Other

2019.10.04

日本のメイカームーブメントの自立と持続可能性を議論する「Mini MakerCon Tokyo 2019」11月2日(土)開催!

本日、「Mini MakerCon Tokyo 2019」のウェブサイトを公開しました。

8月に開催されたMaker Faire Tokyo 2019には、過去最大の出展申し込みがありました。日本のメイカーコミュニティは、着実な広がりを見せています。しかし、5月に報じられたMaker Faire Bay Areaの当面の開催中止、Maker Faireのライセンス元であるMaker Media社の活動停止など、全世界のメイカームーブメントを先導してきた米国を中心に、Maker Faireに転機が訪れているのも事実です。

Other

2019.06.03

プロトタイプからシビックエコノミーへ — Mission ARM Japan理事・カタリストの近藤玄大さんインタビュー

編集部から:この記事は、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

Maker Faire Tokyo(以下MFT)の前身、Make: Tokyo Meetingが2008年4月に開催されてから10年以上が経った。この間に多くの人々が熱狂し、様々な可能性が注目され、様々な課題が浮き彫りとなった。プロトタイプからプロダクトに至るまでの挑戦を追いかけてきたこのシリーズでも、これまでを振り返りつつ、これからの可能性や課題について考えてみたい。

Other

2019.04.25

ランダムに何かを作る自動販売機「Exploding Kittens」の喜びの物語

2015年、私たちは「Exploding Kittens」(こねこばくはつ)というゲームのKickstarterキャンペーンをローンチした。

ゲームは大好評で、キャンペーンは数々の記録を更新した。しかし、これは4年前のカードゲームの話ではない。これは、喜びと魔法……、そして、ほとんどのコンベンション会場から蹴り出されそうになった巨大なマシンの話だ。

ゲーム会社として順調にやっていくためには、数々のコンベンションに出展しなければならない。

Electronics

2019.03.12

YouTubeのMakerたちが織りなす美しいデータビジュアライゼーション

私はWorkbenchConというイベントに参加した。いろいろなタイプのMakerが集まっていたが、インターネットで配信する動画や画像を作る人たちが大半を占めていた。そこでは、動画や写真の作家たちが、自分のYouTubeチャンネルを宣伝するためのステッカーを配るというのが流行っていたが、John Kuiphoffは方向性が違っていた。彼の画像を見て私はぶっ飛んだ。彼は、さまざまな人のYouTubeアカウントをデータ視覚化した画像のステッカーを作っていたのだ。どのステッカーもユニークで大変に美しい。

Other

2019.02.22

車椅子をインタラクティブなバンブルビーにトランスフォームさせた「アシスティブテクノロジー」のMakerたちのストーリー

Alexとバンブルビー

Alexは自動車と作曲と映画『トランスフォーマー』が大好きな16歳の少年。全身の筋緊張低下症を患っているため、筋肉を思うように動かせず、車椅子が欠かせない生活を送っている。バンブルビーは、Alexの車椅子に施された最高のコスチュームだ。Alexのためのいくつもの入力装置が備えられ、大音量の音響システムに、LEDもたくさん装備されている。これは、私たちが車椅子をトランスフォーマーに作り変えた記録だ。

Fabrication

2019.01.18

Makerから始まったMakerフレンドリーなパーソナルモビリティ「WHILL Model CR」—白井一充さん・武井祐介さんインタビュー

編集部から:この記事は、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆・撮影していただきました。

WHILLというメーカーを知っているだろうか? もし、名前だけを聞いて思い出せなかったとしても、その製品の特徴的な形状を見れば、読者の多くがどこかで目にしたことを思い出すだろう。街中で実物を見たことがあるという人も少なくないだろうし、もしかしたら、自分で持っているという人もいるかもしれない。

Other

2018.12.21

宅配便泥棒をキラキラ粉とおならスプレーでこらしめる装置

Mark Roberは、巨大なナーフだとか砂を液化するバスタブとか、やりすぎなほどの高度な技術をプロジェクトにぶち込むことで知られている。

今回は、「おそらくマグナム級の作品」と本人も認めるものができた。このところ増えている、宅配便の荷物を玄関から持ち去る泥棒どもをお仕置きしようというのだ。6カ月かけて完成させたという、ラメをばらまく機構のデモ映像と、何人もの泥棒が彼の家の玄関から荷物を持ち去り、それぞれの秘密の場所に帰ってそいつを開けて大騒ぎになる様子を見て笑って欲しい。

Crafts

2018.09.14

世界トップクラスの企業からファイバーアーティストへと転身したWindy Chienが語る、情熱の対象に巡り会うための4つのステップ

写真:Molly DeCoudreaux

Windy Chienは、自身の好奇心と情熱に導かれて、魔法のようなキャリアを積み上げてきた。学生時代は内観的な映画を制作していたが(卒業作品は1994年のサンダンス映画祭で上映された)、後にサンフランシスコの名物ともなっているレコード店、Aquarius Recordsのオーナー兼経営者となり、続いてAppleのiTunesとApp Storeの管理職を務めるようになった。世界トップクラスの企業で働くようになれば、それがキャリアの頂点だと思うのが普通だが、Windyの物語はそこでは終わらない。

Other

2018.08.23

コミコンで小道具のプロたちが車椅子の子どもたちにスター・ウォーズのコスプレをプレゼント

サンディエゴで開かれたComic-Con(コミコン)にて、7人の特別な「スター・ウォーズ」ファンが乗る車椅子に、そのコスプレに欠かせない重要な装飾がプレゼントされた。これを行ったのは、子どもの車椅子に楽しい装飾を加える非営利団体、Magic Wheelchairにボランティアで参加した、著名な小道具職人たちだ。

Other

2018.08.15

脳性麻痺の息子を救うためにパパが奮闘するDIYプロジェクト

Marc Gundersonは、息子Julianのためのプロジェクトを投稿してくれた。Julianは脳性麻痺だ。脳性麻痺の患者は特定の筋肉の運動に障害が出るため、車椅子での生活を強いられることが多い。Marcはこの状況を改善するトニー・スタークに変身した。息子の筋肉のコントロールや連携を助けるための驚きのプロジェクトを次々と作り出した。なかには症状を改善したものもある。

ここに、そのいくつかのプロジェクトを紹介するが、詳細はぜひ彼のサイトで見て欲しい。