Electronics

2013.07.08

この3Dマシンはプリンターか「ファーバー」か?

そもそも3Dプリンターは、1986年、3D Systemsの創設者、Charles Hullによって発明された(そして特許が取られた)。彼は、「ステレオリトグラフィー」という名前も考案した。彼の発明にピッタリな名前として考えたのだ (.stlファイル形式もHullが考え出した)。私は、Maker Faire Bay AreaでCharles Hullにインタビューを行い、「ステレオリトグラフィー」が何を意味するのかについて聞いてみた。

3D SystemsのCTO、Charles HullとMAKEのDale Dougherty。

Fabrication

2013.07.07

腕部装着型レールガン

高校生の2SK3333さんが作った小型レールガン。腕に装着できるサイズとするための工夫が詰まってます。手作りのスパークギャップスイッチもコンパクト。威力はアルミ缶貫通レベル、かな? 動画の冒頭は、低威力なバージョン1の映像で、主題であるバージョン2の発射シーンは4:00あたりから始まります。

Electronics

2013.07.04

水中ロボコン in JAMSTEC ’13 参加者・見学者募集中

今年の夏も水中ロボコンが開かれます。海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部の潜水訓練ダイビングプールを使って、8月31日と9月1日の2日間。去年は内外の大学・企業から競技とデモを合わせて14の水中ロボットが参加しました(水中ロボコン’12夏/結果発表)。高校からの参加も4組。今年も、競技、デモ、高校競技の3カテゴリーです。

競技・デモ参加の締め切りは7月24日、見学申し込みの締め切りは8月9日です(見学を含むすべての参加者は事前登録が必要)。詳細は下記のページを参照してください。

Science

2013.07.03

エドワード・スノーデン:冷蔵庫はファラデーケージとなるか?

Heather Murphyによるニューヨークタイムズの記事に、NSAの内部告発者、エドワード・スノーデンと会食した弁護士団が、食事の前に携帯電話を冷蔵庫に入れるよう指示されたという話があった。金属で囲まれた冷蔵庫は「ファラデーケージ」として作用して、外部からの電磁波を遮断し、監視できないようにするためだという。

この話はちょっと疑わしい。なぜなら冷蔵庫は完全に金属で覆われているわけではないからだ。監視対策の専門家、Adam Harveyは、カクテルシェーカーのほうが確実だと話している。

Science

2013.07.02

サーキットベンディング・バクテリアの燃料電池シンフォニー

メキシコシティで活躍するアーティストでnomadic plants(遊牧植物)のMaker、Gilberto Esparzaが戻ってきた。Lincoln Reimagine Projectとのコラボレーションで、先月、パームスプリングで開かれたTEDActiveで下のビデオを発表した。メキシコの川の汚染を話題にするために、Esparzaは川の水を採取して、サンプルごとの音の違いを示そうとしている。言うなれば、環境モニターディスクジョッキーだ。

Fabrication

2013.07.01

Turbo Entabulator:3Dプリントで作ったメカニカルコンピューター

Chris Fentonの3Dプリントで作ったメカニカルコンピューター(以前、MAKEでも紹介した)がスーパークールだ。
このマシンには、一桁の10進法レジスタが3つあり、10のフックがあるジャカード式のパンチカードリーダーが備わっています。2つのフックはそれぞれのカウンターに割り当てられていて、レジスターのインクリメントまたはデクリメントを行う(その両方を選択してしまうと、何かきっかけがあるまでマシンはジャムってしまう)。スプリング式のレバーが各カウンターにあり、カウンターがゼロを読み取ると上がります。

Electronics

2013.06.28

10の注目新ボード

この数カ月に、新しいマイクロコントローラーボードが次々と市場に現れた。多くはKickstarterから出てきたもので、Arduinoを少しいじっただけのクローンもある。Arduinoの最新ボード、Yúnのようにメッシュネットワーキングや無線機能を備えたものも多い。過激で面白いものもあれば、そうでないものもある。ここでは、次のプロジェクトで検討する価値のある新発売の、あるいはまもなく発売される最新ボードを10機種揃えてみた。

1. Arduino Yún

Massimoによって、Maker Faire Bay Areaで発表された新機種だ。

Electronics

2013.06.27

[NUC HACK]Rhizomatiks 堀宏行のインタラクティブアート『laser drawing』

2013年6月15日に開催されたMaker Conference Tokyo 2013(MCT2013)では、Makerたちのものづくりを支援するインテルが、「NUC HACK」と題して、手のひらサイズで驚異的なビジュアルと高性能を実現するPC、インテル(R) NUC を使ったアーティストたちのバラエティー豊かな作品を公開しました。本ブログ記事では、Makerたちの創造力をかきたてるアーティストたちがつくった作品を紹介していきます。

Electronics

2013.06.27

手塗りの魅力を伝える自転車のアトリエ

二子新地の自転車屋さんABOVE BIKEにはSwamp Thingsというアトリエがあって、フレームを塗り直したり、デザインを新しくしてくれるらしい。ここに貼った動画は、そのアトリエと仕事の様子。1本のフレームが生まれ変わる過程。剥離から再塗装へと進み、なんとロゴを筆で描き直す。最後は多摩川の橋の上で塗り替えられた自転車に試し乗り。手仕事の魅力が伝わるムービーです。

Fabrication

2013.06.27

4Dプリントの出現

写真:Skylar Tibbits

MITの研究員、Skylar Tibbitsは、「4Dプリント」と名付けた自己組立構造の分野の魅力的な作品を発表した。ここで言う第四の次元は空間的なものではない。3Dプリンターの形で3つの空間的次元を使い、これに時間の次元を加える。SkylarはMITに学際的研究所、Self Assembly Labを立ち上げ、AutoDeskとStratasysをパートナーに、自己組立をシミュレートするためのソフトウェアの開発や、その複数の素材を使ったパーツのプリントの研究を行っている。