Electronics

2009.12.17

有翼ロケット搭載カメラの映像

九州工業大学・宇宙システム研究室の実験機からの映像。上昇時のスピード感が爽快です(ヒヤッとする感じもアリ)。どういう飛び方をしているのかは、地上からの映像を見たほうがわかりやすいでしょう。このときの到達高度は450m。次はもっと上を狙うそうです。

Science

2009.12.15

音でガラスを割る

音でガラスを割る実験だ…ワイングラスの縁を濡れた指で擦るとグラスの共振周波数で共鳴が起こります。このグラスは、関数発生器で作り出したグラスの共鳴周波数と同じ周波数のサイン波を発するスピーカーの前に置かれています。音量を上げていくと、グラスはこの周波数によって振動を始めます。その様子はストロボライトでよくわかります。ガラスにかかるストレスが大きくなると、やがて砕けます。その様子はハイスピードビデオできれいに見えます。
ここで解説:ストロボライトの映像でスクロールして見える線は、ストロボライトの周波数とビデオカメラのフレームレートの干渉によるものです。

Crafts

2009.12.02

クトゥルフの呼び声?

これはもしかして、何の気なしに面白ネタとして書いたら、みなさんのような本物の科学者から怒られちゃう類の話かもしれない。なので、まずはどうか、これが単なる面白ネタであることをご理解いただきたいと思います。とは言え、すごく面白い事実が語られています。
1997年夏、NOAA(米国海洋大気庁)は海中からの非常に大きな音を繰り返し感知した。冷戦時代にソビエトの潜水艦を監視するために設置された水中聴音器が捕らえたものだ。「さまざまな海洋生物が発する周波数の特徴を持っているが、現在知られているどの生物の声よりもずっと大きい」 とボストン大学の海洋生物学者 、Phil Lobelは語った。

Science

2009.11.25

全天銀河系 Panorama 2.0

美しい…2007年10月から2009年8月までの間、CCDカメラで撮影した3000枚以上の画像をモザイク合成して、全天写真が完成した。SBIG STL-11000カメラを使い、南アフリカ、テキサス、ミシガンの各地で70フィールド(それぞれ40×27度) の夜空を撮影した。カメラのA/Dコンバーターは16ビット(ノイズレベルから上で約12ビットのデータが得られる)だが、そのダイナミックレンジをさらに広げるために、露光時間を240秒、15秒、0.5秒の3段階で撮影している。

Science

2009.11.16

細胞へズームイン

X染色体とリボソームの大きさの違いを、わかりやすい形で見てみたい? それなら、Cell Size and Scaleがお勧め。コーヒー豆から炭素原子までの物の大きさの違いを視覚的に理解させてくれる、ユタ大学が作ったビジュアライザーだ。うっかりしてると、細菌ウイルスを見逃しちゃうよ! [kottke より]
– Matt Mets
訳者から:おもしろーい! でも、でーっかい画面で一度に見てみたいね。

Science

2009.11.13

賞金4万ドルのDARPA「風船を探せ」ソーシャルネットワーキングコンテスト

DARPA(米国防総省国防高等研究事業局)は、12月5日より、アメリカ国内にランダムに置かれた10個の赤い気象風船の正確な位置を最初に報告したチームに賞金4万ドルを支払うというコンテストを開始する。公式サイトより。
インターネット40周年を記念して、DARPAは、DARPA Network Challengeを開催します。これは、広範で急を要する問題を解決する場合に、即時的コミュニケーション、広域チームビルディング、緊急の可動性といった分野でインターネットやソーシャルネットワークをどう活かせるかを追求するコンテストです。

Science

2009.11.12

MTM04 – Meister(東京工業大学)

Meisterは “Challenge & Creation” をモットーに活動するものつくりサークルです。現在は人力飛行機部門とエコノムーブ部門の2部門で活動しており、設計から製作までほぼ全てが”手作り” の機体・車体で記録更新に挑んでいます。人力飛行機部門からは今年の夏、琵琶湖で飛行した機体の尾翼を実働状態で展示します。機体操縦のカギとなる尾翼操舵の様子をご覧になって下さい。また、エコノムーブ部門からは実際に大会を戦った車体の展示を行います。

Electronics

2009.11.11

28メートル落ちても平気で走り回るゴキブリ型ロボット

カリフォルニア大学バークレイ校のBiomimetics Labは、ゴキブリにヒントを得て、ポリマーでラミネート加工したボール紙をレーザーカッターで切り抜き製作したロボット、DASH(Dynamic Autonomous Sprawled Hexapod : 動的自律型足広げてバタバタ走り回る式の6足歩行)を製作した。速く走ることができ、28メートルの高さから落ちても壊れることなく、そのまま走り続ける。
<!–MAKE magazineより:

<!–MAKE Volume 19(英語版)は「Robots, Rovers, and Drones」特集。

Science

2009.11.10

ハダカデバネズミががんにならない理由

現在、科学の分野でも詐欺事件がバカみたいに多い。なかでも、がん研究というおいしい分野では、とくに被害が多いようだ。今これを書いている間も、私は、「サメはがんにならない」という言葉が気になっている。藁をもすがりたい人たちに対して、サメの軟骨を原料にしたインチキ薬の無責任な宣伝文句だ。あくまで私の意見だが。
聞くところによると、ハダカデバネズミのがん性腫瘍の発生率がきわめて低いそうだ。これは「ハダカデバネズミは絶対に癌にならない」と誤解される恐れがある。