Kids

2017.10.16

子どもや初心者でも楽しいLEDの目が光ってジャンプする折り紙カエル

これまでにも光る折り紙はいろいろあったが、この可愛らしいジャンプするカエルは一段階レベルが高い。カエルのお尻を押すとLEDの目が光る。手を放すとぴょんとジャンプする。うまくすれば、宙返りもできる。

この目が光ってジャンプするカエルの折り紙は、IBMのエンジニアでSTEAM教育の推進者でもあるEmi Olssonが考案したもの。私の著書、「Paper Inventions」に掲載した光るペーパーアートからヒントを得たという。Emiは、Mini Maker Faireで私と挨拶を交わした後、Twitterで動画を送ってくれた。

Kids

2017.09.29

コンピューター科学を詰め込むことが答えではない

シェークスピアは「ペン科学」や「紙科学」を学んだだろうか? そんなはずはない。私たちも、論文を書きたいと相談されたときに、その前に言語学を習えとは言わない。ところが、アートや人文科学の学生は、コンピューターで自分のアイデアを表現するために、コンピューター科学を学ぶように指導される。

コンピューター科学では、学生はコンピューターの理論を学び、さまざまな形の計算を試す。これはこれで素晴らしい学習であり、この道が最適だという人もいる。しかし、コンピューター科学は、たいていの場合は答えにならない。

Kids

2017.09.06

第二回全国小中学生プログラミング大会の締切は9月15日まで!

2020年にプログラミング教育が義務教育において必修化されるまで、あと3年を切りました。現在は、まだ様々な人が様々なアプローチで、プログラミング教育をどのようにして小中学生に教えていくか試行錯誤している段階です。

私たちは、プログラミングを「表現する力」を身につけるために学ぶものと考えています。そこでプログラミングで小中学生の児童・生徒たちが自分の考えを表現することを競う、全国小中学生プログラミング大会を開催。今年で第2回を迎えました。

Kids

2017.08.22

ボルテックス砲から人が乗れるホバークラフトまで、家族で楽しめる夏休み向けプロジェクト8つ

グループで工作などを行うとき、他と比べて、やけに盛り上がるグループがある。それは家族チームだ。私は、子どものころ母と家の改造をし、父とスキーにワックスを塗るといった生活を送っていた。そうした体験が、私の工具や工作に対する愛情を育てたのだと思う。今は、妻とハッカースペースを運営して、一緒にいろいろな物を作り、全国のMaker Faireに出展している。一緒に作るということで、一緒に幸せになれる。そして、退屈することなく、その良い関係を長く続けることができるのだ。

そこで、家族で楽しめるプロジェクトをいくつか紹介しよう。

Kids

2017.08.05

Maker Faire Tokyo 2017も体験企画がいっぱい!

2017年8月5日(土)12:00、Maker Faire Tokyo 2017がスタートしました! 会場は東京ビッグサイトの東7・8ホール。通路が広くなり、エアコンの効きも良いので、快適にご覧いただけます。今回も体験企画が充実。数ある中から、明日8月6日(日)も楽しめる体験企画を紹介します!

今年もミニチュアカーレース大会「Nerdy Derby(ナーディー・ダービー)」が子どもたちに大人気! 昨年よりも飾りなどがバージョンアップしています。

Kids

2017.07.25

「メーカー」の「メイカー」がつくった新しいプラットフォーム「toio」—ソニー株式会社 田中章愛さんインタビュー

編集部から:この記事は『Prototyping Lab 第2版』の著者、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

2017年6月1日、5年の月日を経て開発された新しいトイ・プラットフォーム「toio」が東京おもちゃショー2017で発表された。超小型ロボットがテーブルの上を自在に動き回る姿は注目を集め、様々なメディアで報道された。さらに当日より、ソニーが運営するeコマースとクラウドファンディングを兼ねたサイト「First Flight」で始まった予約販売で数量限定の初回限定セットが即日完売するなど、大きな反響があった。

Kids

2017.07.18

タミヤ「カムプログラムロボット工作キット」は3,456円という価格でロボットプログラミングを普及させるきっかけになるか

2020年からのプログラミング教育の必須化を受け、一部の学校や塾ではプログラミング教育が始まっている。とりわけ人気が高いのは、レゴ・マインドストームやWeDo 2.0、KOOVなど、ロボット工作とプログラミングを組み合わせた教材だ。これらのロボットプログラミング教材は数万円台と高価で気軽に手が出せなかったが、徐々に安価なロボット工作キットが出回り始めてきている。そのひとつが、タミヤから8月12日ごろより全国発売予定のプログラミング教材「カムプログラムロボット工作セット」。

Electronics

2017.07.14

初心者パパが作ったとびきりの宇宙船型二段ベッド

Pete Dearingは、宇宙船型二段ベッドのインタラクティブなコックピットで、今年のMakerパパ大賞間違いなしだ。

彼の息子たちはボタンで遊ぶのが大好きだ。「エレベーター、リモコン、携帯電話、とにかく大好きなんです」と彼は言う。そこで、スイッチやボタンをいくつか使って、工具箱の中に電源を仕込み、その蓋に簡単なコントロールパネルを作ってやった。すると子どもたちは、もっとボタンが欲しいと言い出した。そしてDearingは、もっとちゃんとしたものを作ってやろうと決めた。

Kids

2017.05.12

米国最大の教育イベント SXSWeduレポート #3 – ARゲームによる新たな学びの可能性

4日間に渡り500以上のセッションが行われ、プログラムに目を通すだけで大変なアメリカ最大の教育イベントSXSWeduだが、今回はAR/VRについてテーマとして取り上げるセッションが多かった。あまりに数が多かったので結局一部しか見ることができなかったが、流行っているというより、まだ出始めのため、その可能性を探っている段階ではないかと思われた。ミーティングがあり、参加者同士が話し合う機会もあったが「結局実際に出回っているソフトがそれほどないから、特に教育でまだどんな可能性があるのかも議論しにくいんだよね」といった話も聞くことがあった。

Kids

2017.05.10

米国最大の教育イベント SXSWeduレポート #2 – ヒップホップと米STEM教育、複雑な社会状況で開かれた学びの多様性

SXSWeduイベント幕開けの基調講演を行ったChristopher Emdinはコロンビア大学准教授でSTEM教育を推進し、ヒップホップと教育の融合を試みる教育者だ。そしてさらに彼はヒップホップ・アーティスト/プロデューサーのGZAと共にウェブサイト、Genius(時に難解な内容を含むラップの歌詞について解説が掲載されている)を開設した人物でもある。