Fabrication

2010.08.17

歴史的自転車とこれからの自転車

</form
東京ミッドタウン・デザインハブで開催中の「アジア-パシフィックの自転車生活デザイン展」は、自転車の発展史を「働く」「考える」「食べる」「走る」「遊ぶ」という5つの側面から捉え直す試み。新旧の様々な実車が展示され、多くの人々がこの道具のことをどう考え、どうデザインしてきたかを知ることができる。また、「考える」や「食べる」といったキーワードが示すように、新しい自転車の役割がいくつか提案されている。やはり実車を通じて、見る者の想像力を膨らませる内容になっている。

Fabrication

2010.07.26

APMMでのニール・ガーシェンフェルドの基調講演

Model Buildersの副社長でAssociation of Professional Model Makers(APMM:模型製造業者協会)名誉会長のHal Chaffeeが、今年のAPMM総会で行ったNeil Gershenfeldの基調講演のリンクを親切にも送ってくれた。知ってのとおり、NeilはMI のCenter for Bits and Atoms(CBA)の所長であり、2006年に発行された名著『FAB』(『ものづくり革命──パーソナル・ファブリケーションの夜明け』糸川 洋訳、ソフトバンククリエイティブ)の著者でもある。

Electronics

2010.07.14

Arduinoベースのスクーターコンピューター

オハイオ州シンシナティのKurt Schulzは、彼のScooterputerプロジェクトを投稿してくれた。Arduino Duemilanoveと自作の「センサーシールド」を使っている。LiquidwareのタッチスクリーンOLEDディスプレイが、さらに機能性を高めている。

* バッテリー電圧計
* 時刻と日付
* 気温
* リセット可能な最大 L-R 表示付き傾斜計
* 現在の速度
* リセット可能な最大速度計
* 走行距離計
* リセット可能なトリップ計2つ
* 緯度経度表示
* 方位表示
* GSM/GPRS 4バンド携帯電話モジュール
Kurtの製作の記録は見事だ。

Fabrication

2010.07.02

MakerBeamが仕様の発表を開始

オープンソースの組み立てフレーム、MakerBeamが、Kickstarterで132人から18,000ドルの出資を得て、最初の設計図を発表した。上の図はPDFまたはScribdで入手できる。これは、MakerBeamのもっとも重要な部分となるMini-Tビームの接合部分だ。このPDFの図形を押し出せば、理論的にはMini-Tビームが作れる。今後、MakerBeamがどのように仕様を公開していくかが楽しみだ。

Fabrication

2010.07.01

CNCで作る「グローバル組み立て家具システム」

Makeの購読者、Pierre Grand(フランス)は、CNCで作る組み立て家具システムを開発した。言うなれば、本物のデスクや椅子やテーブルやデッキチェアや衝立などを作るレゴみたいな感じ。彼は100kgarages.com に加盟していて、このEkkoflexコンセプトをデトロイトとニューヨークのMaker Faire(Shopbotブース)に出展する予定だ。

Electronics

2010.06.25

モバイルラボ・プロジェクト Part.3 – 什器固定編

どこでもモバイル工房シリーズの3回目だ(ことの始まりは Part.1 を見てください)。前回の車両編でトレーラーの断熱処理を済ませて、作業台や部品棚などの設備を、最初の旅でめちゃくちゃにならないようしっかりと固定する準備が整った。
空間的な条件は厳しいが、使ってみると、船の居住空間(どうしても水や塩水で腐食する)よりは快適であることがわかった。ここでの問題は横加速度、高周波数の振動、長時間の繰り返し加重、衝撃などといった、移動に関連するものだ。安物のオフィス家具では粉々になってしまう。