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2017.09.25

企業内ファブスペースを実現させたメイカーたちが次に目指すもの―リコー新横浜事業所「つくる~む」運営メンバーインタビュー

メイカームーブメントを知る人ならば「つくる~む新横(以下、つくる~む)」の名を聞いたことがある人は少なくないだろう。リコーの新横浜事業所にあるこの施設は、大手メーカーが社内にメイカースペースを設置した先進事例のひとつとして話題となった。

リコーグループ社員なら誰でも利用でき、3Dプリンターやレーザーカッターなどが自由に使えるとあって、初年度だけで約2千人が利用したという。社外からの見学希望も多く、企業におけるメイカースペースの設置と運用において、広く参考とされることが多い。

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2017.07.25

「メーカー」の「メイカー」がつくった新しいプラットフォーム「toio」—ソニー株式会社 田中章愛さんインタビュー

編集部から:この記事は『Prototyping Lab 第2版』の著者、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

2017年6月1日、5年の月日を経て開発された新しいトイ・プラットフォーム「toio」が東京おもちゃショー2017で発表された。超小型ロボットがテーブルの上を自在に動き回る姿は注目を集め、様々なメディアで報道された。さらに当日より、ソニーが運営するeコマースとクラウドファンディングを兼ねたサイト「First Flight」で始まった予約販売で数量限定の初回限定セットが即日完売するなど、大きな反響があった。

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2017.07.21

ミッション・ポッシブル:お互いの問題を解決するオープンなコミュニティ

私は、Makerの話を聞くのが大好きだ。彼らが何を、どうやって作っているのかを知るのは楽しい。だがもっとも興味を惹くのは、なぜMakerたちがそれを作っているのか、その理由だ。個人的な興味や情熱でもって開始されるプロジェクトは多い。しかしそれが、Maker自身も想像できなかったようなものに発展してゆく。Makerは探求し実験し、創造し発明する。コミュニティという集団になったとき、Makerは個人的または社会的使命を明確にして、大きな力を発揮するようになる。

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2017.07.12

Maliaのための会話支援装置を発明しよう

間違いなく、Makerムーブメントの最大の利点のひとつに、個人の問題に合わせた個別の解決策を作り出す力があると思う。それは特に、障害を持つ人たちの生活の質を向上させる装置を身近なものにする活動に現れている。

Maliaは11歳の脳性マヒ患者だ。いつも笑顔で、とても明るく、人が話すことはすべて理解できるのだが、彼女が話す言葉は家族以外には聞き取りづらい。

これを改善するために、私たちはMaker Shareでミッションを立ち上げた。彼女の言葉を聞き取りやすくする発明をしようというものだ。

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2017.07.10

インターネット上のMaker Faire「Maker Share」では解決すべき問題「ミッション」を共有できる

Maker Shareの公式スタートをお知らせしよう。この発表ができて、最高にうれしい気分だ。これは、Makerのための「発表会」の場。プロジェクトを見せ合って、互いに学べる新しい機会を作り、つながり、貢献し合うMakerのハブだ。私たちは、パートナーのIntelとともに、イノベーションとコラボレーションのためのインターネット上のプラットフォームを開発した。Makerにできるあらゆることのショーケースだ。どうか、MakerShare.comに登録してほしい。あとは、プロファイルを設定して、ポートフォリオに作品を加えるだけだ。

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2017.06.08

「THETAのために集めた人とガジェット」からすべてが始まった―リコーITソリューションズ「ガジェット研究会」メンバーインタビュー

Makerたちによる企業内部活を紹介する本連載、今回はリコーITソリューションズの「ガジェット研究会」をクローズアップする。Maker Faireの展示内容では近年、バーチャル・リアリティ(VR)に関するものが増えてきている。その背景には、Oculusなどの高性能なVR向けヘッドマウントディスプレイ(HMD)が入手しやすくなったこと、低コストの3Dコンテンツ制作ツールが広まったことなどに加えて、安価な360度カメラがいくつも登場したことで、個人でVR開発に取り組み易い環境が整ってきたためだ。

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2017.06.06

支援技術ハッカソンで作られた素晴らしい15の介助技術

Tikkun Olam Makers(ティックン・オーラム・メイカーズ)は、4月21日から22日にかけて、ブルックリンの海軍工廠で、Accessibility Makeathon(支援技術ハッカソン)を開催した。そこで誕生した作品を紹介しよう。

都市環境のための軽量なポータブル斜路

課題

Rachelは、電動カートでマンハッタンを動き回っている。彼女がチームに要求した課題は、都会での移動性を高めるための、持ち運びが楽で、軽量な斜路の開発だ。

解決策

チームは、軽量な折りたたみ式の斜路を製作した。

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2017.05.31

地域コミュニティの問題を解決する中高校生の4つの発明

英語版編集部より:社会の役に立つ新しい技術をデザインし、製作し、実用化するコンテスト、SamsungのSolve for Tomorrowに、アメリカ全国の中学生、高校生が参加し、環境問題から社会問題まで、さまざまな問題を解決するためのプロジェクトが提出された。参加者のうちのいくつかのグループは、応募の動機や難しかった点などについて書いてくれた。ここに、そんな彼らの話を紹介しよう。

Science

2017.05.30

Makerが医療の質を高める7つの方法

病院内にメイカースペースができて、医師や看護師が市販の医療機器を、患者の要望に合わせて改造できるようになったらどうだろう。素晴らしいことだと思う。Makerが障害者と協力して、使いやすい安価なデバイスを作ることができたらどうなるだろう? これがイノベーションだ。このところ、医療の分野でそのスキルを役立てようとするMakerたちが増えている。たとえば、MakerHealthは、病院にメイカースペースを開いて変化を促すばかりでなく、医療提供者の強力なネットワークを築いてハウツーを交換している。

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2017.05.09

「工作室を使いたい」から始まった社内メイカーが博物館の展示品を制作するまで — ローランド株式会社「R-MONO Lab」メンバーインタビュー

Maker Faire Tokyoには個人からグループ、企業まで、さまざまな出展者が参加している。そうしたなかには、製造業に勤務しながら個人のメイカーとして参加している人も少なくない。モノ作りが好きで、仕事にするだけでなく、個人でもメイカー活動にいそしむ。Maker Faireの出展者からは、そんな横顔がうかがい知れる。また、近年増えてきているのが、企業のなかでメイカー活動に関するサークルといったグループでの参加だ。そうしたグループは、企業としてオフィシャルではないものの、企業名を明らかにしていることが少なくない。