Electronics

2009.09.08

Make Controller v2.0ショートレビュー

リリースされてから少し時間がたってしまいましたが、編集部にMake Controller(MC)のv2.0が届きましたので、手短にレビューします。
AtmelのARM7チップを搭載したコントローラ本体と、USBとLANのインタフェイスが乗ったボードを組み合わせて使いました。インタフェイスボードの構造はちょっとArduino風です。実際かなり意識しているようで、両者を比較したページが用意されています。この表を見ればわかるように、全体的にMCのほうが強力です。

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2009.09.08

投石機の作り方 – Part 2:トリガーとリリース

今回の『投石機の作り方』では、投石機とバリスタと、トレビュシェット、トリガーとリリース、そしてこれらを操作するためのラッチ(掛け金)について解説する。
私は、投石機やトレビュシェットの作り方に関する相談を数多く受けているが、なかでも多いのが、トリガーの作り方だ。これは、とっても重要なポイントだ。
投石機は、作っても遊んでも楽しく、しかも勉強にもなるメカニズムだ。カタパルト、トレビュシェット、バリスタ、マゴネルなどなど、投石機は無数の名前で知られているが、いずれにおいても、投射体を投げ出すアームのリリース機構が、もっとも複雑な構造になっていることがわかるだろう。

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2009.09.07

Arduinoの肖像画

Daily DuinoのDroopsが、Summer Arduino教室の生徒が描いたこの絵を見せてくれた。Arduinoのアートが生まれるなんて、よっぽど楽しい教室だったんだろうね。現在、Droopsはこの絵を使って教室の生徒たちに教えているそうだ。

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2009.09.07

メビウスの輪のオルゴール

Ranjit Bhatnagarは、穿孔テープ式のオルゴールキットのテープの最初と最後を半分捻って繋ぎ、メビウスの輪のエンドレステープを作った。1回分のメロディーを奏でたあと、裏返しのメロディーを奏でる。何はともあれ、音楽的挑戦だね。
– Sean Michael Ragan
訳者から:彼のサイトにあるビデオで実際に音を聞くことができるけど、なんだかよくわからない。でも、コンセプトは美しいね。

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2009.09.04

最小限ドラムマシン

ドラムマシンのミニマルな限界に挑戦しているEric Archerは、この無駄をそぎ落としたシーケンサー内蔵のパーカッション回路を作った。この回路には、オペアンプとCD4089の2つのチップが使われていて、赤外線に反応して互いにシンクロする。じつにシンプルだ。詳しくはEric のブログをどうぞ。

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2009.09.04

100k Garages – 10万件ガレージ運動

レーザーカッターやShopbotsや旋盤などのCNCツールを使って人々が作っている素晴らしい製品を作っているという情報が常に入ってくる。ぼんやりしていたら、時代に取り残されそうな気さえする。自分がまるで、タイプライターでレポートを書くのがイヤで、なんとかしてワープロが使えないかと模索していた80年代の大学生のように思える。今なら、必要なものは自分で作ることもできるだろう。しかし、機械加工はどこでやってもらえるか。そんなとき、100 thousand garagesが力になってくれる。

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2009.09.04

Sketchpad – 1963年のベクター描画アプリケーション

Ivan SutherlandのSketchpadの映像。1963年ものだ。DFより。アラン・ケイがアイバン・サザーランドのSketchpadを解説しています。Sketchpadはグラフィックユーザーインターフェイスの歴史において、もっとも重要なプログラムのひとつです。サザーランドはSketchpadを1963年に開発しました。このビデオは、この映像からの抜粋です。
– Phillip Torrone
訳者から:「非常に複雑な問題をリアルタイムで処理できる最初のシステム」であり、同時に「ライトペンが最悪の入力ツールであることを証明した」プログラムでもあるとアラン・ケイはビデオの中で言ってる。

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2009.09.03

メダルゲームを自作して研究中

代表的なメダルゲームに、プッシャーゲームというのがあります。文章で説明すると長くなりそうですが、写真を見ればみなさんご存じですね。これを自作して、メダルの運動を研究している方がいました。この動画は「ウロコ」のできかたを調べている模様。ワタクシはぜんぜん詳しくないのですが、プッシャーゲームでメダルが斜めに重なってしまう状態をウロコと呼ぶらしく、こうなるとメダルが進みにくくなるので敬遠されるようです。台から飛び出しているネジの頭によって、ウロコのできかたは変わるとか。

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2009.09.03

投石機の作り方 – Part 1

投石機は楽しくて勉強になる技術の塊だ(私は、バネや重りや人の力で投射体を投げ出す方式の古来から伝わる射出兵器のことを投石機と呼んでいる)。単純にして複雑。繊細にして強力。これは、パソコンや旅客機のようなものとは違い、トレビュシェットやバリスタと呼ばれる投石機は、見ただけでその仕組みがわかるのだ。しかしその一方で、物理学や運動学が複雑に入り組んでいる。
投石を作るときのコツ:
古式に則りたいところだが、現代の素材を使うのもいい。

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2009.09.02

スケーラブルなオープンソースコンピューティングプラットフォーム

David Ackley、Liquidware、Illuminato LabsによるIlluminato X Machinaプロジェクトだ。これは小さな「マザーボードセル」です。他のセルと接続してリンクさせることができます。裏表、どちら向きでも接続できます。それぞれ順応して、隣り合うセルにパケットや電源を伝えます。生物の細胞(セル)と同じように、栄養素などを次々と渡していくのです。また、動的バケット転送ブートローダーを使って隣のセルのプログラミングもできます。