Electronics

2008.12.22

昔の技術説明書

[上:1946年版潜水艦操作説明書『The Fleet Type Submarine』、中:1988年版R-71ブラックバード環境制御システム説明書、下:1942年版B-17Fフライングフォートレス操縦士訓練用説明書]
現在、Make英語版 Vol.17を鋭意編集中なんだけど、”Lost Knowledge”(失われた知識)特集が含まれる予定なんだ。そこでボクは、今は失われた、もう認められていない技術や技術製品の中から面白いものを探しまわっていたところ、このWiredの写真エッセイ(紙のほうの最新号にも載ってるけど)”Classic Instruction Manuals”(取り扱い説明書の古典)に出会った。

Crafts

2008.12.12

活版印刷の工程を写した写真

Interrobang Letterpressは、活版印刷の工程を写した美しくも輝かしい写真をMAKE Flickr poolに公開してくれた。私も印刷工の訓練を受け、しばらく印刷所を経営していたことがあった(70年代後半)。オフセットリトグラフィー(現在、商業印刷でもっとも一般的な技法)の技術を習得し、常に未来を信奉して、活版印刷のような古風な技術を見下していた。ああ、時代も人の美意識も、どれほど変化したことか。今では私は、活版印刷にすっかり魅了され、プレス機や活字ケースや、この消えゆく芸術に関わるすべてのものを所有したくてたまらない。

Electronics

2008.12.10

情熱的な統計家としてのナイチンゲール: データ視覚化の元祖

Florence Nightingale: The Passionate Statistician(英語)… ナイチンゲールは、軍病院の衛生状態改善をビクトリア女王に訴えるために、数多くの統計資料を視覚化していた。それぞれの扇形は、クリミア戦争中に、1カ月に怪我、疾病、その他の理由で死んだ兵士の数を表している。-クリミア戦争の最中にトルコのブリティッシュホスピタルに赴任したナイチンゲールは、そこで悪夢のような悲惨な混乱状態を目にした。長い廊下には男たちがどこまでもひしめくように横たわっている。

Electronics

2008.09.24

IC誕生50周年記念

集積回路が生まれて今日で50年を迎えた。 – とても110010歳には見えません。 /.より。
テキサスインスツルメンツ社においてJack Kilbyが初めて集積回路のデモを行ってから50年になります。
この集積回路の発明がなかったら、現在のコンピューターは、ピカピカに磨かれた真鍮のツマミが並ぶ巨大なマホガニーのキャビネットに収められていたか、手ではんだ付けされたトランジスターが並ぶ大きな箱に収められていたことでしょう。集積回路、つまりチップに感謝しましょう。今日で50歳の誕生日です。

Electronics

2008.09.11

原爆を自作した男たち

核兵器の製造がいかに難しいか(または簡単か)を調べるために軍隊に入った2人の学生の興味深い話。2人の学生が、いかにして核兵器を作ったか……。当時、核の専門家がいない国が核爆弾を作ろうとしたら、どの程度作れてしまうものか、という論議が盛んに行われていた。そして40年前、アメリカ軍は極秘の調査を開始した。Oliver Burkemanが、この核のパズルをたったの30カ月で解いた男たちに話を聞く。
……この素人の2人が拠り所にしていたのは、皮肉にも、核の非軍事利用の有用性を世界に解いたドワイト・アイゼンハワー大統領の”平和のための原子力”プログラムの一環として発行された情報だった。

Electronics

2008.09.08

アメリカン・メイカー

何と言ってもアメリカ人は、強く賢く志高いMakerだ。我々は集め、形作り、構築する。創造する人、形を生む人、そして合体させる人。
– Phillip Torrone
訳者から:放送劇のところが圧巻だね。声優も音効さんも、みんなきっちり背広着てるのがすごい。

Crafts

2008.08.14

クラシックなキャンプ用コンロとランタンのギャラリー

Dinosaurs and RobotsのMister Jalopyが、古いキャンプ用コンロやランタンを集めたクールなコレクションを教えてくれた。ボクも若いころはキャンプとハイキングをさんざんやったから、懐かしいモデルがけっこうあったよ。
Spiritburner.com(英語)
ストーブ&ランタンの家
さらに驚きのコンロとランタンのコレクションがSpiritburner.comに!
– Gareth Branwyn
訳者から:古いものはシンプルで頑丈で、ずーっと使えるんだよね。

Electronics

2008.07.23

Sturgeon's Mill工場見学

カリフォルニア州セバストポールで開かれた今年のO’ReillyのFoo Campでは、多くの人間がSturgeon’s Millの工場見学に参加した。ここはO’Reillyのオフィスからほんの5分ほどのところにある、100年の歴史を誇る蒸気式の製材所だ。実際には1964年に廃業してるんだけど、現在は復元されて、デモンストレーションを定期的に行っている(彼らのウェブサイトでそのスケジュールを見ることができる)。

とってもいい見学会だった。工場は、背の高いアメリカスギに囲まれ、みずみずしい下生えに、岩の上を流れる小川を従えた小さな谷にある。