Crafts

2012.10.15

ゴム動力式お絵かきマシン

シンプルなオブジェクトで複雑な動作を生み出すというものに私は惹かれる。オーク材の糸巻き、洗濯ばさみ、フェルトペン、ロウ、輪ゴムだけで能書きどおりの動作をするDrawing Machine(お絵かきマシン)を、ロンドンのAll Lovely Stuffが作った。設定をいろいろに変えることができ、輪ゴムを巻くだけで描画ができる。フェルトペンで自動的に描かせるアート作品にありがちな不完全な絵が出来上がるのだが、カオスの中に、なにか意味がありそうなものが見えたりして楽しい。

Crafts

2012.10.02

巨大な3D Ms. Pac-Man

近ごろ開かれたBabycastles Summitで、Museum of Art and Designのスタッフが一部屋まるごと使った3DのMs. Pac-Manインスタレーションを公開した。これは、『塊魂』で知られる高橋慶太のデザインによるもの。プレイヤーは、天井まで使った壁全体のボードに囲まれる形になり、まさに没入型のゲームになっている。

Electronics

2012.09.18

iPad用機械式キーボード

今では静電容量タッチパネルが当たり前になっているが、これはごく最近の発明だ。20世紀の大半の文章は、QWERTYキーボードで書かれており、その大部分が機械式のタイプライターによるものだ。あの昔ながらの感触が好きで、でもiPadの便利さは捨てられないという方は、 Austin Yangの機械式タイプライター型キーボード、iTypewriterをどうぞ。それぞれのキーがiOS ソフトキーボードのキーに対応しており、キーを押すと導電性パッドが対応する画面のキーにタッチしてキャラクタを入力するという仕組みだ。

Other

2012.08.02

CNCで作った子供用のクライミングウォール

スイスにあるSchindler SalmeróのChristoph Schindlerは、Fitz Royクライミングウォールを1枚の合板からCNCで切り出して作った。「Fitz Royクライミングウォールは、パタゴニアの有名な岸壁を子供でも登れるようにするDIYアイテムです。2500☓1250☓15mm の合板を使用して色を塗りました。模様になっている穴やホールド用の穴は、旧式の3軸CNCルータであけました。パターンは複雑に見えますが、スクリプトは使っていません。

Electronics

2012.07.10

ニクシー管チェスセット

なんとも美しい着想で作られたチェスセットには、ロシア製の古いニクシー管が使われている。配線は見えないが、チェス盤に置くと光るようになっている。基板の配線がわかるクローズアップ写真はここで見られる。キット版に関する詳細はこちら。この傑作を生み出したのは、LasermadのTonyだ。

Electronics

2012.04.16

Shapeoko ─ 手の届くCNCフライス盤キット

4月1日、InventablesはShapeoko kitsの販売を開始した。エイプリルフールではない。このホビー向けCNCフライス盤には3つのバージョンがあるが、どれもMakerSlide systemで作られている(リンク先は日本語)。このような安価なキットが発売されたことで、MakerSlideの有用性と、Makerにとって実用的な組み立てブロックであることが証明されたわけだ。Shapeokoを開発したEdward Fordにとって、これは大きな幸運となったわけだが、ここまでの旅は長かった。

Fabrication

2012.04.13

Makerslide ─ 3Dツールの試作がずっと簡単に

MakerslideがInventables から販売されるようになった。
これが大いに助かるという人と、ぜんぜん関係ない人がいると思う。私たちが使っているパーソナル製造機器は、三次元空間に素材を追加したり削ったりするものが多い。木を削るCNCフライスマシンも、プラスティックを重ねていく3Dプリンタも、コンピュータがトラック上のヘッドを正確に動かして作業を行う仕組みになっている。こうした3Dツールを開発している人にとっては、Makerslideが入手できるようになったのはグッドニュースだろう。

Fabrication

2012.04.12

ポピュラーメカニクスのライターが勧めるTinkercad

3Dプリント解放戦線の最前線からのニュース。「ポピュラーメカニクス」誌のライター、John Hermanは、3Dモデリングと3Dプリントの初心者に最適な方法を、自らが実験台となって探した。彼はこう書いている。「入口を探していたら、Tinkercadというアプリに出会った」
Tinkercadのどこが気に入ったのだろう? ウェブベースのソリッドモデラー(メッシュモデラーではない)で、初心者にもわかりやすいシンプルさで、すぐに3Dプリントできるモデルがたくさん用意されている。

Electronics

2012.04.03

オープンソーススピーカーが落ち着いた先はメイソンジャー

Sarah Peaseは、David A. Mellisが開発したオープンソースのスピーカーのデザインを利用して、メイソンジャーにスピーカーを組み込んだ。見た目はあまりよくないが、大きさや形の違う瓶に交換することで、音色が変わる面白さがある。

コルクの台がいい味を出してるね。