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2017.05.02

修理カフェを増やそう

私の友人が私のFacebookウォールにこの動画を投稿するまでは、修理カフェ(Repair Cafe)のことは知らなかった。これが流行だとは知らなかったが、そうと知って私は興奮した。

私は、家電品や電動工具などをすぐに思いついた。そうしたものを修理するのが好きだからだ。しかし、どこが悪いのかを突き止められるだけの知識がない。もし、修理カフェに持ち込んで、知識のある人といっしょに作業ができたら、修理ができるし、勉強になるし、どうやってメンテナンスをすればよいか、また壊れたときにどこを直せばよいかも学べる。

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2017.04.25

ゴーカートに無限軌道を付ける

私は、特別な魅力を感じさせてくれる戦車(専門的には装甲戦闘車両AFV)が大好きだ。遊ぶなら、飛行機の次に戦車が楽しい。私はAFVのプラモデル(おもに1/35スケール)の膨大なコレクションを持っている。この10年間で、ディスプレイケースに収まり切れないほど作った。私がいちばん好きなのは第二次世界大戦中のドイツ軍の車両だ。装甲兵員輸送車(APC)から重量級の戦車まで、なんでも好きだ。しかし、その攻撃力にはあまり興味がない。興味があるのは、そのエンジニアリングだ。いかに効率的に地上を移動できるかだ。

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2017.04.14

被災地でMakerの技を駆使する:Dara Dotzインタビュー

Dara Dotzは、被災地やそれが必要とされる社会でMakerの技を使って支援する非営利団体、Field Readyの共同創設者だ。この新しい動きは「人道的メイキング」とも呼ばれている。DotzとField Readyは、ハリケーンに襲われたタヒチと、地震の被害を受けたネパールで活動してきた。また彼らは、紛争地帯での捜索、救難活動を支援している。彼女は、後にField Readyと名付けられるこの団体の立ち上げ準備をしている間、重力に依存しない3Dプリンターを開発し、国際宇宙ステーションに送り込んだチーム、Made in Spaceに属していた。

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2017.04.07

Makerコミュニティにお願い:Joey Hudyに支援を

メイキングの楽しみの半分は、作業による満足感とそれを人に見せることにある。あとの半分は、自分がコミュニティの一員であると自覚できることだ。コミュニティの強みは、その支援する力にある。作品を手伝ったり評価したり、または個人的に困っている人を助けたりできる。

私たちに活発なMakerであるJoey Hudyが統合失調症の診断を受けたとの知らせが届いた。彼は援助を必要としている。彼の姉が立ち上げたGoFundMeページに詳しいことが書かれている。

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2017.03.17

いっしょに作ることは技術の共有ではなく人間性の共有

男性とその息子が、第2回World Maker Faireの私のブースに近づいてきた。「何をしているのですか?」と父親が聞いた。「メイク・フィックス・エニシング・プロジェクトです。なんでもタダで直します」と私は答えた。

「なんでも?」
「作ったり直したり、ほぼなんでもお手伝いできます。何を作りますか?」

息子の表情が明るくなった。彼の創造力の車輪が回り始めた。「ボードを……」と彼は言った。父親が微笑んだ。私は彼に鉛筆とノートを手渡すと、彼は絵を描き始めた。

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2017.03.03

「メーカー」の「メイカー」が企業内メイカースペースでつくった「ambie」—ambie株式会社 三原良太さんインタビュー

編集部から:この記事は『Prototyping Lab 第2版』の著者である小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

2017年2月9日、ベンチャー投資育成ファンドWiL Fund I, L.P.と
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社の合弁企業「ambie株式会社」は同社初の製品となるイヤホン「ambie sound earcuffs」(アンビー サウンド イヤカフ)を発表、同時にオンラインと一部店舗で販売を開始した。

Electronics

2017.02.22

Amazon Dash Buttonを「寄付ボタン」にハックする

現在アメリカで起きていることで、インターネットは、多くの人にとって、悲しみと怒りとフラストレーションの源になってしまっている。ニュースを読めば悲しい話ばかりで、無力感に襲われ、何をしてよいかわからなくなる。そんなときに、ちょっとでもいいことができたら? それが、Nathan PryorのACLU(アメリカ自由人権協会)Dash Buttonの目的だ。このボタンを押すごとに、自分の銀行口座からACLUに5ドルの寄付が送られる。

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2017.02.06

ローテク・ハイシンキングでオープンソースの浄水器

誰にでも安全な水を使う権利がある。発展途上国では、飲料水を作る数々のシステムが導入されるものの、その社会の実態にそぐわず機能しないことが多い。そうしたシステムの35〜50パーセントは5年後には使われなくなっているという学生による調査もある。OHorizonsは、安全な飲料水を提供するための活動を行う非営利団体だ。彼らはそれに、テクノロジーを使わず頭を使う「ローテク・ハイシンキング」の思想で取り組んでいる。簡単に設置、管理ができて、その知識と技術を地域社会に伝え、彼ら自身で管理してゆくことを教えるという。

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2017.02.03

カリフォルニアからハワイ、さらにその先へ進む無人自律ボートを作って得た体験

私はカリフォルニアのハーフムーン湾の海岸に続く階段を、おっかなびっくり降りていった。肩に、27キロの大きなソーラーパワー式、SeaChargerを担いでいたからだ。「なんだあれは?」という多くの視線を浴びながら、スクリューと舵の最終チェックを行い、膝の深さまで海に入ると、SeaChargerを押し寄せる波に向かって思いっきり押し出してやった。人が歩くほどの速度で、ボートはひっくり返ることもなくいくつかの波を乗り越えていった。安心した私は砂浜に戻り、2年半かけた私のプロジェクトが西へ静かに進んでいくのを眺めた。

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2017.01.23

いかにしてMakerは製造ルネサンスを引き起こせるか

『5 Ways the Maker Movement can help catalyze a manufacturing renaissance』(Makerムーブメントが製造ルネサンスを促進するための5つの方法)という記事が、「衰えつつあるアメリカの製造業のエコシステムを建て直すために、アメリカ人が心の底に持っている分散型創造性としてMakerムーブメントを支えてほしい」と人々に訴えた。

Brookings InstitutionのMark Muroと、『Maker City』を私と書いてくれた共著者のPeter Hirshbergは、その記事の共著者でもある。