Other

2017.04.07

Makerコミュニティにお願い:Joey Hudyに支援を

メイキングの楽しみの半分は、作業による満足感とそれを人に見せることにある。あとの半分は、自分がコミュニティの一員であると自覚できることだ。コミュニティの強みは、その支援する力にある。作品を手伝ったり評価したり、または個人的に困っている人を助けたりできる。

私たちに活発なMakerであるJoey Hudyが統合失調症の診断を受けたとの知らせが届いた。彼は援助を必要としている。彼の姉が立ち上げたGoFundMeページに詳しいことが書かれている。

Other

2017.03.17

いっしょに作ることは技術の共有ではなく人間性の共有

男性とその息子が、第2回World Maker Faireの私のブースに近づいてきた。「何をしているのですか?」と父親が聞いた。「メイク・フィックス・エニシング・プロジェクトです。なんでもタダで直します」と私は答えた。

「なんでも?」
「作ったり直したり、ほぼなんでもお手伝いできます。何を作りますか?」

息子の表情が明るくなった。彼の創造力の車輪が回り始めた。「ボードを……」と彼は言った。父親が微笑んだ。私は彼に鉛筆とノートを手渡すと、彼は絵を描き始めた。

Electronics

2017.03.03

「メーカー」の「メイカー」が企業内メイカースペースでつくった「ambie」—ambie株式会社 三原良太さんインタビュー

編集部から:この記事は『Prototyping Lab 第2版』の著者である小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

2017年2月9日、ベンチャー投資育成ファンドWiL Fund I, L.P.と
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社の合弁企業「ambie株式会社」は同社初の製品となるイヤホン「ambie sound earcuffs」(アンビー サウンド イヤカフ)を発表、同時にオンラインと一部店舗で販売を開始した。

Electronics

2017.02.22

Amazon Dash Buttonを「寄付ボタン」にハックする

現在アメリカで起きていることで、インターネットは、多くの人にとって、悲しみと怒りとフラストレーションの源になってしまっている。ニュースを読めば悲しい話ばかりで、無力感に襲われ、何をしてよいかわからなくなる。そんなときに、ちょっとでもいいことができたら? それが、Nathan PryorのACLU(アメリカ自由人権協会)Dash Buttonの目的だ。このボタンを押すごとに、自分の銀行口座からACLUに5ドルの寄付が送られる。

Other

2017.02.06

ローテク・ハイシンキングでオープンソースの浄水器

誰にでも安全な水を使う権利がある。発展途上国では、飲料水を作る数々のシステムが導入されるものの、その社会の実態にそぐわず機能しないことが多い。そうしたシステムの35〜50パーセントは5年後には使われなくなっているという学生による調査もある。OHorizonsは、安全な飲料水を提供するための活動を行う非営利団体だ。彼らはそれに、テクノロジーを使わず頭を使う「ローテク・ハイシンキング」の思想で取り組んでいる。簡単に設置、管理ができて、その知識と技術を地域社会に伝え、彼ら自身で管理してゆくことを教えるという。

Other

2017.02.03

カリフォルニアからハワイ、さらにその先へ進む無人自律ボートを作って得た体験

私はカリフォルニアのハーフムーン湾の海岸に続く階段を、おっかなびっくり降りていった。肩に、27キロの大きなソーラーパワー式、SeaChargerを担いでいたからだ。「なんだあれは?」という多くの視線を浴びながら、スクリューと舵の最終チェックを行い、膝の深さまで海に入ると、SeaChargerを押し寄せる波に向かって思いっきり押し出してやった。人が歩くほどの速度で、ボートはひっくり返ることもなくいくつかの波を乗り越えていった。安心した私は砂浜に戻り、2年半かけた私のプロジェクトが西へ静かに進んでいくのを眺めた。

Other

2017.01.23

いかにしてMakerは製造ルネサンスを引き起こせるか

『5 Ways the Maker Movement can help catalyze a manufacturing renaissance』(Makerムーブメントが製造ルネサンスを促進するための5つの方法)という記事が、「衰えつつあるアメリカの製造業のエコシステムを建て直すために、アメリカ人が心の底に持っている分散型創造性としてMakerムーブメントを支えてほしい」と人々に訴えた。

Brookings InstitutionのMark Muroと、『Maker City』を私と書いてくれた共著者のPeter Hirshbergは、その記事の共著者でもある。

Other

2016.12.28

makezine.jpで2016年によく読まれた記事トップ10

makezine.jpでは2016年に283本の記事を公開しました。2014年、2015年に続き、今年よく読まれた記事のトップ10を紹介します。2016年は「2016年に公開された記事」と「2015年以前に公開された記事」のそれぞれに分けて紹介します。見逃していた記事があったらこの機会にぜひチェックしてください。

Kids

2016.12.06

高等教育を刺激するティンカリングと問題メイキング

DePaul大学のデザイン学部では、私の同僚、LeAnne Wagnerと私とで、Designing for Physical Technologyという新しいプログラムに取り組んでいる。こんな考え方だ。

フィジカルコンピューティング・システムは、いろいろなところで応用されはじめている。より安全な自動車や、より便利な家電品、それにリモコンのヘリコプターなど高度でインタラクティブなオモチャも登場している。センサーネットワークは、駐車場のどこが空いているかを教えてくれるし、アーティストはその技術を使って、見る人を取り込む物理的環境を作れるようになった。

Other

2016.11.25

脳を損傷した友人のために会話デバイスを開発した14歳の少年

この14歳の少年、Jacob SmilgのTED×Talkでのスピーチを見れば、誰でも熱いものがこみ上げてくるだろう(そして自分の人間性を取り戻す)。この話のなかで、彼は、大事故によって脳が損傷した友人、Ethanともっと楽に会話ができるようにと開発したデバイスを開発するために、どのような技術や知識を使ったかを語っている。

2013年の夏、サマーキャンプで、よく晴れた日に彼らは広場でフリスビーをして遊んでいた。そのとき、Ethan Kadishは雷に打たれたのだ。