Fabrication

2016.08.22

Autodesk Fusion 360でCNCミリングマシンを使う

ソフトウェアはデジタルファブリケーションの鍵を握る。デジタルモデルをデザインするためのソフトウェアはたくさんあり、そのモデルのデータを実際のオブジェクトにするために、特定のマシン用に変換するプログラムもある。AutodeskのFusion 360は、その両方の機能を備えた、Makerに人気のソフトだ。軽くて、直感的に使えて、それでいて、フリーフォームのモデリング、レンダリング、アセンブリ、物理シミュレーションができるコンピューター支援デザイン(CAD)モジュールと、CNCフライス盤などのコンピューター支援製造(CAM)モジュールも備えている。

Fabrication

2016.06.08

“グローカル”で行こう:分散製造でビジネスを築く

Anne FilsonとGary Rohrbacherの夫婦には先見の明がある。彼らは建設会社を運営しているが、同時に2人ともケンタッキー大学の教授でもあり、シンプルでモダンな製品を、ネットワークされた、または独立したデジタル製造工房を使った、まったく新しい形でデザインするスタジオ、AtFABの共同創設者でもある。

“モノではなく情報を出荷する”

Gary Rohrbacher:私たちは、“デジタルクラフト”というものが実際にあると信じています。

Fabrication

2015.12.21

揃えておきたいCNCのエンドミル6種

左から右へ:ストレートフルート、アップカット、ダウンカット、ボールノーズ、V溝ビット、コンプレッション、テーブルサーフェイシング

CNCマシンを手に入れたら、ツールを揃えなければならない。古いドリルビットを取り付けたりしてはいけない。ドリルは上下に動かして垂直に穴を開けるものだからだ。CNCマシンは、ほとんどが横方向に削るために使われる。

エンドミルには、フルートと呼ばれる切削面がある。もっとも一般的なエンドミルには、2つから4つのフルートがある。

Electronics

2015.12.14

スクラップから作ったCNCマシンは2万円

CNC V0.6を3ミリのプラスティック板でテスト中。写真:Norbert Heinz

この数年、手頃な価格のデスクトップCNCマシンが大量に出回るようになったが、自分で簡単に作れると聞けば驚くだろう。格安のチップボード、Arduino、モーターブレークアウトボード、アルミのアングル材、それにトレイ式のCDドライブから取り出した歯車やサーボを使って、Norbert Heinzは信じられないほど安いCNCルーターを作ってしまった。トータルのコストは150ユーロ(約2万円)だ。

Fabrication

2013.01.15

Evil Mad ScientistのDigi-Comp IIができるまで

私は2011年の夏にインターンとしてEvil Mad Scientist Laboratoriesで働いていた。そこでは、春から開発に加わっていたDigi-Comp IIにほとんどの時間を費やした。1カ月前の時点で、この機械式コンピューターはEMSのサイトで販売が開始された。将来、プラスティック製の廉価版も発売されるそうだが、今販売されている木製バージョンは非常に美しい。その開発初期の段階に関われたことを、私はとてもうれしく思っている。

Fabrication

2012.08.09

PopFab – スーツケース型のCNC旋盤と3Dプリンタ

MITのIlan Moyer and Nadya Peekは、こんなポータブルなマルチツールCNCを開発した。PopFabは21世紀のマルチツールです。心臓部にはコンピュータ制御の可動プラットフォームがあり、いろいろなツールヘッドを取り付けることができます。これにより、PopFabは、デジタルで制作した設計図をいろいろな形で実体化できます。現在は、3Dプリンタ(ムービーで紹介)、旋盤、ビニールカッティング、描画が行えますが、もっと増える予定です。

Fabrication

2012.07.09

CNCフライス盤で作ったメビウスの輪

このビデオは、rvtrがデザインし製作した 2011年MobiPrize賞のトロフィーの製造の様子だ。MobiPrizeは「地方のまたは地球全体の輸送に関する問題を革新的で応用性のある方法で解消しようとしている企業に贈られる」賞だ。トロフィーはメビウスの輪がモチーフになっている。再生アルミニウムを5軸フライス盤で削りだして作った。44秒あたりからが見もの。

Fabrication

2012.06.28

Fab Academyと「(ほぼ)なんでも作る」クラスが終了

Blanca DuarteのBarcelona Fab Labでの最後のプロジェクトは、驚きの腕時計型点字教育デバイス。
今年で3年目になるFab Academyが先週終了し、70名を越える学生たちが、世界に点在する13カ所のファブラボで最終プロジェクトのプレゼンテーションを行った。Fab AcademyはFab Labネットワーク上に作られた分散型教育プラットフォームで、週ごとのプロジェクトのカリキュラムと、水曜日のビデオ講義で構成されている。

Fabrication

2012.06.27

CNC板材接合技術の雑記帳

私は、1999年に『Nomadic Furniture』を読んで以来、板材の賢い接合方法を調べている。その当時はまだ、ホビーレベルで使えるCNCマシンはなかったが、今ではかなり自由に使えるようになった。今や、世界はモデルをデザインしたり、ケースを作ったり、彫刻や家具などあらゆるものを、レーザーカッターやCNCルーターで切り出した材料を組み立てて作る人で溢れている。そんななかで私は、板材の接合技術に関する「魔法」を集めてまとめて紹介してくれる本やウェブサイトが登場するのを待ち続けた。