Fabrication

2010.03.25

Firefly Workshop ー 整理整頓のお手本工房

ごちゃごちゃに散らかった工房も好きだけど、美しい工房は、自分の工房を整頓しなければならないときの参考になるから有り難い。CraigとCindy Smithの工房は、Firefly Workshop(ホタル工房)と名付けられ、粋な仕掛けもある。あの宇宙船みたいなのとウォーリーの目みたいのは、何なんだ?私は「環境オタク」じゃないけど、工房の整頓には、いろいろなスクラップが使われている。メインの作業台は、材木置場の放出品として売られていた傷ありのカウンタートップ用木材だ。棚の多くは、余った半端木材の山から作ったものだ。

Fabrication

2010.03.23

巨大3Dプリンターは建物だってプリントできる(理論的には)

Blueprint Magazineにすごいマシンの記事が載った。ピサ近郊の工業団地の小さな工房に、建物もプリントできるマシンがある。この機械自体は自動車工場向けの試作品のように見る。4本の柱が、それぞれ独立してひとつのアーマチュアを支えている。砂まみれのコンピューターにインストールしたCADソフトの指令で、アーマチュアは砂山の上数ミリのところを移動する。その底面には数百のノズルがあり、マグネシウムを基本とする溶剤が吹き出す仕組みだ。作業は4段階の工程で進められる。

Fabrication

2010.03.17

書評:『ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け』

日本語版編集から:上の写真は、『ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け』の原書『FAB』のものです。
MIT Center for Bits and Atomsの所長を務める Neil Gershenfeld(ニール・ガーシェンフェルド)が 「How to Make (almost) Anything」(”ほぼ” あらゆる物を作る方法)という講義を行ったとき、受講生のあまりの多さに仰天した。とくに驚かされたのは、そのほとんどが理論的研究に関する授業を取っておらず、学歴条件も満たしていなかったにも関わらず、物作りを夢見ていた学生たちであったことだ。

Fabrication

2010.03.15

CupCake CNCを作る — Part 7: Yステージの製作とZステージの調整

Yステージの製作に入る前に、Zステージの水平を調整しておこう。これはとても簡単な作業だ。Zステージのネジ棒のナットを回して、すべてのナットが同じ高さになるように合わせればいい。ネジ棒には、ナットをひとつ余計に通してあったよね。私はシャープペンを定規がわりに使ったが、何を使ってもいい。とにかく、すべて同じ高さになればいいのだ。注意:他の人、または猫にも見てもらえば正確にできる。

ではYステージの製作に入ろう。30分程度のとても簡単な作業だ。ただし、ひとつだけ注意点がある。一部の部品は、レーザーの刻印が裏に入っている。

Fabrication

2010.03.12

Maker Business: Magnolia Atomworksの場合 — Part 4

我らが元気なDIY2人組、JohnとErinは、在庫を調べ、恐れを知らない小さな会社の未来を見つめた。 — Gareth
Magnolia Atomworks の場合 Part 4: 結果と教訓と勉強と未来
John Edgar ParkとErin Kelly-Park

φ(ファイ)マークをレーザーカッターでオリジナルのMystery Boxに焼き付けた。φは黄金比のシンボルだ。箱の縦横比も黄金比になっている。
今回のことで学んだ教訓は、すべてのことに金がかかるということだ。

Fabrication

2010.03.10

家の中をクレーンゲームのステージにする

Instructablesのユーザー、marc.cryanは、リモコン式クレーンアームを作った。これを使うと、家中がUFOキャッチャーになってしまう。ビデオを見れば、小さな子供でも操作できることがわかる。めちゃくちゃかわいい。ゲームセンターのUFOキャッチャーで味わった悔しさを、今こそこれで晴らすのだ。

Science

2010.03.03

音もスゴイがいろんな意味で仰天の酸素ランス

YouTubeユーザー、OliKillsのビデオだ。2人の男性が酸素ランスを使っている。コンクリートの塊も焼き切ることができる道具だ。20秒ほどのビデオだが、最後のほうには溶けたコンクリートの白い蒸気が巻き上がり、歩道に”溶岩”が流れ出る様子がうかがえる。
Mythbusters(怪しい伝説)で見た人もいるかも。
……「スコア」「The Thief」「バンクジョブ」などの泥棒映画で見たという人もいるだろう。

Fabrication

2010.03.02

大統領がShopBotを視察

大統領がShopBotを視察した。ボクたちが生きている間に、ホワイトハウスにFabLabが! これは「可能性」の話ではなく、「時期」の話だ。
悲しいかな、New York magazineのDaily Intelに掲載されたこの写真の解説は、「平凡な物に興味を示すフリをするオバマの歴史」というものだった(ほぼすべての写真は、大統領が何かの製造工程や道具や工場や研究室や工房を見学しているときのもの)。この記事の著者は、これを平凡なものと呼んでいる。

Fabrication

2010.03.01

Ian Rossの作業台と作業小屋

オーストラリアの読者、Ian Rossが、彼の強烈な作業台の写真を送ってくれた。ニキシー管のテスターとか、なんかすごいものが見える。これは、30年以上にもわたって集め続けたジャンク電気部品による未整理の混沌状態です。美しいニキシー管を使った試験装置や、夜にこの聖域に逃げ込めるようフラット画面のテレビもあります。作業台のメインの照明は、歯医者さんの診察用ライトです。小さな物をいじるときに最適です。いやいや、これだけじゃないよ。Ianはお宝で埋め尽くされた作業小屋の写真も送ってくれた。