Fabrication

2018.01.24

“なんでも作れる夢の箱” ではなく、日常の道具として3Dプリンターを使う

3Dプリントがホビイストの間に普及してから数年になるが、いまだにおもちゃでしかないという評価に甘んじている部分がある。ポップカルチャーのフィギュアやら、クリスマスの飾りやら、つまらない小物やらなにやら、そんなものばかりプリントしてるように見られているが、3Dプリンターにはもっと大きな力がある。単純なものなら、パーツやツールや治具などを簡単に試作できる。自分でデザインもできるし、インターネットに蓄積されたデザインを使うこともできるのだ。

Fabrication

2018.01.22

Evan & KatelynのFusion 360 CAM簡単入門動画

AutodeskのFusion 360は、かなり複雑なソフトだ。モデリングでは十分に使いこなせるようになったとしても、CAM(コンピューター支援加工)のインターフェイスはまったく手に負えないという人も多いはず。CAMとは、CNCマシンにデザインを元に、実際に材料を切削するための指示を伝えるためのものだ。そこでは機械工作業界で使われる難解な専門用語が飛び交い、ひとつのツールや機能に対して100を超えるオプションがあったりする。頭がこんがらがる。しかし、“YouTubeデュオ”のEvan & Katelynが、素晴らしい入門動画を作ってくれた。

Fabrication

2018.01.19

教育現場にメイカースペースが必要な今だからこそ考えたい、予算をあまりかけずに持続可能なメイカースペースを作る方法

サンフランシスコで開かれた2017 STEAMシンポジウム(科学、技術、工学、アート、数学教育のための討論会)に参加して以来、頭の中を素晴らしいアイデアが飛び交っている。そのすべてを捕まえて披露することは不可能だが、そのなかでもMakerのみなさんにお教えしたい価値あるアイデアに、予算をあまりかけずにメイカースペースを開設する方法がある。メイカースペースはホットな流行であるという他に、子どもたちの学習意欲を高める見た目のインパクトがあると、教育界で話題になっている。

Electronics

2018.01.12

ドリルで電線をねじる技からノートに書き込める透明シートを重ねる技、さらに掃除機で穴を掘る技まで:makezine.comの2017年ベストTips17

makezine.comでは、毎週金曜日にメイキングに関するコツや裏技やお勧め情報などを「Tips of the Week(今週のTips)としてお届けしている。情報を募集しているので、よかったら、みなさんが知っているメイキングのコツや便利な技や工房での面白話などをコメントに書き込んでほしい。記事に使わせてもらうかもしれない。今回は2017年に紹介した中から、とくに気に入ったものを集めてみた。

ジャンパー線を正確に作る技

これはMake: Videoチャンネルの中のCharles Plattの「Make: Electronics」で紹介された技だ。

Science

2017.12.25

3Dプリントで科学シミュレーションを生徒に理解しやすくする

何かの概念を理解したいときは、実際の現象を見るのが一番だ。Robert Hemlichは、川が大地を浸食してグランドキャニオンを作り出した様子を生徒たちに見せるために、この3Dモデルを製作した。Robertのモデルは、大きく分けて2つの部分と、補助的なパーツで構成されている。1つめは、みんながよく知っている現在のグランドキャニオンの地形地図だ。硬いPLAでプリントされている。もう1つは、水に溶けるポリ酢酸ビニールでプリントされた川底のモデルだ。これは地形図にはめ込んで使う。

Fabrication

2017.12.08

米TechShopで新オーナーが再開を検討

英語版編集者より:前TechShop(米国)のCEO、Dan WoodsがTechShopコミュニティに送ったメッセージを「Make:」のウェブサイトでも発表して欲しいと編集部に転送してくれた。

同志のみなさん

いいニュースをお伝えできることになりました。

TechShop, Inc.は、サードパーティーに資産のすべてを引き渡すことに同意しました。新しいTechShop 2.0, LLC(有限会社)は、できるだけ早く、できるだけ多くの店舗を再開したいと考えています。

Fabrication

2017.11.29

腕時計が動く仕組みを解説した1950年代の映画

20世紀半ばに制作された、この手の工学系の動画はみんなも大好きだろう。Boing BoingのMarkが紹介してくれたのは、おそらく1950年代のもの。腕時計の各部品が、どのように連携して動くのかを解説している。

Markは、それよりもっと古い1930年代に作られた自動車の差動装置の仕組みを解説したビデオも紹介している。私たちも以前にここで紹介した。

Science

2017.11.27

3Dプリント、レゴ、手作りスリーブなどを病院で役立てる人たち

医療分野でも、さまざまな人たちがMakerのテクニックを応用している。ニューヨークで開かれた今年のWorld Maker Faireでは、そうした革新的な人々やプロジェクトに出会うことができてうれしかった。

医療教育のための3Dプリント

最初に出会った医療系Makerは、Alex Chee博士とHenry J. Feldman博士だ。どちらもハーバード大学医学部大学院病院で医師として勤務しながら、未来の医師たちの教育にも従事している。

Fabrication

2017.11.24

量産力が欲しい人のための手動射出成形機「INARI」

3Dプリンタで量産は厳しい、もっとはやく部品を作りたい、というニーズに応える製品がオリジナルマインドから出ました。INARIは机の上における大きさの手動式射出成形機。ヒーターをオンにして、パレット状の材料樹脂をザラッと流し込んで、レバーをギュッと押し下げればできあがり。均質なクオリティーの樹脂部品をどんどん作れます。ただし、射出成形ですから丈夫な「型」を用意する必要があります。でもどうやって? この型だけを3Dプリンティングサービスを使って作り、その複製は射出成形で作ったらどうですか、というのが今回の提案のようです(もちろん、金属を切削して型を作ってもOK)。

Fabrication

2017.11.17

米TechShop破産申告により廃業へ(日本語版注:米TechShopと資本関係のないTechShop Tokyoは継続して営業)

日本語版編注:TechShop Tokyoを運営しているテックショップジャパン株式会社からは、「米国TechShopと同社の間に資本関係はなく、米国TechShopの破産手続によって財務的な影響は受けないこと。TechShop Tokyoは通常どおり営業し、会員は引き続き「TechShop Tokyo」の施設・設備を利用できる」ことが発表されています。

英語版編注:今朝、TechShopのCEO、Dan Woodsから以下のメッセージを受け取った。営業中のすべてのTechShopを閉鎖するというのだ。