Crafts

2013.07.10

メルクリンの古いZゲージをArduinoで命あるレイアウトに

「これをドイツで買ったの」と、鉄道ショーで私に近づいてきたLynnは言った。「これでジオラマを作ってくれる人を探しているんだけど」

数日後、私は彼女の家を訪れ、彼女のメルクリンミニクラブ(Zゲージ)のセットと、線路とアクセサリーを見せてもらった。1978年に父親へのお土産として買ったのだそうだ(当時は市販の鉄道模型ではZゲージが最小だった)。お父さんが亡くなり、鉄道セットは彼女の元へ戻ってきた。彼女は、それが走っているところを一度も見たことがないのだが、彼女の引退パーティーまでに運転してみたいと言うのだ。

Electronics

2013.07.09

Arduinoで未来をMAKEする ─ メガヘルツを超える人々

子どものころ、私は電子専門紙を読み始めたことがきっかけで、エレクトロニクスの道に入った。しかし、雑誌からエレクトロニクスを学ぶのは困難だった。内容はビギナー向けではなく、プロジェクトも面白くなかったからだ。その雑誌は、すでにある程度の技術がある電子回路愛好家を対象にしていて、電子回路とはどういうものか、それを使って何がきるのかといった初心者向けの解説には力を入れてなかった。

私が本格的にエレクトロニクスを学び始めたのは、あるキットをプレゼントしてもらってからだった。

Electronics

2013.07.08

この3Dマシンはプリンターか「ファーバー」か?

そもそも3Dプリンターは、1986年、3D Systemsの創設者、Charles Hullによって発明された(そして特許が取られた)。彼は、「ステレオリトグラフィー」という名前も考案した。彼の発明にピッタリな名前として考えたのだ (.stlファイル形式もHullが考え出した)。私は、Maker Faire Bay AreaでCharles Hullにインタビューを行い、「ステレオリトグラフィー」が何を意味するのかについて聞いてみた。

3D SystemsのCTO、Charles HullとMAKEのDale Dougherty。

Fabrication

2013.07.07

腕部装着型レールガン

高校生の2SK3333さんが作った小型レールガン。腕に装着できるサイズとするための工夫が詰まってます。手作りのスパークギャップスイッチもコンパクト。威力はアルミ缶貫通レベル、かな? 動画の冒頭は、低威力なバージョン1の映像で、主題であるバージョン2の発射シーンは4:00あたりから始まります。

Crafts

2013.07.05

昔のオランダのMaker事情

私たちはMakerムーブメントを、インターネット、メイカースペースの普及、安価なデジタルツールの登場などによって後押しされた現代の現象だと思っている。しかし、物作りは今に始まったことではない。人は常にものを作ってきた。Jan van CappelleのMakerとしての経歴は、彼が同じオランダ人、Leonard de Vriesが1947年に著した「The Boys of the Hobby Club」を読んだときに始まる。これは、少年たちがメイカースペースを、そのような名称もない時代に作るという物語です。

Electronics

2013.07.04

水中ロボコン in JAMSTEC ’13 参加者・見学者募集中

今年の夏も水中ロボコンが開かれます。海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部の潜水訓練ダイビングプールを使って、8月31日と9月1日の2日間。去年は内外の大学・企業から競技とデモを合わせて14の水中ロボットが参加しました(水中ロボコン’12夏/結果発表)。高校からの参加も4組。今年も、競技、デモ、高校競技の3カテゴリーです。

競技・デモ参加の締め切りは7月24日、見学申し込みの締め切りは8月9日です(見学を含むすべての参加者は事前登録が必要)。詳細は下記のページを参照してください。

Science

2013.07.03

エドワード・スノーデン:冷蔵庫はファラデーケージとなるか?

Heather Murphyによるニューヨークタイムズの記事に、NSAの内部告発者、エドワード・スノーデンと会食した弁護士団が、食事の前に携帯電話を冷蔵庫に入れるよう指示されたという話があった。金属で囲まれた冷蔵庫は「ファラデーケージ」として作用して、外部からの電磁波を遮断し、監視できないようにするためだという。

この話はちょっと疑わしい。なぜなら冷蔵庫は完全に金属で覆われているわけではないからだ。監視対策の専門家、Adam Harveyは、カクテルシェーカーのほうが確実だと話している。

Crafts

2013.07.02

洗濯洗剤の作り方

非毒性で、生分解性で、一回かぎりの使い捨ての靴下が登場するまで、人は洗濯を強要された。それは大変な仕事だった。時間のかかる作業であり、多くの資源も消費した。
しかし、簡単なDIYプロジェクトで洗濯洗剤を自作すれば、洗濯のコストを劇的に減らすことができる。

大変そうに聞こえるかもしれないが、洗濯洗剤を自分で作ることには、いくつかの意味があり、試してみる価値がある。市販の洗剤は高い。大量に使うのにガソリンの2倍もする。自作をすれば大幅な経費の削減になる。それに、市販の洗剤よりもずっと環境にやさしいものが作れる。

Science

2013.07.02

サーキットベンディング・バクテリアの燃料電池シンフォニー

メキシコシティで活躍するアーティストでnomadic plants(遊牧植物)のMaker、Gilberto Esparzaが戻ってきた。Lincoln Reimagine Projectとのコラボレーションで、先月、パームスプリングで開かれたTEDActiveで下のビデオを発表した。メキシコの川の汚染を話題にするために、Esparzaは川の水を採取して、サンプルごとの音の違いを示そうとしている。言うなれば、環境モニターディスクジョッキーだ。

Fabrication

2013.07.01

Turbo Entabulator:3Dプリントで作ったメカニカルコンピューター

Chris Fentonの3Dプリントで作ったメカニカルコンピューター(以前、MAKEでも紹介した)がスーパークールだ。
このマシンには、一桁の10進法レジスタが3つあり、10のフックがあるジャカード式のパンチカードリーダーが備わっています。2つのフックはそれぞれのカウンターに割り当てられていて、レジスターのインクリメントまたはデクリメントを行う(その両方を選択してしまうと、何かきっかけがあるまでマシンはジャムってしまう)。スプリング式のレバーが各カウンターにあり、カウンターがゼロを読み取ると上がります。