Crafts

2013.04.11

壮大なる霜取り作戦

シカゴのFulton Market Cold Storage Companyは、精肉産業地域に建つ10階建てのビルディングで90年間操業していたが、去年の7月、郊外に移転することになった。その建物は自転車メーカー、SRAMが買い取り、そこを本社ビルにする予定だ。建築家のPerkinsとWillは、この氷に閉ざされた建物に、近代的な機械工房と、作業場と、SRAM用の屋内トラックを作るよう要請された。しかし、彼らを待っていたのは、歴史的にも類を見ない壮大な霜取り作業だ。

Electronics

2013.04.10

仕事をMakeする

Artisan’s Asylum でガラスワークを教える(写真撮影:Chris Connors)。

イノベーションは仕事を生むか、それともなくすか。これは、カリフォルニア州メンローパークのSRIで先週開かれたInnovation for Jobs(I4J)の国際サミットで提示された問題だ。仕事のアウトソーシングや自動化の進歩は、仕事をなくす2大トレンドだ。新しい仕事はどこから出てくるのだろう。その新しい仕事に備えるために、教育は若者たちをどう育てたらいいのだろう。

Crafts

2013.04.09

子どもMakerのための場所

Makerスペースはどんどん人気を高めている。よく知らない人のために説明するならば、Makerスペースまたはハッカースペースとは、人々が集まってものを作る場所だ。それぞれに特徴があるが、コミュニティとしての意識を持ち、物作りの楽しさや知識を分かち合う場所であることが共通している。そうした施設が近くにあればラッキーだが、そこが子どもも受け入れてくれるとは限らない。子どもたちが自分のアイデアを形にしたと思ったとき、若きMakerをどこへ連れて行けばいいのだろうか?

これは重要な問題だ。

Crafts

2013.04.09

Tinkercadに替わる無料の3Dツール

Tinkercadの開発者が、その人気のクラウドベースのCADツールの開発を中止すると発表した。MAKE でもTinkercadのファンは多く、これまでにこのブログやUltimate Guide to 3D Printingで紹介したり称賛したりしてきた。だから、これは悲しい知らせだった。TinkercadはAirstoneという新しいソフトに置き換えられるそうだが、ターゲットは完全にプロのユーザーになる。Airstoneに関する詳細はこちらをどうぞ。

無料版のTinkercadは4月の末まで使うことができる。

Electronics

2013.04.08

4足歩行+クアッドコプター=昆虫感が凄い

RaizzieNさんは市販キットのクアッドコプター(DJI F450)と4足歩行ロボット(KONDO KMR-P4)を合体させてしまった。クローズアップ動画はこちら。そのシンプルなアイデアから生まれたマシンは、なんだか凄く昆虫的。シャカシャカと歩いていたかと思うと、フッと立ち止まって、次にはブワッと飛び上がる。ウワッてなります。

Fabrication

2013.04.08

3Dプリンターは世界を救うか?

3Dプリンターの人気が爆発して、製造業から起業家精神まで根底から変えてしまう勢いだ。3Dプリントを悪く言う人もいる。大騒ぎするほどのものでもないと言う人もいる。しかし私は、ものをデザインしたり作ったりする方法に革命をもたらすという以上のものが3Dプリントにはあると信じている。究極的には、第三世界の人々の力を引き出し、彼らの人生を変えてしまうほどの劇的な力があると思っている。

だから私は、re:3Dに注目している。彼らは、私たちが当然と感じているインフラを持たない発展途上国で使える大型のプリンターを開発している。

Fabrication

2013.04.05

ジョージア工科大のMakerスペースは高等教育のモデル

Georgia Tech’s Invention Studio。
「私たちは、Makerムーブメントをエンジニアリングとエンジニアリングスクールに戻そうとしているのです」と、下のビデオの終わりにGeorgia Tech’s Invention StudioのMakers Clubの一員が語っている。

Invention Studioは学内のMakerスペースだ。24時間、あらゆる教員、学生、スタッフやあらゆるプロジェクトに開放されている。クラスでの利用だけではない。

Electronics

2013.04.04

中国で製造を行う:良い点と悪い点

製造(大量生産)は、起業したばかりの企業にはリスクが高いものだ。すべてのリソースを投入して作ることは、もしうまく製造できなかったときに大変なことになる。また製造費が高すぎたときも困る。海外で製造する場合にリスクの管理はもっとも重要で、隠れたコストは書類上の節約を完全に消し去ってしまう。アメリカ国内の製造業者なら、新規参入者のリスクを大幅に減らしてくれる。海外の業者には望めない経験や専門知識で助けてくれる。資金の節約になり、高品質な製品ができる。

2012年の3カ月間、私は中国の深セン(深圳)に住んでいた。

Fabrication

2013.04.03

DeltaMaker:ロボットと3Dプリンターの結合

先日、Kickstarterで成功を収めたDeltaMakerは、デルタロボットのプラットフォームで作られたエレガントな3Dプリンターだ。デルタロボットは、その驚くほどの速度と敏捷性に定評があり、何十年間も工場での物品の取り出しと梱包に使われてきた。DeltaMakerは、MakerSlideアルミ押し出しフレームにDelrin V字ホイールとベアリングを組み合わせて作られているため、通常のプリンターよりも動きが速い。たとえば、低速な長ネジと違い、Z軸方向の動きに制約がない。