Crafts

2010.07.13

多摩美ハッカースペース

多摩美ハッカースペース。またの名を超図工室。多摩美術大学八王子キャンパス情報デザイン棟の一角にCupCake CNCやクラフトロボ、コンピュータミシンといったパーソナルファブリケーションツールが集められ、自由なものづくりの空間として学生達に開放されています。「手芸とコンピュータ」あるいは「植物と電子回路」といった、本来異質とされる素材の組み合わせから生まれる新しい表現を実験する場でもあり、ちょっと不思議な成果物がそこかしこに散らばっています。こんなスペースが自分の行動範囲内にも欲しい!というのが、見学した我々の感想です。

Science

2010.07.05

OpenPCRプロジェクトが過熱(?)

先週紹介したOpenPCRプロジェクトの記事にKickstarterのリンクも付けておいたけど、それから1週間で、インターネットを通じた支持が集中して、目標出資額が一気に達成された。しかし、金曜日に問題が発生した。過熱した蓋によって、どうしても配管が燃えてしまうのだ。そこで、Tito JankowskiはO’Reilly Answersに助言を求めた。以下はOpenPCRブログからの抜粋。OpenPCRの蓋の過熱問題について、O’Reilly Answersでの意見が大変に参考になりました。

Kids

2010.05.11

バーチャルノギス for Windows

SUBALさんの「バーチャルノギス」は画面上でノギスの読み取りを練習するためのソフトウエア。マウスでスライド部分をドラッグし、右上の拡大目盛りから寸法を読み取ります。正しく読めていれば、左下に表示されている数値と一致するはず。ミリメートルとインチの両方に対応。ワタクシはインチ表示のノギスを持っていないので勉強になりました。

Crafts

2010.05.07

TearDropキット – 紙の上にインタラクティブな回路を描く

先週、私がいちばん好きな5つの場所のなかのひとつ、MITのメディアラボを訪れた。そこで、いくつかの「ギークシック」なプロジェクトに取り組んでいるhigh-low techグループの人たちの話を聞いた。そのプロジェクトのひとつが、このTearDrop キット。TearDropは、紙を基板とするコンピューターのクリエイティブで実用的な可能性を探ろうという人のためのツールキットです。紙の上に直接回路を描いて、それがそのまま作動するとしたら、どんなインターフェースを考えますか? エッチングやハンダ付けをしないで、描く方法で回路が作れたら、どんな形になるでしょう。

Kids

2010.04.13

Make: バイオスフィア — 3年目に突入!

2007年3月、Makeのインターンの2人がお友だちの巻き貝といっしょに沼エビ君をビンに閉じ込めた。スタッフたちは、ほんの3時間ほどの滞在のつもりでいた。もとい、90日間のバイオスフィア冒険旅行となるはずだった。

昨日、16時35秒56に、我らの小さな実験は3年目に突入した。そして、なんともうれしいことに沼エビのジョージ君は健在で、彼だけの生態系の中で幸せに暮らしている。この記事は Make英語版 Vol.10(日本語版では、Vol.04の116ページ)に掲載された。

Electronics

2010.04.12

4ストロークエンジンの中を覗く

車のエンジンの中がどんなふうになってるか、見たいと思っても、シリンダーに穴を開けて覗き込むなんてことは恐ろしくてできない。しかし、それをビデオカメラを使って本当にやっちゃった人がいる(ただ穴を開けてカメラを突っ込んだだけってワケじゃないだろうが)。

Electronics

2010.03.25

TEDActive 2010に工作コーナー

先月、パームスプリングスで開かれたカンファレンスTEDActiveの参加者が、小さなロボット作りやハイテク落書きを楽しんだ。これにはNeweggとMaker Shedが協賛している。年に一度開かれる世界で有数の頭脳を持つ人たちの会議に、今年はNeweggの提供でTinker Box “lab” が開設された。そこでは、カンファレンスの参加者たちが、bristlebotやLEDスローウィーやRGB LED折り紙ランプなどを作って遊ぶことができる。

友人のTod Kurtと私は、Neweggの工作プロジェクトを考えて欲しいと依頼された。

Kids

2010.02.25

女の子にも工学の道を

アメリカでは、技術者週間の一環として、 2月18日をIntroduce a Girl to Engineering Day(女の子に工学を教える日)と定めている。
それに伴って私たちは、セントトーマス工科大学教授のAnnMarie Thomas博士に意見を伺った。博士の寄稿文(英語)をまだ読んでない人は、ぜひ読んで欲しい。要するに大切なのは、工学系職業につくことも考えてみようと、女の子たち(もちろん男の子も!)に教えることだ。
IAGTEDには、アメリカ全国で開かれるイベントがリストアップされている。

Kids

2010.02.18

モノ作りのビジネスを考える

これから数ヶ月間、Make英語版 Vol.21の「Your Desktop Factory (デスクトップ工場)」特集と連動して、Make: Onlineでも「モノ作りのビジネス」について考えていこうと思う。物作りの情熱を収入に結びつけるための企画だ。ごく気軽な売買から、少量の製品をネットで販売する方法、Etsyや最近開店したMaker’s Marketなどの利用法から、より真剣な、長期的スモールビジネスの運営方法まで、幅広く取り上げていきたい。いろいろなMakerのインタビューや寄稿を予定している。

Kids

2010.02.02

電子工作への理解を深めるために私たちに何ができるか?

サンディエゴの11歳の中学生が自作のモーションセンサーを学校に持ち込んだところ、警察の捜査対象にされてしまったという先日のニュースについて複数の読者が意見を寄せてくれた。率直に言って、私はガックリした。
こうした残念な事件には、どうしても理解不能な要素や環境が絡んでくる。しかし、文句を言ったり、誰が悪者かを追求したところで始まらない。むしろ私は、そのエネルギーをもっと建設的な方向に向けて、次の問題を考えてみたいと思う。