2017.09.11
[MAKE: PROJECTS]エアスクープで爽やかな風を車に取り入れよう
私が最初に所有した車にはエアコンがなかった。当時はむしろ、エアコン付きの車のほうが珍しかった。その代わりに、換気用の小さな三角窓があった(図A)。三角窓は外側に開くことで、外の新鮮な空気を強制的に車内に送り込む仕掛けになっている。それで汗が蒸発して体が涼しくなった。みんなが想像するより、ずっと気持ちがいいものだった。涼しいだけではなく、刈りたての牧草や庭の芝生、花や落ち葉の香りも楽しめた。また、谷の日陰に入ったり、ニューイングランド地方の山に登ったときの気温の変化も感じられた。すべてが懐かしい。