Electronics

2014.08.27

Light Blue Bean ─ 無線でコードをアップロードできるBluetooth LE対応のArduino互換ボード

Light Blue BeanをLight Blueアプリとジャンパー線で試す。

Light Blue BeanはBluetooth LE対応の新しいArduino互換ボードだ。まったく新しいアイデアというわけではないが、Beanには、私が見てきた限りでは、他のBluetooth LE対応のArduino互換ボードにはない機能がある。無線でコードをアップロードできるのだ。

私たちは、開発中のBeanを数回、そして予約が始まったときにいち早く製品を見せてもらっている。

Crafts

2014.08.26

Teenage Engineering + Clavia -ストックホルムの新旧の音楽テクノロジー企業(DIY MUSIC in Europe)

先日の記事で取り上げたMIDI HACKをレポートするためにストックホルムを訪れると決めた際、必ずコンタクトを取ろうと思った企業がストックホルムの音楽系のスタートアップの代表でもあるTeenage Engineering社だ。彼らが最初にリリースした製品OP-1はコンパクトで面倒なセットアップを必要とせず、直感的な操作でダイナミックに音を変化させられるインターフェースを持っている。例えばシンセとは何か、そこから勉強しなくてはいけないような難儀な製品では、初心者は音を出して、そこから何をするか考えて止まってしまう。

Crafts

2014.08.26

格闘モーションの3Dプリント彫刻

アートはパワフルだ。このコンセプトを示すのに、実際の人間が格闘している姿を3D彫刻にするという方法をおいて他にあるだろうか。アーティストのEyal Geverは、その方法でアートのパワーを表現している。私も、Gaverと同じくそこに破壊の美が見える。彼の作品には、感情が高ぶる自動車事故のシミュレーションや爆発の瞬間の時間を延ばしたものが数多くある。3D Printed Kickと名付けられたこの作品は、インパクトからその後の影響までを衝撃に素直に仕上げたものだ。

Crafts

2014.08.25

ジュマンジのゲーム盤レプリカ

原住民の太鼓の音が聞こえてきそうな、ロビン・ウィリアムズ主演の1995年の映画『ジュマンジ』のゲーム盤だ。これは小道具作家のGemma Wrightが細かいところまで手作りで再現したもの。木材を精密な彫刻し、木製蝶番を取り付け、粘土の原型からシリコンで型を作りレジンキャストで部品を作り、盤とサイコロに塗装を施した。

これでプレイしてみたい? 自分もジュマンジ盤が欲しいという方は、Wrightに連絡して注文しよう。ただし、この美しいクラフト作品は大人気のため、待つことは必至。

Electronics

2014.08.22

導電性インクと導電性エポキシで電子回路をプリントするSquinkはパーソナル電子工場となるか?

アイデアとプロトタイプの間はどんどん狭くなっている。かつては一部の大企業にしか使えなかった3Dプリンターのようなものも、今では近くのホームセンターでも買えるようになった。こうしたトレンドを推進している原動力のひとつに、Arduinoなどのボードが簡単に手に入るようになったことがある。これを使えば内蔵システムのプロトタイピングが、早く安くできる。これまでは非常に難しかったハードウェアの問題は、簡単なソフトウェアで解決できるようになったのだ。

回路の設計が完成したとしても、ブレッドボードから先に進めるのは大変だった。

Crafts

2014.08.21

Sonar +D 2014(DIY MUSIC in Europe)

バルセロナ在住の音楽ライター、類家 利直さんにヨーロッパのDIY MUSICシーンについてレポートしていただくシリーズの2回目です。1回目はこちら。

今年もバルセロナにSonarの季節がやってきた。Sonarはエレクトロニック・ミュージックを中心としたライヴやDJのステージを楽しむ音楽フェスティバルで東京含む世界数都市で行われている。会場内には Sonar +Dというスペースが設けられ、音楽系ハッカソンとして有名なMusic Hack Dayや様々な団体・企業の展示やワークショップ、アーティストや音楽関係者によるカンファレンスなども行なわれ、バルセロナのSonarでは音楽のテクニカルな側面にもスポットを当てている。

Electronics

2014.08.21

ArduinoとUnityとUniduinoでフライトシミュレータ

takahi5さんはOculus Riftを使ってメーヴェ感覚のフライトシミュレータを作ろうとしている。入力側はArduinoと加速度センサ。Unityとの接続にはUniduinoを使用。

ちょっと未来 – Oculus Riftでメーヴェを作ろう(1)

Uniduinoを使うと、”StandardFirmata”を書き込んだArduinoとUnityプログラムを簡単につなぐことができます。Uniduinoの導入については、Hirahara Makotoさんのブログがわかりやすかったです。

Crafts

2014.08.20

Stockholm MIDI HACKレポート(DIY MUSIC in Europe)

今回から3回連続でバルセロナ在住の音楽ライター、類家 利直さんにヨーロッパのDIY MUSICシーンについてレポートしていただきます。尚、原稿をいただいてから、編集部の都合で公開が遅れたことに関して筆者の類家様にお詫びを申し上げます。(MAKE日本語版編集部)

去る5月17日、18日ストックホルムで音楽ハッキング・イヴェントMIDI HACKが開催された。

Other

2014.08.20

新刊『Raspberry Piクックブック』は8月23日発売!

本書は、多くのユーザーの支持を集めている教育用低価格コンピュータ「Raspberry Pi」を使いこなすためのレシピ集です。ハードウェアの基本、オペレーティングシステムの使い方、ネットワーク接続、Pythonプログラミングの基本を紹介した上で、実際の作品製作に必要になる、高度なPythonプログラミング、GPIO(汎用入出力)、モーター、センサー、ディスプレイなどの使い方へと解説を進めていきます。216本収録された「レシピ」には、すぐに使えるサンプルコードや回路図を豊富に掲載。

Fabrication

2014.08.20

政府が3Dデータを公開するThingiverse.govの時代がついに始まった!

画像:approx(thingiverseユーザー)

ホワイトハウスが政府機関に所有する3Dデータをどんどん一般公開せよとお触れを出したという記事を3月に書いた。そのときは、スミソニアンのX 3Dプラットフォームぐらいしか例がなかったのだけど、あれから国立衛生研究所が行動を起こして3D Print Exchangeをオープンした。そしてNASAも3D Resources pageの公開に踏み切った。この政府主催の3Dファイル普及レースで勝利するのは誰か?

とは言え、これはレースとは違う。