Electronics

2008.05.22

ITP show: Knock – 新時代のお守り

Kyveli Vezaniの”Knock”は、テクノロジーを個人の価値観や信条に反映させた新しい時代のお守り。ボクのお気に入りはガラスの小瓶を壊すと警察に緊急通報が行くというやつ。Knock は現代社会、つまり技術への執着、神秘主義や信仰への目的意識といったもので定義される社会の文化的創造物の集合体です。この集合体は、伝統的なアミュレットやロケットやお守りを、技術が私たちの文化的価値観や信念に影響を与えてきたのと同じように、現代風に作り直したものです。

Crafts

2008.05.20

Maker Faireフォトレポート(5)

MakeにはCraftという姉妹誌があり、Maker Faireにはクラフト系の人もたくさん集まります。それらの展示が集まる「Craft Zone」へ向かいました。
まずは、”Swap-O-Rama-Rama”へ。ここは不要になった古着を持ち寄って交換し、会場に用意されたミシンやシルクスクリーンを使ったり、飾りを縫い付けたりして、オリジナルの洋服にして持ち帰るというスペースです。現地在住の人に聞いたところ、Maker Faireの入場料を払って、Swap-O-Rama-Ramaだけ楽しんで変えるという人もいるほど人気のイベントとのこと。

Crafts

2008.05.19

つなぎ目のない氷の玉

Hipstompの記事(Core77ブログ)より:
トライベッカ地区の地下にあるB-Flatのような、腕のいい日本人バーテンダーがいるマンハッタンのバーでは、お馴染みの氷のキューブは出てこない。スコッチのオンザロックを注文すると、大きな氷の玉が入ってくる。同じ体積でも立方体に比べて表面積の小さい球体は、それだけ溶けるのも遅いため、飲み物が薄まることなく、長時間、冷たさを保ってくれる。
工業デザイナーの観点からすると、B-Flatの氷の玉を真似て作ろうとしても、どうしてもつなぎ目が出てしまうはずだ。

Crafts

2008.05.15

Maker Faireフォトレポート(4)

Main Stageの半分が「Maker SHED」(shedとは納屋、小屋の意味)という即売コーナーです。Maker Faire開催と同時にオンラインストア、Maker StoreもMaker SHEDと改名されました。この広いスペースの中で、本と雑誌(Make、Craftのバックナンバー、オライリーの本など)や、各種キット、Tシャツなどが販売されています。50ドル以上購入の場合は無料Tシャツのプレゼント付きです(余談ですが、Tim O’ReillyもボランティアでTシャツを配っていたとのこと)。

Crafts

2008.05.15

イギリス軍のビオゴン38mmを蘇らせる

英軍機のステレオカメラ用レンズとして使われていたビオゴン38mm。これを入手した武藤さんは、1台のカメラを作りました。- イギリスの軍用機のビオゴン38mm f:4.5を調理する
レンズの下に2つの円筒形のデバイスがついていますが、これはシャッターを駆動する電磁ソレノイド。タイマーIC(555)でこのソレノイドを叩きます。シャッタースピードも555で生成(555ってこんな使い方もできるんですね)。制御回路はすべて手作り。ヘリコイドやフィルムパックは他のカメラから流用。

Crafts

2008.05.15

蜘蛛の巣を修復するアーティスト

Nina Katchadourianは、蜘蛛の巣を修復するという面白い作品を製作しているアーティストです。彼女のサイトより:The Mended Spiderweb(蜘蛛の巣修復)シリーズは、1998年の6月から7月にかけてポルトで過ごした6週間の中で思いつきました。私は森や住んでいた家の周りで破れた蜘蛛の巣を探しては、それらを赤い糸で修復していきました。修復は、一度にひとつのセグメントを直接蜘蛛の巣に挿入するという形で行いました。糸にはノリをかけることもありました。そのほうが糸が固くなり作業もしやすくなるからです。

Crafts

2008.05.14

Maker Faireフォトレポート(3)

あっという間に夜です。屋内の展示は6時でクローズになりますので(1日目)、屋外の「Fire Acts」、「Music Stage 1」のほうへ向かいます。2枚目の写真は、Dan Das MannさんとKaren Cusolito-Das Womannさんの作品、”Crude Awakening”です。

闇の中からいろんなものが現れます。

燃え上がる”Crude Awakening”。日が落ちるとかなり冷え込んできますので、まだ残っている参加者は暖かい火のまわりに集まってきます。

Crafts

2008.05.10

Maker Faireフォトレポート(1)

Make日本語版の担当者です。これから数回に分けて私が参加したMaker Faire Bay Area 2008のフォトレポートを掲載します。ワークショップ、プレゼンテーションなどのプログラムがウェブで公開されているのですが、A4で50ページというとんでもない量です(複数回行われるものもありますが)。展示に少し見入ったり、Maker、Make英語版のスタッフなどと話をしているとあっという間に時間が経ってしまって、とてもすべてを見ることはできなかったのですが、他のレポートでは取り上げられないような地味な展示や何でもない風景も含めて紹介して行きたいと思っています。