Electronics

2009.10.29

MITの屋内型レーザー誘導ヘリコプター

MIT MAVチームによるMicro Aerial Vehicle(UAVに似ているが、もっと小さい)の驚きのビデオだ。ボクがいちばん気に入っているのは、2Dレーザー距離センサーを使って周囲の環境をマッピングする部分だ。距離センサーは左右の水平距離を測るだけだが、サーボを使う代わりに、ヘリ全体が上下することで、そのデータから部屋の完全な3Dモデルが作られる。それをもとにヘリコプターをナビゲートするわけだ。これを使えば、従来のGPSでは不可能だった屋内のナビゲーションが可能になる。

Science

2009.10.26

ワシらの時代にはオシロスコープなんてなかった。火を使ったもんだ。

パリのMusee des arts et metiersを訪れる機会があったら、その日のスケジュールはまる1日開けておくのが賢明だ。Brian Jepsonの、このMakerの博物館に関する最新記事を読んだとしても、その規模の大きさや奥深さ、そしてコレクションの素晴らしさに圧倒されてしまう。古代の天文観測儀、astrolabesや手作りの科学装置からクレイのスーパーコンピューターまで、ここでは滅多にお目にかかれない技術と発明の歴史を見学できる。

Science

2009.10.09

セコイアの縦パノラマ写真

木が密集していて遠くから狙うことができない90メートルの木の根本からてっぺんまでを、どうやったら撮影できるだろうか。自然写真家のMichael Nicholsは、特殊なカメラリグを使って、クローズアップをたくさん撮影して、それをデジタルで繋ぎ合わせることで実現した。NPRに完全な話が載っている。

Fabrication

2009.10.07

Beetleborg – 虫ボーグの群れが街を襲う?

昆虫と機械のハイブリッド、虫サイボーグの開発が、アメリカ軍の研究所で数年前から進められている。現在、カリフォルニア大学バークレー校の電気技術者たちが、埋め込み可能な無線神経刺激装置を開発し、かなりの精度でコントロールが可能になっている。ここでは、カブトムシの飛行を操っている。Neurophilosophyのブログから引用しよう。
電気的に制御可能な昆虫は軍事利用が可能だ。偵察用の超小型の飛行機として、または、人間や地上移動型ロボットでは配達困難な場所に小さな荷物を届ける手段として利用できる。

Science

2009.10.02

アマゾンで売り出されたウラン鉱石

中古が2件。安い方は23ドル99セント。欲しい人は急げ。
容器に亀裂。それがもとで犬の足が2本増えた。それでも可愛い。いい製品です。
これが売れてしまったので、価格は2500ドルに跳ね上がった。
休暇で訪れた廃墟の村で見つけました。昔のロシアの型(PU239)だろうか? 配達方法についてはお問い合わせください。被曝または爆発による被害については責任を負いません。
メーカーのサイトで直接買うこともできる。
アマゾンのレビューはふざけた内容ばかりだけど、これは正真正銘の本物。

Science

2009.09.29

MIT学生のお金をかけずに宇宙で写真撮影プロジェクト

MITの学生が、市販されている普通の機材に最小限の改造を加えただけのシステムで宇宙の写真を撮影した。2009年9月2日、私たちは近宇宙にデジタルカメラを打ち上げ、地球の写真を撮影しました(”Flight” を参照のこと)。
同様の計画は、すでに多くのグループが成功を収めていますが( “Other Launches” を参照)、以下の点において、私たちは世界初であると言えます。
(1) 予算総額が150ドル。カメラ、GPS追跡装置、気象観測用風船、ヘリウムを含むすべての材料を、150ドル以下で揃えました。

Science

2009.09.28

バイオハッキング:べちょべちょしたハッキング(The Economistから)

Biohacking: Hacking goes squishy(The Economist)より。世界の偉大な発明家たちは、もともとはハッカー(技術をいじくりまわして遊ぶのが好きな人)だった。最大手の技術系企業も、その多くはガレージからスタートしている。トーマス・エジソンがゼネラル・エレクトリックを立ち上げたもとには、改良型の電信システムの開発がある。ヒューレット・パッカードは、カリフォルニアのガレージから始まった(今では米国の名所となっている)。その数十年後のグーグルも同じだ。

Science

2009.09.25

元素の歌

本日のBoing Boing Videoは、They Might Be Giantsの元素をテーマにした歌のニュービデオクリップだ。この曲は、子供向けの最新アルバム『Here Comes Science』に収められている。Coryによるこのアルバムのレビューはここで読めるよ。私の息子は、彼らの名曲『Why Does The Sun Shine?』を聞いて育った。この曲や、同じアルバムに収められている奇抜で楽しい歌を通して、何世代もの子供たちが純粋な科学を学んでいることを知って、すごくうれしい。