Science

2014.03.28

たった50セントの折り紙顕微鏡

スタンフォード大学の生物工学科教授、Manu Prakash博士には使命がある。マラリア、アフリカ睡眠病、住血吸虫症、シャーガス病など、危険な微生物疾患の診断を、実地研究者が簡単に行えるようすることだ。

そのために、彼は、チームの仲間とFoldscopeを開発した。小さな球状レンズを使う、安価な使い捨ての紙製顕微鏡だ。50セントという大変に安価であることに加えて、Foldscopeは非常に丈夫で、耐水性があり、融通性がある。重さはわずか9グラム。数分で組み立てができ、電源もいらない。

Other

2014.03.20

作るという厚かましさ

私は謝らなければならない。

私が書いた本『Zero to Maker』で間違いを犯してしまったことに気がついたのだ。私は怠慢だった。この本の目的は、みんなに作ることを始めさせることにあった。そのための最良の方法として、できるだけ簡単で率直な文章で書くことを私は心がけていた。しかし、難しい部分をざっと読み返してみた。みんなにも難しいと感じさせていたならどうしようと、私は落ち込み、自信を失い、不安になった。いや、もっと正直に言うなら、そのときの気持ちは言葉にできない。今でもできないでいる。

Fabrication

2014.03.18

農業の未来はオープンソースで開かれる

足こぎ式の堆肥粉砕器を披露するFarm Hack。World Maker Faire New Yorkにて。

農家はイノベーターだ。機械いじりが大好きな彼らを表すには、この表現がピッタリだ。彼らは、サーバーファームが立ち上がり、クラウドコンピューティングが普及するずっと前から、複雑な機械をハックし、新しい技術を開発していた。1994年からアメリカの農家は人工衛星を使って農業を管理するようになっているが、我々のイメージは、いまだに錆びついた古いトラクターを運転する彼らの姿だ。

Electronics

2014.02.25

初めてのArduinoプロジェクト:学ぶということを学んだ

これは、私同様、Maker初心者で、Arduinoを使って何かを作りたいと考えているみなさんのための記事だ。少し大変そうだと感じるかも知れない。自分には習得は無理だと思うかもしれない。マイクロコントローラーとプログラミングとデザイン(設計)の世界はほとんど知らないという人は、私だけではないはずだ。ルーキーである私は、手を付けるまで怖かった。私が言いたいのはそこだ。これを読まれている間、私が物理的な装置を作った経験がほどんどない人間であることを忘れないでいただきたい。そんな私が実行した。その理由を説明しよう。

Kids

2014.02.12

ホワイトハウスでMaker Faireの開催が決定

オバマ政権は、今年、Maker Faireをホワイトハウスで開催すると発表した。

まだ詳細は確定していないが、ホワイトハウスは、16歳のMaker、Joey Hudyにこのニュースを広めるよう依頼した。Joeyは、先週行われた一般教書演説で、ファーストレディのミッシェル・オバマの隣に席を与えられた。2年前、Joeyはホワイトハウス・サイエンスフェアでマシュマロ砲を披露してオバマを驚かせたことがある。

オバマ大統領にマシュマロ砲を発射して見せるJoey Hudy

当然のことながら、Joeyは大喜びだ。

Kids

2014.01.29

インターンは楽しい

ボクはLogan。カリフォルニア州レイクタホに住む14歳のスキー選手です。ボクは普通の学校には通っていません。特定のカリキュラムや、特定の方法での教育を受けていません。これは学習のリミックス、またはマッシュアップだと思っています。名付けて、「ハックスクーリング」です。ハックスクーリングでいちばん好きなのが、インターンシップで実技を習う時間です。ボクは、Moment Skisとbigtruck brandでインターンをしています。1週間のなかで、インターンに行く日が最高に楽しみです。

Other

2014.01.06

高校3年生のJustinから学ぶMakerのように考えるための6つの教訓

潜水艦を製作中のJustin Beckerman(18歳、写真:Ken Beckerman)

好奇心でいっぱいのJustin Beckermanは、子どものころから技術やアートの世界を探ってきた。現在、高校3年生の彼のプロジェクト作品集は、走るもの、飛ぶもの、浮かぶもので満ちている。才能あふれ、次々にものを作るこの若きMakerから、私たちが学べるものはなんだろう。

1) やって学ぶ
体験は最高の教師だ。Justinは行動して学ぶ。彼は、ものを壊すことを恐れない。

Electronics

2013.12.13

職場でMakerとしての自分を活かす

私たちの生活がテクノロジーによって支配されるようになればなるほど、世界はぼやけてくる。スマートフォン、タブレット、クラウドサービス、3Dプリンターなどの登場により、仕事場と私たちのプライベートな生活の場との境が溶けて消えた。仕事場で、個人的なメールを送ったり、クリスマスプレゼントを買ったり。家では、土曜日に仕事のメールに返事を書いたり、仕事に使う新しいソフトのことを調べたり。その合間に時間を見つけては、ガレージで機械いじりに励み、純粋な趣味として科学やテクノロジーの世界を散策するとはどういうことだったかを思い出す。

Electronics

2013.12.03

対談:カール・バス × 久保田晃弘 「3Dものづくりの未来」(3)

第1回はこちら、第2回はこちらです。

Autodesk WorkShop(写真提供:オートデスク株式会社)

「Autodesk WorkShop」は新しい学校

久保田 ところで、開設した「Autodesk WorkShop」のことも、もう少しくわしく教えてください。どのような設備なのですか。

バス 敷地は、約2,500平方メートルあります。機材は、CNC、ウォータージェットカッター、レーザーカッター……3Dプリンタは12台ありますよ。