Other

2015.08.11

MFT2015レポート ―「ぼっち」は自分だけじゃない。「ぼっち」ツイートを地図上に表示するハルロックの「ぼっち・ザ・LED」

「週刊モーニング」で連載されていた電子工作漫画『ハルロック』は、女子大生が周囲の悩みを電子工作で解決するという斬新な切り口で話題となった作品だ。

その特長ともいえるのが、作中に出てくる発明品を実現するための方法が解説されているところ。文字だらけになるため通常ならまずやらないことだが、これがあることで単なるアイディアではなく、「実際に電子工作で作れるんだ」というリアルな説得力あるものとなっている。

作品内で反響が大きかったのが、猫の行動をツイートする「ねこったー」。

Other

2015.08.10

MFT2015レポート ― 竹コプターに飛ぶ広告塔? Maker Faire TokyoならではのDIYドローン

安定した空中静止がしやすく、操作性も高いことから、とくに空中撮影用途で人気が高いドローン。最近では、災害現場のデータ収集から通信販売の商品配達まで、幅広い活用方法が提案・実験されている。

Maker Faire Tokyo 2015でもドローンの注目度は高く、会場中央のMAKERFIELDでは飛行デモが行なわれるたび、多くの来客がその動きに歓声を上げていた。

とくにおもしろかったのが、市販品のような実用性にとらわれず、自由な発想で作られているマルチコプターだ。

Other

2015.08.10

MFT2015レポート ― ハッカソン発のチームに見る企業とエンジニアとユーザーの次のステージ

Maker Faireに何か作品を作って出そうとするとき、以前は1人で作る、1人で作りきれない場合は何とか仲間を見つけて一緒に作る、というケースが多かった。

でも、誰もが最初から仲間がいるわけではない。誰もが運良く仲間が見つかるというわけでもない。もちろん、1人で作って1人でMFTに参加するのもよいのだが、一緒に作る仲間がいることでモチベーションは確実に上がる。

ちょっと前まで“仲間”と出会うのは偶然の産物だったが、いまは違う。

Electronics

2015.08.07

BBCのMicro:bitがイギリスのすべての11歳と12歳の子どもたちに無料配布される

新しいBBC Micro:bit(写真: Rory Cellan-Jones/BBC News)

BBCはMicro:bit 最終デザインを発表した。これは子どもたちにテクノロジーでクリエイティブになってもらおうと意図して作られたボードだ。BBCのMake it Digitalキャンペーンの大きな要素であり、35年間続いてきたBBCの教育活動のなかでももっとも意欲的なものだ。

みなさんの多くは、70〜80年代にBASICでプログラミングを初体験したはずだ。

Electronics

2015.08.06

低価格WiFiモジュールESP8266が日本でも広まりそうです

世界各地で盛んに”ESP8266″を使った作例が発表されている。その理由はやはり安さだろう。数百円で買えるWiFi+マイコンモジュールに出会ったおかげで、改めてネットにつながるモノを作ってみたくなった人は少なくないはず。

ESP8266チップをモジュール化した製品のひとつがEspressif Systemsの”ESP-WROOM-02″で、これは技適マーク付きだ。日本でも安心して使うことができる。すでにマイクロテクニカ、スイッチサイエンス、Cerevoなどから購入可能。価格は800円前後と安い。

Other

2015.08.06

MFT2015レポート ― MESH、Kinoma、CHIRIMEN… Makerのための新プロトタイピングツール増加中

年々、規模が拡大しているMaker Faire Tokyo。今回も、たくさんの出展者によるさまざまな展示があった。趣味で作っている人、サークル・コミュニティ活動として、あるいはハッカソンで知り合ったチームで、企業のサークル活動で……など、形態も多種多様。展示される作品も、見て楽しむものだけではなく、ものづくりのためのツールが年々増えてきている。このレポートでは、Maker Faire Tokyo 2015に登場したプロトタイピングツールにフォーカスしてみたい。

Other

2015.08.06

MFT2015レポート ― 子どもたちのための作って・遊んで・学べるプログラミング・電子工作の教材が充実!

今年はプログラミング教育に注目が集まっており、Maker Faire Tokyoのキッズ/教育エリアには、たくさんの子どもたちが集まった。

都内でScratchプログラミングのワークショップを開催するOtOMOのブースでは、子どもたちによる作品を展示。最近はプログラミングと電子工作にとどまらず、様々なモノのしくみ・構造を作ることで学べる場へと広がっているようだ。

ブースの角には、超音波センサーで回転する巨大なレインボー風車と、割りばしと輪ゴムで三角形を組み上げたタワーがそびえ立っていた。

Other

2015.08.05

MFT2015レポート ― DIY農業(2)IoT、ロボット、オフグリッドを農業に活用

身近なガーデニングや家庭菜園に役立つユニークな作品だけでなく、本格的な農業に役立つ作品もMakerたちは作り上げている。こちらはIoTだけでなく、ロボット技術あり、オフグリッド指向あり。どれも、実用化を目指す本格ものぞろい!

株式会社セラクの「みどりクラウド」は、温度(2系統)・湿度・照度・気圧・二酸化炭素濃度、土壌水分量の7種類のセンサーで計測したデータとウェブカメラの映像を、クラウドに送信する温室内環境モニタリングシステムだ。定期的に計測と撮影を行い、スマホやタブレット、PCから写真とグラフ表示で圃場環境の確認が可能。

Other

2015.08.04

MFT2015レポート ― DIY農業(1) IoTで手軽に楽しむガーデニング

Maker Faire Tokyo 2015では、身近になってきているIoTやロボットの技術を、ふだんの生活に役立てようとする出展事例がますます増えていた。特に、温度センサーや土壌湿度センサーを使った自動水やり装置、ウェブカメラによる遠隔モニタリングシステムなど、園芸・農業分野の作品が数多く出展され、注目を集めた。

まずは、手軽に家庭で楽しめるIoT園芸アイテムから紹介しよう。

SHINGO INOUEさんの「電脳遠隔園芸」は、留守中のグリーンに水やりをする装置だ。