Fabrication

2016.09.27

デスクトップウォータージェットカッター「Wazer」登場

デジタル制御のツールにどんどん手が届きやすくなり、それまで工場などに置かれていた機械がどんどん小さくなって値段も安くなっている。3Dプリンター、CNCフライスマシンなどがそうだ。そして今、Wazerはウォータージェットカッターを家庭の工房に送り込もうとしている。

この新しいマシンは、約30×45センチの作業スペース(ベッド)を持ち、素材にもよるが最大で約25ミリの厚さのものまでカットできるという。カットできる対象はほぼすべての素材だ。そこがウォータージェットの強みとなっている。

Fabrication

2016.09.20

ガラスのような仕上がりの砂糖3Dプリント

MITメディアラボがガラスの3Dプリンターのビデオを公開すると、それはVictor Leungの心に火を付けた。彼はそれに大変な影響を受け、砂糖でプリントする3Dプリンターの開発を開始した。砂糖は溶かして層にする。仕上がりはガラスのようだ。

Victorが開発した、溶かした砂糖の3Dプリンターは、カラフルな彫刻を作る以外には特に目的がない。食べるにはあまりにも不健康だ。高温で溶けてしまうし、虫を呼び寄せることもある。しかし、その本当の目的は、3Dプリンターを可能にした技術を深く学ぶための学生教育にあった。

Fabrication

2016.09.14

難しいけどやる価値があるメイカースペースの連合

メイカースペースにいろいろな人たちを招き一緒に働くのは困難だと考えているなら、ホワイトハウスでの会合で盛り上がっている数百人のメイカースペース主催者の仕事を手伝ってみてはどうだろう。

私の前の記事では、大統領のネイション・オブ・メイカーズ・イニシアチブの一貫として、175人を超えるメイカースペース主催者の会合について伝えた。私たちがメイカースペースが直面している課題について話を始めると、多くのグループが話に飛び込んできた。

Kids

2016.09.08

感覚的なメカの動きを視覚・数値化するアプリ

QosmoとTASKOの共同開発によるiPhoneアプリ、“TASKO APPS mm/sec” と “TASKO APPS RPM” は、機械の動きを考えるときの助けとなるソフトウェアツールだ。

ものづくりの世界では「勘どころ」が重要ですが、素材や部品・工作機械は全て「数値」が基本。感覚やイメージがあっても、それを数値に置き換えるのは難しいですよね。そこで、各数値を視覚化して、よりフィジカルな工作を実現するためのアプリを考案! このアプリは、数値を直感的な動きやビジュアルに置き換え、部品選定の補助、機械工学学習に役立ちます。

Fabrication

2016.09.07

20の賢いツール整理術

ツールをきちんと整理して収納することは、誰にとっても永遠のテーマだ。ぜんぜん思うように整理できない人もいるだろう(そこのあなた)。しかし、他の人たちはどのように整理しているか、とくに工夫を凝らした賢い収納方法を見ると、自分の場合に当てはめていろいろと整頓のアイデアが湧いてくるはずだ。そういうわけで、いいアイデアが思いつくように、ここに20の賢いツールの収納方法を紹介しよう。

吊り下げ式のジャー

これほど賢いパーツの整理術はないだろう。ジャーの蓋を棚板の下やキャビネットの下にネジ止めしてあるのだ。

Fabrication

2016.09.05

熱成形のコンピューター化は新しい3Dプリント技術か?

これが正当な3Dプリントであるかどうかという議論は別として、ディズニーの研究者たちが考えたこの方式は注目に値する。これはほんとに「アハ」体験だ。このアイデア、なぜ今まで使われてこなかったのだろう。

考え方はじつにシンプルだ。まずはデジタル画像をソフトウェアを使って補完し、3Dオブジェクト化する。元のデジタル画像はプラスティック板に印刷されて、バキュームフォーミングマシン(真空成型機)に載せられる。あらかじめプリントされていた3Dモデルを原型にして、バキュームフォーミングを行うと、フルカラーの3Dのコピーができあがるという具合だ。

Fabrication

2016.08.29

ロボットがタトゥー業界の未来を背負うのか

最近公開されたこのビデオでは、人の脚にロボットがタトゥーを彫っている。これは、Appropriate AudiencesのJohanとPierreとAutodeskのPier9の共同事業だ。JohanとPierreにとっては、これは初めてのロボットタトゥーの試みではない。以前にも、ハックしたMakerBotにタトゥーマシンを接続して、人の体にタトゥーを「プリント」する実験を行っている。それがどんどん洗練されてゆき、下のビデオにあるような性能の高いものに進化した。

Fabrication

2016.08.22

Autodesk Fusion 360でCNCミリングマシンを使う

ソフトウェアはデジタルファブリケーションの鍵を握る。デジタルモデルをデザインするためのソフトウェアはたくさんあり、そのモデルのデータを実際のオブジェクトにするために、特定のマシン用に変換するプログラムもある。AutodeskのFusion 360は、その両方の機能を備えた、Makerに人気のソフトだ。軽くて、直感的に使えて、それでいて、フリーフォームのモデリング、レンダリング、アセンブリ、物理シミュレーションができるコンピューター支援デザイン(CAD)モジュールと、CNCフライス盤などのコンピューター支援製造(CAM)モジュールも備えている。

Crafts

2016.08.09

シェフにもハッカースペースが必要な5つの理由

フードハッカー(名詞)
ものすごい食べ物を発見し作り出すこと愛する好奇心旺盛な人、または新しい画期的な食べ物のアイデアのための知識や直感を得たいと思う人。

今はシェフになるには最高の時代だ。私は食べ物と料理をすることが大好きで、ここ数年、さまざまな料理技術や道具がレストランでは一般的になり、家庭でもそれが使えるようになってきていることに大変な魅力を感じている。かつてはハイエンドの化学実験室にしかなかった真空調理器が、今では普通のパン捏ね器よりも安く売られるようになり、だんだん一般家庭でも当たり前のものになりつつある。

Crafts

2016.08.04

電子部品アクセサリからDIYバイオまで多様性が魅力:MFT2016ゾーン紹介 ─ FAB&クラフト

ファブリケーション、クラフト、アート・デザインが一堂に会するこのゾーンには、Maker Faire Tokyoらしさがよく表れています。一部のファブラボで活動が始まっているDIYバイオ関連の出展も、このゾーンに集合。出展物の多様性を楽しんでください。Makerのツールとしてすっかり定着した3Dプリンターによる新作の展示では、アートの領域に昇華させた作品も登場、その進化を見て取ることができます。クラフトものでは、LEDを使った小物やネイルなどのウェアラブル、電子部品のアクセサリーや卵のスピーカーなど、素材をいかした力作が勢ぞろい。