2016.10.31
バイオデザインとバイオ素材
これは、バイオハッキングに関する連載の3回目だ。これまでの記事は、第1回目が「バイオハッカーの冒険」、第2回目が「生きた細胞でプロトタイピング」だ。これからも続く予定。
「デザインの未来は、環境に存在する材料を使う未来であり、それがウェアラブルであれ、車であれ、建物であっても、自然の生態系に組み込むことのできる環境の性質や関係性を変化させることでデザインできる世界だ。
宇宙、バイオテクノロジーなど、Makerの好奇心を満たすサイエンス情報を伝えます。
2016.10.31
これは、バイオハッキングに関する連載の3回目だ。これまでの記事は、第1回目が「バイオハッカーの冒険」、第2回目が「生きた細胞でプロトタイピング」だ。これからも続く予定。
「デザインの未来は、環境に存在する材料を使う未来であり、それがウェアラブルであれ、車であれ、建物であっても、自然の生態系に組み込むことのできる環境の性質や関係性を変化させることでデザインできる世界だ。
2016.09.21
これはバイオハッキングに関する2回目の記事だ。最初の記事は「バイオハッカーの冒険」で読むことができる。また、今後の記事にも注目していただきたい。
バイオプリントは新しいプリント
Makerとバイオハッカーをつなぐ最大の橋は、強力な3Dプリンターだろう。プラスティックの代わりに生物素材を使って三次元構造体が作れたら、特殊なインク(バイオインク)や生きた細胞を使ってメッセージや模様が描けたら、どうだろうか。
2016.09.13
あるオープン研究プロジェクトが、オープン科学コミュニティの世界で、バイオハッキングによるパラダイムシフトの実験を行っている。
この2年間、@QuitterieL(Quitterie Largeteau)と@Dailylaurel(Aurelien Dailly)は、世界のオープン科学コミュニティを探索してきた。ヨーロッパをはじめとし、アメリカから中国、韓国、コロンビア、メキシコのエコシステムを調査した後、2人はbiohackingsafari.comを立ち上げた。
2016.08.23
私がティーンエイジャーの宇宙オタクだったころ、水耕栽培について理解しなければいけないと思った。それは、宇宙船で、宇宙ステーションで、月面基地で、宇宙飛行士が食料を生産するために必要な技術だからだ。私は水耕栽培キットをThe Whole Earth catalogで注文して、土を使わない宇宙ガーデニングの短い旅に出た。
下のビデオでは、Instructablesのメンバー、Michelle Krasnyが水耕栽培について説明している。
2016.08.16
何年も前から、微生物学者や生物工学者はバイオリアクターを使って微生物や、薬剤のための前駆的化学物質の生成の研究を行ってきた。バイオリアクターとは、バクテリアに必要な栄養素を与えてそれを育成させる装置のことだ。ひとつの身近なバイオリアクターの例として、ビールの発酵器がある。また別の例として、シアノバクテリアのためのフォトバイオリアクターがある。シアノバクテリアは空気中のCO2を吸収して、太陽光で光合成を行い、バイオマスを作る。最近の代謝工学では、合成生物技術を使って、細胞の中の炭素の流れを変えて有用な燃料を作り出している。
2016.08.02
Makerたちのフィールドは、どんどん広がっているようです。今年は、宇宙関連のプロジェクトに挑戦している出展者が数多く集合しています。打ち上げが予定されているロケットの実寸大模型や、子どもたちが大好きなソフトキャンディを燃料にしたハイブリッドロケットなど、さまざまなタイプのロケットが集まっています。宇宙入門にぴったりな小型の人工衛星のトレーニングキットを使ったハンズオン(ミニワークショップ)もあります。一方、IoTやディープラーニングなどの最新テクノロジーを取り入れた農業系の出展、「霧箱」のようなサイエンス系の出展も見逃せません。
2016.07.26
NASAのジェット推進研究所(JPL)のあるパサデナは、サンガブリエル山地と南カリフォルニアらしい乾燥した小渓谷との間に洒落たモダンな高層ビルが建ち並ぶ小さな街だ。中に入ると、地球上でもっとも頭のいい人たちが、遠い宇宙を探索するためのロケットや衛星やローバーの設計、製作、打ち上げに毎日勤しんでいる。
私がそこを訪れたのは5月の中旬。2020年に火星に打ち上げられる予定の新型ローバー(Mars 2020)を特別に見せてくれるということだった。
2016.06.07
GoogleはScience Journalをリリースした。Android用の最新のアプリだ。Science Journalはデジタルの科学用ノートブックで、子どもたち(あらゆる年代のアマチュア科学者)がAndroidフォンの各種センサーを使って実験ができる。電話機だけで、音、光、動きが検出でき、科学に簡単にアクセスできる。
アプリそのものは終わりがない。直感的に使えるシンプルな形式のツールが提供されているが、アプリのローンチに合わせて、Googleはエクスプロラトリアムの専門家と提携して、いくつもの実際に手を使ってものを作るプロジェクトを開発している。
2016.05.09
JK BrickworksのJasonがまたやってくれた。今度はLBC(大型ブリック型粒子加速器)。レゴのサッカーボールを時速12キロまで加速できる、レゴの粒子加速器だ。
Jasonはこう解説している。
この実際に動く粒子加速器は、単純に回転する車を使ってレゴのボールを加速し、リングの中を走らせています。本物の粒子加速器とは加速の原理がまるで違いますが、コンセプトを示すにはいい方法だと思います。言うまでもなく、これは楽しく遊べます。複数のボールを同時に入れたり、障害物を置いてボールを衝突させたりできます。
2016.03.28
先日のRaspberry Piの誕生日を祝う会では、もっぱらAstro Piプロジェクトが話題になっていた。国際宇宙ステーションに送られた2つのRaspberry Piボードからの最初の結果が地上に届き始めているし、イギリスの学校の生徒たちが書いたコードを宇宙で走らせようという新しいコンテストも始まったので、当然だ。
「私たちはRaspberry Piを宇宙に送り込みました。それは1割がエンジニアリングで、9割が書類仕事でした。