Science

2008.12.18

遺伝的アルゴリズムで楽しむ

遺伝的アルゴリズムは、普通に解こうとすると難解で複雑な問題の、ほぼ最適な解法を探り出すシンプルな手段となる。進化の過程、突然変異、交配、選択圧をシミュレートすることで、プログラムは問題の解法を導き出す。
Seth Justは、Perlで書いたシンプルでカスタマイズ可能な遺伝的アルゴリズムについて教えてくれた。一連の問題が一組ある場合、各”個体”をランダムに初期化する関数、個体を変化させる変異関数、もっとも強い数を持つ個体を組み合わせる交叉関数、個体の強さを算定する適応関数を、ユーザーが定義できる。

Science

2008.12.17

近宇宙のクマさん

MAKEの読者、James Coxonは、先日行われたケンブリッジ大学スペースフライトプロジェクトについて電子メールを送ってくれた。これは、大学生とSPARKS科学クラブの子供たちが共同で4つのテディベアをヘリウムを使った超高々度気球で打ち上げるというものだ。
この実験の目的は、飛行中、マイナス53℃の環境にもっともよく耐える素材を探し出すことにあります。それぞれの縫いぐるみには、11歳から13歳のSPARKSの子供たちがデザインした、異なる素材の宇宙服を着ています。

Electronics

2008.12.16

2008年版オープンソースハードウェア製品完全ガイド(各種キット、プラットフォーム編)

編集から:Arduino編の続きです。
ArduinoベースのUAV – オープンソースの無人航空機

ArduiPilot – UAV 用ナビゲーション
ArduPilotは、オープンソースのArduinoプラットフォームをベースにした安価なナビゲーション専用オートパイロット。現在はベータ版。簡単に組み立てられるキットとして発売される予定(SMD部分は基盤にはんだ付け済み、その他のスルーホール用部品ははんだ付けが必要)。

Electronics

2008.11.18

自作ジェットエンジンを開発中

hirman2008さんがジェットエンジンの製作に取り組み始めたのは去年の12月。「何の知識も無く独学で製作を始め、4台目にしてここまで回るようになりました」というビデオがこれ。いい音で回ってます! 最終的にこのエンジンはRCヘリコプタに搭載する予定だそうです。その大きさを聞くと、メインローターを広げた状態で2m弱、重量は約7kgとのこと。想像以上に大きいのでした。迫力ありそう。

Science

2008.10.27

計算に浸れるWebサイト

カシオが提供している高精度計算サイト”keisan”は、ブラウザ上で使える様々な「計算機」の集合体。物理の公式や統計関数といった専門的なものから、「BMIと適正体重」のような日常的なものまで、様々な式が100以上のカテゴリーに分かれて用意されています。
会員が自作の式を投稿することもでき、そのなかにも、おもしろいものがあります。「何枚撮れば全員瞬きなしの集合写真が得られる?」は人数とシャッタースピードから、取るべき枚数を計算してくれます。「音速を正確に求める」を使って、この部屋の音速を調べてみると1235.824574km/hとなりました。

Science

2008.10.20

数学は"クールじゃない"なんて考えはアメリカを滅ぼす

アメリカの数学力と科学力が落ち込んでいることを伝える多くの記事を読めば、どうしたって落ち込む。だけど Makeは違うよ。下の記事は、いかに私たちが、寄ってたかって数学を”クール”じゃないものにしているか、に関するレポートだ。そこで、誰かを非難したり文句を言ったりするのではなく、ぜひお願いしたいことがある。数学が”クール”なものだと子供たちにわからせるために、みんながやっていることを書き込んでほしいんだ。Makeの読者には、親や教師もいっぱいいる。だから、みんなに教えてほしい。

Science

2008.10.07

2008年のびっくり科学写真(ぎょえー! これがイカの吸盤か!)

The Best Science Images of 2008 were announced at National Geographic(英語) – 恐ろしきイカの吸盤!(英語)
上の電子顕微鏡写真を見て、1986年の映画『リトルショップ・オブ・ホラーズ』が好きな人なら、あの血に飢えた植物を思い出すだろう。
ドレクセル大学大学院のJessica Schiffmanは、ヤリイカの触手に並ぶ吸盤の実像を映し出した写真で、2008年International Science and Engineering Visualization Challengeの写真部門の特別賞を受賞した。