Electronics

2011.09.06

電子回路とカオス現象

Chua回路は1983年に早稲田大学を訪れていたLeon O. Chuaさんによって示されたシンプルな発振回路で、比較的容易にカオス現象を観測できることから多くの実験例が公開されています。上の動画は埼玉大学工学部池口研究所によるもの。「Chua回­路中の可変抵抗の大きさを徐々に変化させたときの分岐現象を観測しています」とのこと。音の変化とともにオシロスコープの画面には美しいアトラクタが現れます。

Electronics

2011.09.01

電気技師が脳性麻痺の妹のために改造したKindle

Geek RepublicのMikeは、このKindleの改造記事を教えてくれた。彼はこう書いている。「(Glennは)電気技師で、脳性麻痺の妹がいます。彼はKindleとおもちゃのeReaderを使って、妹さんが簡単にKindleのページがめくれるようにしました」
GlennはこれをFrankenkindle(フランケンキンドル)と呼んでいる。

Kids

2011.08.29

完全にレゴだけで作ったミリングマシン

というか、ほとんど完全にレゴだけ。カットは金属のドリルビットじゃないとできないし。だけど、それ以外はレゴだ。どうやら走査線タイプの減法方式を使っているみたいだ。花屋さんが使っているフォーム材を細かいグリッドで仕切って、ドリルで指定の深さで穴をあけていくことで立体を彫刻する。作者のArthur Sacekがドライヤーでカスを吹き飛ばすまで、何もできていないように見える。まるで魔法のようだ。[The Brothers Brickより]
– Sean Michael Ragan
訳者から:ドライヤーとSeanは書いてるけど、掃除機だね。

Electronics

2011.08.26

Enough Already: Arduinoで出過ぎ芸能人の話をカット

みんなはどうか知らないけど、ボクは同じ人が何度も何度もテレビに出てくるのが我慢できない。そこで、arduinoを使ってドナルド・トランプが誰かとケンカしたとか、チャーリー・シーンの最新問題発言とか、そんな言葉が出てきたら音声をミュートする装置を作った。video experimenter shieldとarduinoを使うと、ntsc画像信号とともに送られてくるクローズドキャプションの文字トラックを解読できる。

Electronics

2011.08.24

山登りロボットの登山ゲーム

REIに務めるJeff Highsmithは、こんなかわいいサーボモータを使ったアーケードゲームを作った(名前はPeak 97)。これは「私の同僚のロボティック肖像、そしてオートマトンシリーズ」のひとつなのだそうだ。
小さな人型のクライマー(古典的バイコアのウォーカー、BEAMbot)が2つのカーペット地の絶壁にしがみついている。2つのツマミを回すと、それぞれ腕と脚のサーボが動き、人形は体をくねらせながら登っていく。頂上のアルミ製の冠雪に早く接触したほうが勝ち。

Electronics

2011.08.23

ペルセウス座流星群の夜

ziwaraさんは8月10日から12日までのペルセウス座流星群を撮影しました。上の動画は10日の25時41分から28時19分までのもの。撮影地は岡山県瀬戸内市。ISO-25600、露出3秒という条件で3178コマを撮影し、一本の動画にまとめています。ぜひ、高解像度モード(720p)でご覧ください。

Electronics

2011.08.22

スマートフォンを積んで一気に賢くなったNASAのSPHERESロボット

NASAは、「Synchronized Position Hold, Engage, Reorient, Experimental Satellites(SPHERES:同期型位置の保持、関与、修正を行う実験衛星)」を、Android搭載のNexus Sスマートフォンを積んで アップグレードしたことを発表した。今回のアップグレードでは、遠隔操作ロボットとして必要な知能とハードウェアが追加されている。[NASAの記事より]
スマートフォンを採り入れたことで、SPHERESは一瞬にしてインテリジェントになった。

Electronics

2011.08.15

AutodeskがInstructablesを買収:Makerにとって何を意味するのか

AutodeskのInstructables買収は、先週最大のニュースだった。この記事を書くにあたって、ボクは数日間考えた。Autodeskはインターネット最大のDIYコミュニティに食いついた。リスクは大きいが、その見返りはもっと大きいかもしれない。たしかに、Autodeskはプロユーザのビジネスを拡大させる術は心得ている。しかし、一般のMakerに対してはどうなんだろう。今回は、そこについて論じてみたい。Autodeskのinstructables買収はMakerにとってどんな意味があるのか。