Electronics

2013.06.12

なぜMakerムーブメントが続いているのか

このところ、Makerムーブメントが少し混乱しているようだ。人気現象(ポップスターやスマートフォンなど)をメディアが扱うときは、まず次なる大きな流れとして記事を書き、その後かならず、その次なる大きな流れがもう終わるという論調に変わる。今年もまた記録的な入場者数となったMaker Faire Bay Areaでさえ、イノベーターたちを後押しして数々の記録を打ち立てているクラウドファンドでさえ、こんな見出しが付けられてしまう。

Fabrication

2013.06.11

3DプリントしたPLAで焼失模型鋳造

Jeshua Lacockは、3DプリントしたPLA製の部品を使って金属鋳造を行った際の記録を、写真がいっぱいの記事で発表している。彼はUltimakerを使って(型の中で縮むことを考慮して103%スケールで)プリントした部品を型材で包み込んだ。型材が硬化すると、それを自家製の炉に入れてPLAを溶かし、美しい雌型を作った。オリジナル記事はもう1カ月も前に書かれたものだが、Jeshuaは最近になって、CNCフライス盤のためのアルミ部品を作るビデオ(とThingiverseページ)を公開した。

Electronics

2013.06.10

工場ハック サマースクール、お申込み受付中!

昨年3月に開催され、これまでにないユニークな体験型イベントとして大きな反響を呼んだ「工場ハック」。そのサマースクールシリーズを今年も開催します!

「工場ハック サマースクール」では、多くの方からのご要望にお応えして、お子さまと一緒にご参加いただくことが可能になっています。より参加者の安全に配慮した「リサイクル体験コース」を設定し、実際の廃棄物の処理を体験することで、単なる知識としてではなく、より深くリサイクルを学ぶことができます。それに加えて、親子で参加できるさまざまな楽しいワークショップもご用意しました。

Science

2013.06.10

Joy Divisionの『Unknown Pleasures』3Dプリント版

私は、Joy Divisionの1979年の伝説のアルバム『Unknown Pleasures』(アンノウン・プレジャーズ)と、その象徴的なアルバムカバーが大好きだ。そのカバーの絵は、音声の波形だとずっと思っていた。レコードの一部の音を図形化したものだろうと。しかし、つい先週、それをデザインしたPeter Savilleのビデオを見て、それが1967年に世界で初めて発見されたパルサー、PSR B1919+21(略してCP 1919)からの電波だということを知った。

Electronics

2013.06.07

オシロスコープのTwitter表示機

NYC Resistorの4th Annual Interactive Show(第4回インタラクティブショー) に出展されたひとつが、このクールなベクター表示Twitterクライアントだ。「I」の付くツイートをスキャンして、それをオシロスコープに表示する。あまり知られていないことですが、1940年代の主要なTwitterクライアントは、このDuMont Labs 208Bのような陰極線管のベクター表示でした。15×12キャラクターの解像度は、140文字のツイートに最適です。

Electronics

2013.06.06

Arduino Microのピンを色分けしてみた

ブレッドボードにArduinoを挿して使いたいとき、どのボードを選択しますか? Arduino Microのヘッダー無し版のいいところは、自分で好みのピンをハンダづけして使えるところ。細めのピンを使うと、ブレッドボードに挿しやすくなります。

秋月電子が扱っているカラーの細ピンヘッダを買ってきたときに、ひらめきました。これでArduino Microのピンを色分けしたら便利なんじゃないか、と。

その結果が上の写真。デジタルピンは赤、アナログピンは黄、通信系は青、リセットとVRefは緑、電源系を白と黒にしてみました。

Crafts

2013.06.05

Shapewaysに新しい柔軟な素材が登場

3DプリントサービスのShapewaysは、ただでさえ充実のラインアップに、柔軟なプラスティックポリマー素材が追加されることを発表した。Elasto Plastic(弾塑性プラスティック)というその素材は、1立方センチメートルあたり1.75ドル。他の素材と同様に、層ごとにレーザーで焼結される。

Shapewaysのブログには、今回の発表の詳しい内容が書かれている。また、素材のページにはデザイン上のアドバイスなども書かれている。下のビデオでは、いくつかのテストプリントを使って、この素材の特性などが詳しく解説されている。

Fabrication

2013.06.04

3Dプリントでメカニカルハンド

これは本当にいい。MakerBot Industriesが支援する3Dプリントできる義手のプロジェクト。南アフリカのヨハネスブルグに住む大工、Richard Van Asは、機械式の指を作ろうと考えた。単なる趣味ではない。彼は自己で右手の指4本を失っていたのだ。彼のような職人は、指がないことが大きな障害になる。そこで事故の当日、使えるものを使って、なんとかこの状況を打開しようと決心した。上のビデオを見れば、忍耐力と精神力とMakerBot Replicator 2の産物である彼のプロジェクトRobohandが、いかに人々の人生を変えたかがわかる。

Crafts

2013.05.31

Arduino共同創設者のMassimo Banziによる新連載 ─ Arduinoで未来をMakeする

今、DIYエレクトロニクスの世界でいちばんホットなものは何かとMakerに聞けば、みんなArduinoと答えるだろう。2005年に初期のボードができたときから、このオープンソースツールを使って学生たちはインタラクティブなデザインプロジェクトを開始した。このプラットフォームは世界的な現象となり、世界のMaker、ハッカー、アーティストたちの創造力に火をつけた。早い話が、ArduinoはMakerとMakerコミュニティーの間で非常に大きな存在だということ。

Electronics

2013.05.30

閃光を表現する大規模LEDマトリクス

4月に開催された徳島LEDアートフェスティバル2013におけるoxoxo[ゼロバイゼロ]の展示作品。公園の地面に設置された16×16ピクセルの大きなマトリクスLED。

この光は、人の動きにより生まれ、その瞬間、時速100km以上のスピードで、空間を縦横無尽に飛びまわる。閃光同士がぶつかり合うと強い光が灯る。これはモノの誕生の表現である。

実装について面白いと思ったのは、Evil Mad ScientistのキットPeggy2をコントローラにしているところ。