2014.07.15
Drawn – 3Dプリント家具
Sylvain Charpiotとそのビジネスパートナー、Samuel Javelleは、家具や雑貨など大きなものを3Dプリントするサービス、Drawnをフランスに立ち上げた。Sylvainは起業家精神を持つ技術者で、Samuelはデザイナーで発明家だ。
Drawnの3人目のメンバーはGalatea(ガラテア)だ。彫刻家ピュグマリオーンが恋に落ちた作品の名前をとった大型の3Dプリンターだ。チームは2年前からGalateaで作業をしているが、Drawnを設立したのは今年の6月だ。
Sylvain と Samuelは、Maker Faire Parisに間に合うようにプリンターの準備を急いだ。強行スケジュールの中、金曜日に動かなくなるといったトラブルがあったものの、なんとかやり抜いた。
Maker Faireを訪れた人たちの間では、Drawnが作るものは大人気だった。なかでも好評だったのは、丸い椅子のデザインだ。Drawnとその作品に感銘を受けたのはお客さんたちだけではなかった。彼らは7つのエディターズチョイス賞を受賞したのだ。
Galateaの特徴のひとつに、ノズル径を1.75ミリから8ミリまで自由に変えられることがある。どのサイズがもっとも効率的で速くプリントできるか、彼はずっと実験を続けている。通常は、4ミリから5ミリの厚さのレイヤーで家具や雑貨をプリントしている。
この技術を開発し、会社をおこしてデザインを売り込むという作業は容易なことではない。彼らの夢と目標を助けてくれるパートナーにもまだ恵まれていない。当面は、製品とサービスの向上に専念することになる。彼らの新しい知らせを楽しみにしたい。
– Andrew Terranova
[原文]