Fabrication

2017.02.02

TinkerCADが日本語に対応

かんたんに使えるWebベースの3Dデザイン&モデリングツール “TinkerCAD” が日本語化されました。メニューやダイアログ内のメッセージが日本語で表示されます。

もし、ログインしても英語のままならば、ページ最下部のドロップダウンリストで「日本語」を選択してください。

「そういえば、TinkerCADはしばらく使ってないな」という人は、もしかするとベータ版の存在に気づいてないかもしれません。昨年8月に公開されたベータ版は、ユーザーインタフェイスが全面的に改善され、より快適にデザインできるようになりました。

Fabrication

2017.02.01

カメラを内蔵した画期的なレーザーカッター、Glowforgeが間もなく出荷。待った甲斐はあった

2015年5月、MakerCon Bay Areaの壇上にて、Dan Shapiroはボードゲームのデザインについて、そしてクラウドファンディングキャンペーンの成功について講演を行った。しかし、聴講者の中には、彼がここで爆弾を落とすことを期待していた。彼は、画期的なレーザーカッター、Glowforgeの製造会社を立ち上げようとしていたのだ。

Shapiroによると、ボードゲームのプロトタイプを作るためにレーザーカッターを買って使ってみたが、いろいろな欠点に気づき(ソフトウェアの悪さ、貧弱なデザイン、登録の問題など)、それがオーナーを何年間も悩ませているという。

Fabrication

2017.01.30

鉄の10倍強い3Dプリント素材

去年(2016年)の9月、ドイツのHasso-Plattner-Institute(ハッソ・プラットナー・インスティテュート)と、そこで行われている素材の内部構造をハックして、シンプルな動力のないマシンを作るための素材の研究開発(「3Dプリンターで簡単な機械を作るメタマテリアル」は日本語訳)について紹介した。マイクロ構造の研究によって、彼らはスイッチ、ラッチ、ドアハンドルなどに応用できるシンプルなメカニズムを3Dプリントすることに成功した。

今度は、メタマテリアルの分野で大きな発見があった。

Crafts

2017.01.25

ユニークな名刺をレーザーカットする3つのコツ

私はレーザーカッターを手に入れたのだが、思いつくかぎり、あれこれクレイジーなことを試している。なかでも、レーザーで作ったらクールだろうなと思っていたものがある。オリジナルの名刺だ。今回はそれに挑戦して、どうなるかを見てみたい。

名刺をレーザーカッターで作るというアイデアは新しいものではない。何年も前にオハイオ州シンシナティのハッカースペース、Hive13のものを見たことがある。「Make:」のデジタルファブリケーション担当の編集者、Matt Stultzも数年前にレーザーカットした名刺をMaker Faireで配っていた。

Fabrication

2017.01.20

同じデザインを熱積層、光造形の3DプリンターとCNC(Shopbot)で作って比較する

プロトタイプ(試作品)の製作は新しいことではない。何百年も前から、発明家は新しいマシンのモックアップを木を削ったりして作ってきた。ライト兄弟もトーマス・エジソンもプロトタイプを作っていた。しかし、プロトタイプの製作には、アイデアだけではなく、かなり高度な技術が必要だった。

現在のプロトタイピングは違う。デザインはコンピューターのソフトウェア上で作られ、それを製造するマシンに直接送られる。しかも、3DプリンターやCNCルーターも手ごろな価格で買えるようになってきた。

Fabrication

2017.01.18

VRで歩ける3Dモデルからレーザーカットした究極のダンジョンゲームボード

子どものころ、Dace Campbellが大好きだったゲームは『Dungeon!』だった。これは、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の作者が作り、兄たちがハマっていたそのゲームの簡易版だ。ご想像のとおり、神話に登場するキャラクターを選択し、ゲームボードの中のふらふら歩いてモンスターを倒し、宝を集めるというものだ。

彼はそのゲームの楽しさを子どもたちにも伝えようと考えた。そして、アップデートされたゲームを購入した。ところが残念なことに、彼によると新しいゲームのデザインは「かわいく」なってしまっていて、ボードが小さくなり、カードがボード上のダンジョンの中に収まらなくなっていたという。

Fabrication

2017.01.11

炉がなくてもできるコールドキャスティング

金属のキャスティング(鋳造)は、金属を溶けるまで熱して型の空洞に流し込むという方法をとる。この空洞の形で、作られる物の形が決まる。金属を融点まで熱することができる設備を持っているなら、これは素晴らしい製造法だ。だが、そうでない人にとってみれば、大変に面倒な作業だ。

だが幸いなことに、「コールドキャスティング」と呼ばれる技がある。Paul Braddockが下のビデオ、Mold3Dで説明しているように、透明レジンに金属の粉を混ぜて行う。この金属粉入りレジン(この場合は鉄)をシリコンラバーの型に流し込むのだ。

Fabrication

2017.01.06

CNCを知ろう:G-Codeの読み方

G-codeとは、CNCが理解できるプレーンテキストによる言語の総称だ。現代のデスクトップ型CNCマシンやソフトウェアでは、あえてそうしたい場合を除いては、G-Codeを手書きする必要はまったくない。CAD/CAMのソフトウェアとマシンのコントローラーがすべてやってくれるからだ。しかし、Makerなら、中で何が行われているのかを知っておきたいという人もいるだろう。

G-codeはプレーンテキストだ。人が普通に読めるとはかぎらないが、見ればだいたいの意味はわかる。

Fabrication

2016.12.26

NexD1は導電性レジンも使用可能なポリジェット式3Dプリンターだ

ご多分に洩れず、「Make:」もクラウドファンディングのプロジェクトといいつながりを持ちたいと考えている。しかし、開発が遅れるものも多く、なかにはとうとう発売されないものもあるため、新しくキャンペーンを始めたばかりのプロジェクトに関しては、普段は少し様子を見てから記事にするのだけど、そんなルールも忘れさせるほどエキサイティングなものがある。

ベルリンのNext DynamicsのLudwig FaerberとBen Hartkoppは、間もなくKickstarterキャンペーンを行う予定の3Dプリンター、NexD1を見せてくれた。

Fabrication

2016.12.21

作業場やDIYスペースでの防火と非常時の対応

最近オークランドで起きた悲劇*は、すべてのMakerに対する悲痛な警告でもある。Makerの境界が広がり、どこでメイキングの活動が行われるかわからない今、安全性に関する訓練を行い、自分たちや周囲の人たちの安全を守らなければいけない。火は人類のもっとも古い道具であるが、それでも恐ろしい事態にならないように十分に警戒し準備しておく必要がある。これについては、多くの人が考えたり書いたりしている。私が何よりも強く推薦するのは Gui Cavalcantiの記事(英語)だ。