2014.04.11
世界初のオープンソースノートパソコン登場
世界はオープンソースのノートパソコンを求めているのだろうか? そこを考えてみよう。
bunnie HuangとXobsによるハードウェアとソフトウェアのチームは、クラウドファンドプラットフォーム、Crowd Supplyで、かなりの部分がハック可能でポータブルなNovenaコンピューターを寄付者に提供する。MAKEに掲載されたbunnieの記事(日本語記事)の反響は大きかった。彼らはこう話している。
心臓の弱い人向けではありません。これはオープンソースプロジェクトで、つまり、常に成長するデバイスを楽しむ、またはイライラするためのものです。ネジ回し付きで発売される、おそらく初めてのノートパソコンでしょう。バッテリーは自分で取り付けなければなりません。液晶パネルのベゼルは自分で選でネジ止めします。スピーカーはキットで提供されます。だから、私たちのスピーカーボックスのデザインを使わなくてもかまいません。3Dプリンターが使える人なら、自分でスピーカーボックスを作れます。
このコンピューターには3つのバージョンがある。all-in-one desktopが1195ドル、もう少し頑丈なバージョンが1995ドル、そして、Kurt Mottweiler製作による木とアルミのケースに入った5000ドルのheirloom(家具調)モデルだ。
安いほうの2つのモデルは、画面が本体の上にかぶさっている。画面を閉じれば壁に掛けて使うこともできる。二枚貝のように開く形になっているので、キーボードを外さないと中がいじれない通常のノートパソコンと違って、大変にハックしやすいということだ。
bunnieとXobsは、マザーボードを単体でも提供している(4GB RAM、4GB MicroSDカード、Ath9kベースのPCIe WiFiカードを搭載、HDMIでDebianデスクトップを起動)。価格は500ドルだ。メインのボードはAQSで生産される。
美しい家具調バージョン
今日までに、目標額25万ドルに対して3万1000ドルが集まっている。期日まであと46日だ。ひとりの寄付者が、すでに家具調モデルをゲットしている。
さて、Makerとハッカーのみなさん。欲しくなりましたか? それとも自分で作りたくなった?
– Stett Holbrook
[原文]