Crafts

2014.03.05

クリエーターの幅を広げるクラウドファンディング中のカメラギア

先週も紹介したKickrigスライダービーム(英語)は、クラウドファンディング・キャンペーンで今流行っている、カメラマンやビデオカメラマンのための便利なアクセサリーを代表するものだ。

ここに紹介するのは、現在キャンペーン中のプロジェクトだ。MAKEのKickstarter支援ページでも確認できる。

3軸安定ジンバル

3-Axis Stabilized Gimbalは、手持ちカメラ用ジンバルで、加速度センサーでブラシレスモーターを制御してカメラを安定させる、いわゆる“ステディカム”だ。

Fabrication

2014.03.04

伝統技法のアーティストが採り入れる3D技術

今どきの驚くような3Dアートを見ると、どのようなテクノロジー(とくに3Dプリントなど)を使ったのかと考えるのは自然なことだ。「3D printed art」とググってみれば、私の言っていることがわかると思う。3Dソフトウェアと3Dプリントの無限の可能性を駆使した目を見張る彫刻に目眩がするような形状の傑作が見られる。

しかし、なかには3D技術で作品全体を作るのではなく、全体のワークフローの一部としてそれを使うアーティストもいる。昔ながらの製作方法にこだわりながらも、3D技術を採り入れて作業を効率化しようというアーティストもいる。

Electronics

2014.03.03

モノのインターネットを理解したければ、「チョコレート」を考えるべし

私たちは昨年、QualcommのAlljoynイニシアチブやThe Thing Systemの流れに乗って、開発者たちに“モノのインターネット”をハックしてもらうためのオープンプラットフォームの創設に乗り出した。私たちが目指すのは、もっと楽しく、簡単で、より人々の興味をひくものだ(IFTTTのようなものだが、これはデバイスとアプリのためのもの)。これを使って開発者は、デバイス同士をつないで、それまで気がつかなかった新しい価値を発見し、生活をより便利にするアプリの世界を構築できる。

Electronics

2014.02.28

Making Fun:ミッションコントロール学習机

上の息子が学校に通うようになり、宿題をするための学習机が必要になった。私は、ただ天板と脚だけのシンプルなものではなく、もっとナイスな机を作ろうと考えた。宿題が終わったときのご褒美として、何か楽しい仕掛けも組み込んでやりたい。去年の夏にケネディー宇宙センターを見学しに行った私と2人の息子は、いまだに宇宙旅行の感覚が抜けない。そこでこの机プロジェクトは、NASAをテーマにすることにした。私はアポロ計画やNASAの管制センターについて調べ、それらを元に、なんとなくコンソールをデザインを製作した。

Fabrication

2014.02.28

プレイ・ドーのDohVinciは子ども用ねんど3Dプリンターへの第一歩か?

プレイ・ドーのDohVinci

プレイ・ドーは、Hasbroのプルースト現象を引き起こすグルテン状のモデリング用複合素材だ。みんなのお父さんやお母さんがこれを口に入れて遊んでいた1970年代から、手動の押し出しキットを販売していた。

初期のプレイ・ドー押し出し器。1980年代のもの。

だが今年、Toy Fairの一般来場者から離れた招待客のみのプレビューイベントで、Hasbroは最新のプレイ・ドー押し出しキットを発表した。“次の大ブーム”を意識したDohVinciだ。

Electronics

2014.02.27

ベアメタルで遊ぶRaspberry Pi

ITの世界で「ベアメタル」といったら、コンピュータをOS無しで動かす、という意味。ハードウェアに直接アクセスすることで、プロセッサの性能を追求したり、深いレベルでプログラミングを学ぶことができます。

シンプルなRaspberry Piはベアメタルコンピューティング向きなハードウェア。公式サイトには専用のサブフォーラムも開設されています。Googleで”baremetal raspberry pi”を検索するといろんな事例が見つかるはず。日本語の情報は潤沢とは言えませんが、状況は変化しつつあります。

Electronics

2014.02.26

3Dプリンターでおもちゃをカスタマイズする店内工場

PieceMakerのCEO、Arden Rosenblattと彼の3Dプリンターを使った“店内工場”。Toy Fair New Yorkにて。写真:Kathy Ceceri

ニューヨークで開かれた今年のToy Fairに3Dプリンターが登場した。そう、MakerBotが初めて、Toy Faireに出展したのだ。ロボットやテクノロジー系おもちゃのメーカーに囲まれた3階の展示場で、MakerBotはおもちゃメーカーに彼らの技術を売り込んでいた。

Electronics

2014.02.25

初めてのArduinoプロジェクト:学ぶということを学んだ

これは、私同様、Maker初心者で、Arduinoを使って何かを作りたいと考えているみなさんのための記事だ。少し大変そうだと感じるかも知れない。自分には習得は無理だと思うかもしれない。マイクロコントローラーとプログラミングとデザイン(設計)の世界はほとんど知らないという人は、私だけではないはずだ。ルーキーである私は、手を付けるまで怖かった。私が言いたいのはそこだ。これを読まれている間、私が物理的な装置を作った経験がほどんどない人間であることを忘れないでいただきたい。そんな私が実行した。その理由を説明しよう。

Crafts

2014.02.24

すべてのアートはMakerによって作られた

私がメトロポリタン美術館で“コンピューター係”として勤め始めたころ、美術館というのは、壁に整然と絵が並べられている静かな場所だと思っていた。そして芸術というものは、ひとりの天才によって作られた意味のわからないものだと思っていた。そのうち、光を通すピンホールのあるシンプルな箱、“カメラオブスキュラ”のことを知った。この装置は日食の観察などに使われていたのだが、17世紀にはすでに肖像画家がこれを利用して写真のようにリアルな絵を描くようになっていた。私は「それってズルじゃない?」と思った。

Other

2014.02.21

モノのインターネット:その周縁はBluetoothになるのか?

旅行中に自宅の様子をモニターしたり、別荘の暖房をあらかじめ入れておいたりするときも、モノのインターネット(IoT)を利用する場合は、こっちとあっちのコミュニケーションのためにインターネット・プロトコルを使用する。そのため私は、3年間に書いた著書『Getting Started with the Internet of Things』の中で、IoTを、インターネット・プロトコルで接続されたコンピューター、センサー、アクチュエーターのグローバルネットワーク」と定義した。

これは、大幅に単純化して理想化したIoTの姿だ。