Crafts

2015.11.16

職人の技にスポットライトをあてるウェブ番組

スコットランド、ダフタウンのBalvenie酒造所は、普通とは違う宣伝方法を使っている。私はそれが大好きだ。アンソニー・ボーデン(訳注:アンソニー・ボーデン は数々の本やテレビ番組で知られているアメリカ人料理人)を司会に、世界の職人に光を当てて紹介するビデオシリーズ「Raw Craft」を製作しているのだ。彼らはこの広告を、彼ら自身の職人技と同じぐらい誇りに思っているはずだ。彼らの作る製品を私が使うことはないだろうが、このビデオシリーズはぜひみなさんに見てもらいたい。そして広めてもらいたい。

Electronics

2015.10.06

自作のデジタル時計を学校に持ち込んだ少年を警察が逮捕、そしてその後で起こったこと

写真:Dallas News

(編注:日本語版記事は、文末にリンクを掲載した複数の英語版記事を再構成しました)

なぜ、Ahmedは逮捕されたのか?

テキサス州アービングの9年生(日本の中学3年生から高校1年生に相当)、Ahmed Mohamedが手錠をかけられ学校から警察に連行された。彼は何をしたのか? 自作の時計を学校に持ってきたのだ。この事件を最初に伝えたのはDallas Morning Newsだった。

Ahmedの家族が中東出身だからこうなったと思いたくなる気持ちはわかる。

Fabrication

2015.09.28

バーニングマン会場を走るスタイリッシュなアートカー

The Monaco

全員甲板に集合! The Monacoはバーニングマンの地上船だ。ブラックロック砂漠を帆走するために作られた(そう、エンジンを切って進むのだ)。全長約45フィート(約14メートル)、40人乗り。3本のマストがあり、音楽や照明のための発電機、バーがあり、デッキには乗組員とお客さんのための部屋がたくさんある。

Cap’n Greg Barronは、2010年のバーニングマンでBRCアウトリガー付きセーリングカヌー、Canyouを作ってから、フリゲート艦を作る夢を抱いていた。

Crafts

2015.09.04

Makerカルチャーの知恵と意味を探る

マンハッタンに住んでいる間、私は、生活に必要なものは買わずに自分で作るという誓いを立てた。それから10年間をかけて、ニューメキシコの砂漠にオフグリッドの農場を作った。私はそこで、食料、薬、電力、燃料、建材、雑貨を作ることを学んだ。Makerとなり、自らの決断の影響力を知った私は、これまでになかった視点を手に入れることができた。消費者は、製品がどのように作られるのか、実際のコストはいくらなのかなど考える必要もない。

農場を作っているとき、私は新しいものを買わずに、不要品を使うことを決めた(それなら資源とエネルギーはすでに償却済みだ)。

Crafts

2015.08.28

金継ぎ — 壊れた器を修復する日本の技

手が滑ってマグカップをキッチンの床に落として割ってしまったとき、どんな気持ちがした? 少なくとも、ビックリしたのと面倒だと思う気持ちが入り交じった感じだったと思う。それがもし、家宝だったり、思い出の品物だったりしたら、ホウキで破片を掃除するときに、罪悪感と残念な気持ちが加わる。

日本では、破片を捨てるかわりに、500年続く伝統の金継ぎ技術で修復する。漆と金、銀、またはプラチナで破片をつなぎ合わせるのだ。

Daniel Evansが監督した下のVimeoビデオでは、まず日本文化における金継ぎの重要性が解説されている。

Fabrication

2015.06.29

3Dプリントした義足で歩いて泳ぐアヒルくん

ButtercupとMike Garey(写真とビデオ:Feathered Angels Waterfowl Sanctuary)

Buttercupは世界でいちばんかわいいアヒルかもしれない。彼は恋をしている。テディベアを愛し、3Dプリントした義足で歩いたり泳いだりする。

Buttercupは左足がねじれた状態で生まれてきた。完全に前に回らない。そこで、できるだけよい生活が送れるようにと、Feathered Angels Waterfowl Sanctuaryで育てられることになった。

Electronics

2015.04.15

スマートウォッチなんていらない。腕に巻くのはエニグマだ。

エニグマは、第二次世界大戦中にドイツで使われていた非常に面白いコーディングマシンだ。デジタル理論がまだ発育段階だったころ、特定のパターンに設定されたローターで、司令部から前線に送られてくる暗号を解読していた。大変に精巧なメカニズムだったが、腕に巻けるほど小さなものではなかった。

オリジナルよりもすごいところは、その機能が腕時計サイズ(やや大きめではあるけれど)に収められてしまった点だ。しかも安価なArduinoを使って。見栄えはとてもいい。鉄製のケースに、ベルトはスクラップの革製だ。

Other

2015.04.10

初の南極 Mini Maker Faire

第1回South Pole(南極)Mini Maker Faireは素晴らしい好天に恵まれ(ニュージーランドから飛行機で南へ12時間)、参加者たちは、氷を使う3Dプリンターや氷点下でのかぎ針編みコーナーやC-130給油ハックなどの展示を見て楽しんでいた。

Maker Faireのプログラムディレクター、Sabrina Merloによると、このイベントは「最高にポジティブで元気」で、気温マイナス57度Cという暖かい晴天にもよらず、「何十人もの人が訪れた」そうだ。

Other

2015.02.16

メイカースペースが開かれた(インクルーシブな)場所であることが、なぜよいことなのか

メイカースペースのコミュニティには、大きな性の壁がある。STEM(理系)分野では、そうした性差による問題がよく現れている。一部には開放的になろうと努力している前向きなスペースがあるものの、かなり苦戦を強いられている。ただし不可能ではない。多くの実例(Artisan’s Asylumの溶接コースやDouble Unionの存在など)が開放的なメイカーコミュニティを実現している。現在、Pumping Station: OneのErica Teslaが同様の努力を行っていることを、私はうれしく思う。

Other

2014.12.26

Makeオフィスで経験した夏のインターンシップを終えて

私の名前はPierre-Alexandre。フランス人の学生です。

私はMakeで夏のインターンシップに申し込みたかったのですが、Maker Faire Parisをとりまとめた私の伯父であるBertierの口利きで実現しました。ここにその報告をします。

私は7月12日月曜日にセバストポルに到着しました。

最初に感じたのは、カリフォルニアは思っていたより雨や曇りの日が多いということです。

私はMakeの共同創設者、Sherry Hussと一緒でした。