAdam Mayerは大型のLED看板を修理しているが、ここに表示するフォントが必要になった。しかし、なかなかいいものが見つからなかったので、このMicrocontroller Pixel Fontジェネレーターを作ろうと考えた。そして、即座に作り上げて起動させた。ソースコードとフォントイメージは彼のサイトで入手できる。
先週末、我々はAdamに会ったが、彼はまだ看板ハードウェアのデバッグをしていた。

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2010.04.02

1968年のロシア製のASCIIアニメーション

DIY映画製作月刊を記念して、東ヨーロッパ版ネコとネズミのアニメ「労働者と搾取者」をどうぞ!
というか、集団農場時代にはネズミは飢え死んでしまった。だけど、ネコは元気だった。そんなわけで、これは非常に初期のコンピューター・アニメーションだ。まあ、それみたいなもんだ。YouTubeユーザーのavatarlemon の解説だソビエトのコンピューターアニメーションは、1968年に作られました。ロシアの物理学者と数学者のグループが、N.Konstantinovの指導のもとでネコの数学モデルとそのアニメーションを製作しました。

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2010.02.26

CP/M 68kコンピューターをフルスクラッチで!

João Silvaの最新プロジェクトはコンピューターを「一から作る」ことだ。どうやら、第一歩は大成功のようだ。彼はモトローラの68000プロセッサーをベースに、CP/M-68kオペレーティングシステムが走るシステムの製作を目指している。チップの配線を調べるのと同時に、Cでプログラムが書けるように、専用のコンパイラーも用意する必要がある。とても野心的なプロジェクトだけど、これって、個別の部品をかき集めてガレージでコンピューターを作っていた古き良き時代を思い起こさせるよね。

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2010.02.18

海賊と戦う放水ロボット

ロシアの企業が、消火用と海賊撃退用の両方に使える自動照準式の放水ロボットを販売している。BotJunkieのEvan Ackermanが解説している。ロボット放水器(船の片側に6門ずつ配置される)は、中央コンピューターで制御され、船に近づく海賊をテレビカメラでキャッチして放水する。ロボットは、1秒間に40リットルの水を放出できる。射程距離は70メートル。これで海賊を水で撃退でき、小さなボートなら沈めることもできる。この防衛技術は、すでに海賊撃退に使われているものだが、本来なら人がホースを使って行う作業をロボットが肩代わりすることで、乗員の安全が保たれる。

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2010.02.15

Concurrencyを使ってArduinoで簡単にマルチスレッド

マイクロコントローラーのプログラミングは楽しいけど、一度に複数の仕事をさせようとすると難しいよね。そこで便利なのが、オープンソースのプログラミング言語、Concurrencyだ。これは、マルチスレッド処理の開発環境を提供する言語だ。つまり、互いに干渉しない形で複数の処理を同時にさせるプログラムを記述できるということ。もちろん、普通のArduinoで一生懸命コーディングすれば同じことはできる。また割り込みを使うという手もある。でも、これみたいにスレッド処理を目的とした言語を使えば、すぐにでもスレッド処理の世界に入れるようになる。

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2010.02.10

Pyxis OS — Arduino用OS

Thomは、驚くべきオペレーティングシステム * Pyxis OSの情報を提供してくれた。Arduinoのハードウェアプラットフォームに、SDカードからプログラムを走らせるとか、FATファイルシステムでの読み書きとか、カラー液晶画面にグラフィックやGUI要素を簡単に表示させるといった素晴らしい機能が追加される。かなり楽しく遊べそうだ。中身を見れば、この小さなマイクロコントローラーに複雑なシステムを組み込むためのいい勉強になるよ。
* このオペレーティングシステム自体はオープンソースだけど、Cコンパイラーは別。

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2010.02.09

BeagleboardにVGA出力を追加

オープンソースのBeagleboardをいじくるのは楽しいけど、DVI接続のモニターがないときはどうする? そこで、Linus Åkessonは簡単な改造でBeagleboard用のVGA出力を可能にした。使っているのは、ラダー抵抗のDAコンバーター、レベルシフトトランジスター2つ、液晶用ヘッダーから VGA互換信号を出力できるように記述された精密なタイミング値だけ。

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2010.02.05

セラミックIC

MAKE Flickr poolより。
Karl W. は、先日手に入れた何かの写真を送ってくれた。このセラミックのウエハーは、ボクにとってすごくミステリーです。ボクはこれをeBayで、イスラエルのクファ・サバの人から買いました。しかし輸送の途中で上の端にヒビが入ってしまいました。大きさは、約10センチ四方。普通のシリコンウエハーよりちょっと厚い感じです。シリコンが使われる以前に小さなICを作ろうと試みた跡なのでしょうか?
[…]
だれか、詳しいことを教えてくれたら感謝します。