2021.09.09
段ボール工作は“ストリートの工作”だ!『段ボールで作る! 動く、飛ぶ、遊ぶ工作 ― 身近な材料で学ぶエンジニアリング』は9月27日発売!
本書は、どんな子どもも大好きでしかもどんどん家に増えていく段ボールを中心に、紙箱や紙管(トイレットペーパーの芯など)を材料にして、実際に動かして遊べるおもちゃやゲームなどを作るための楽しい書籍です。紹介している作例は、マジックハンド、潜望鏡、ブーメラン、足踏みロケット発射装置、ゴムで飛ばすヘリコプター、パドルで進むボート、ビー玉ローラーコースター、風力トラクター、ストローで吹くサッカーゲーム、チェーンリアクションマシン、的当てゲーム、など。試行錯誤しながら改良を重ねることで、自然にエンジニアの考え方を身に付けることもできる、未来のエンジニアやプロダクトデザイナーにおすすめの一冊です。
●書籍概要
Jonathan Adolph 著、田中 さとし 監訳、金井 哲夫 訳
2021年09月27日 発売予定
184ページ
ISBN978-4-87311-964-9
定価2,420円
◎全国の有名書店、Amazon.co.jpにて予約受付中です。
◎目次など詳しい情報は、「O’Reilly Japan – 段ボールで作る! 動く、飛ぶ、遊ぶ工作
――身近な材料で学ぶエンジニアリング」を参照してください。
●「監訳者あとがき」から(抜粋)
自分でやる段ボール工作でも子どもたちに教えるワークショップでも、私がいつも感じているのは「段ボール工作は自由だ」ということです。
自由だと思える理由はいくつかあって、まずはとても安全なことです。危険がある道具はカッターとグルーガンくらい。使い方を教わったら、ひとりひとりが自由勝手に工作を進めていけます。次に、材料費がほぼタダなこと。費用面でもフリーなのですから、失敗しても平気。代わりがいくらでもあるとなれば、とことん自由に作っていけます。自分で自分の裁量を確保しながら作品づくりを気ままに進められる段ボールは、みんなにやさしい、自由にあふれた材料なんです。もしかすると段ボール工作には、スケートボードみたいな「ストーリト感覚」があるのかもしれません。スケボーは、ボードが1台ありさえすれば、どんどん自分で試してどんどん失敗して、トライ&エラーを自分自身で積み重ねていけるスポーツです。同じように、自分なりの失敗を繰り返しながらも新しい技を習得していける工作が、段ボール工作なのです。
本書は、段ボール工作のエッセンスを与えてくれる本です。この本から得たことを活用していけば、自分が考えるやりたいことはほぼできるようになっていくことでしょう。